いままでHIP HOPを聴かなかった人たちに少しでも魅力が伝わったらいいなと思っています
――さて、“STAY HOME”期間では、どのようなことをされていましたか?
身体がデカくなりました!
――筋トレですか?
はい。食事制限もして、早寝早起きもして、筋トレをしていると、すごく健康的なんですよ。そしたらやっぱり、筋肉を見せたくて脱ぎたくなっちゃって…。
――あはは。皆さん、そうなんですね(笑)。
そうなんですよ(笑)。あとは、お笑い芸人さんが大好きなので、お笑い芸人さんの映像を観ていましたが、一緒にお仕事もしてみたいなと思うようになりました。
――意外ですね!どなたが好きなのでしょうか?
ニューヨークさんです。昔は劇場によく観に行っていて、それこそ寄席にも行っていたんですよ。ネタを作れる人たちのことを本当に尊敬しているんです。今年こそ、M-1優勝をしてほしいですね!…ワンマンライブも行く気満々だったんですよ。
――いきなり饒舌になりましたね!(笑) いつか共演ができるといいですね。
本当に! いつか実現できることを願っています(笑)。
――さらに、この“STAY HOME”期間で、ライブができないことについてどう考えていましたか?
僕は、アーティストとファンって、ある程度の境界線は必要だとは思うんですが、そこはシームレスに、気軽にコミュニケーションが取れる場所が必要だと思うんですよね。いまはライブができないですが、YouTubeでライブ配信をしたり、TikTokをしたり…いろんなことに挑戦していきたいと思っています。そして、ライブが始まった時のために、CDとは違う音作りをして仕込んでいますし、ギター一本でアコースティックに挑戦してみたいなとも思っているんです。もちろん、クラブ用のライブミックスなども作るつもりなので、今は、配信や動画などを見ながら、ライブを待ち望んでいてもらいたいなと思っています。
――TAEYOさんは、ファッションもすごく注目されていますよね。きっとお洋服が好きなのかなと思うのですが…。
いや!
――いきなりすごい断言がきましたけど…(笑)。
好きなんです、好きなんですが、あまりオシャレに見られたくないんです…。
――あはは。プレッシャーですか?
はい(笑)。
――音楽は「“ダサい”と思われたくない」って言ってましたが、ファッションは別?
ファッションは、“ダサい”くらいに思われていたほうがいいです!…もしオシャレについて聞かれても、何も答えられないんですよ。最初にオシャレって見られるのもちょっと…。
――あはは。音楽はいいんですね、オシャレに見えても。
音楽は大歓迎です!自信があるから!洋服はラクなファッションが好きなだけです!
――まったく違うキャラクターが出てきて面白いです(笑)。TAEYOさんの人間的なところがわかったところで、最後に皆さんにメッセージをお願いします。
このEPを聴いて、いままでHIP HOPを聴かなかった人たちに少しでも魅力が伝わったらいいなと思っています。さらに、Taeyoung Boyを聴いてくれていた人たちには、新しい曲も受け入れてもらいたいし、HIP HOP以外のジャンルも、僕を入口に聴くようになってもらえたら嬉しいですね。
文:吉田可奈
▼TAEYOがセレクトしたプレイリスト「首都圏から湘南方面ドライブ(夏vibes) selected by TAEYO」はこちらから
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10021356
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TAEYO
hiphopの枠を超えたリリックとラッパーらしからぬメロディーセンスにて、Spotifyのバイラルチャートで1位を獲得するなど活躍しているTaeyoung Boy(テヤンボーイ)。本名から派生した“TAEYO”(タイヨウ)と改名し、ポニーキャニオンから2020年5月20日(水)に「ASHURA」をデジタルリリースして、メジャーデビュー。
この楽曲はトラックプロデュースに東京の最重要hiphopプロデューサーであるChaki Zuluを迎えており、現在放映中のアニメ「ケンガンアシュラ」EDテーマに起用されている。「ケンガンアシュラ」をイメージして制作された楽曲はアニメとのシンクロ率も高く、共感できる仕上がりとなっている。
2020年7月15日(水)にはメジャー1st EP『ORANGE』をリリース。