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Taeyoung Boyから名義を変え、5月20日(水)にポニーキャニオンからメジャーデビューした今注目のアーティスト、TAEYO。7月15日(水)にはメジャー1st EP『ORANGE』をリリース。そんな彼に、本作に込めた想いや今の心境を聞いた。インタビュー後半には彼がセレクトしたプレイリストも公開されているので、最後までチェックしてほしい。

 

 

名義を変えメジャーデビューとなるので、新しくスタートする気持ちがすごく強いです

 

 

 

――7月15日(水)に『ORANGE』でメジャーデビューするにあたり、これまでの活動名Taeyoung BoyからTAEYOと変更されましたが、どのような心境の変化があったのでしょうか。

 

年齢を重ねていくにあたって、もう“BOY”はいらないかなと思っていたんです。さらに、“BOY”を取るのであれば、一度リセットして、僕の本名である“タイヨウ”で活動するのもいいなと考えていたんですよね。そこで、Taeyoungのスペルをモジって、『TAEYO(タイヨウ)』として新しく活動することになりました。名義を変えメジャーデビューとなるので、新しくスタートする気持ちがすごく強いです。

 

――気負いはある状態ですか?

 

いや、それはないですね。楽曲制作も、今までとはまったく違う気持ちで作ったので制作のやり方から変えていったんです。なので、プレッシャーはほぼ感じませんでした。もちろん、変化をすることでの葛藤や悩みはありましたが、「Let me down」というシングルを作った時に手ごたえを感じて、それまで感じていた葛藤や悩みを一度すべてリセットしようと思ったんです。

 

 

 

♪Let me down (Prod. Chaki Zulu) – Bonfire Visual

 

 

 

――なるほど。

 

あとは、あまり意識してはいけない部分ではあると思うんですが、他のプレイヤーや、同じフィールドにいる人達の目を気にして作っていたら、新しいものって作れないんですよね。さらに、そういう人たちに“ダサい”と思われることが一番イヤなんですよ(笑)。なので、Taeyoung Boyの時に意識していた耳触り、聞き心地をしっかりと意識した中で、よりメジャーに行くことでの聴きやすさを意識するようになりました。

 

――仲間に“ダサい”って思われたくないという気持ちって、すべての基軸になると思うんですよ。

 

そうですね。もちろんいい意味で裏切りたいという意思ではあるんですが、今の時点で聴いてくれた人たちは、すごくポジティブに、いい意味で変わったと言ってくれてますね。

 

――その仲間とは、音楽仲間ですか?

 

そうですね。ラップしている仲間や、イベントに初期から一緒に出ているメンバーだったり、主宰している人だったり…。そいつらとは今もずっと仲がいいんです。さらに、俺のことを認めてくれた先輩や同年代のやつらが、“お前は売れる”って言い続けてくれたことは、すごくうれしいし、自信に繋がっているので、そんな彼らに、いつか恩返しをしたいんですよ。なので、最初に自分が変化することに対して、彼らの反応が気になったんですが、気に入ってくれたようなので、自信をもってリリースできる作品となりました(笑)。

 

――そのお墨付きは、何よりもうれしいですね。たしかに、これまでの楽曲と、メジャー作を聴き比べると、より幅が広がったような印象を受けました。

 

そこはすごく意識しました。とはいえ、HIP HOPだけじゃないジャンルに積極的にチャレンジしたとは思っていないんですよ。それよりも、自然と自分から出てきたものを、パズルのピースをはめるように作っていったら、今の曲が出来上がったような感覚なんです。これからも、その感覚は大事にしていきたいですね。

 

TAEYO_ArtistPhotoSUB1

 

――もともとどんな音楽的ルーツを持っているのでしょうか。

 

幼少期に一番聴いていたのが、ローリン・ヒルなんです。そこから、HIP HOPとして影響を受けたのが、ブラック・アイド・ピーズと、カニエ・ウエストかな。そのあたりは小学校の高学年から、中学生の頃に良く聴いていました。それと同時にR&Bや、Def Techも聴いていましたね。

 

――小学生からなかなか選ぶ曲ではないと思うのですが、それは親御さんの影響ですか?

 

朝のラジオですね。毎朝、J-WAVEが流れていたんです。そこから気に入った曲のCDを借りたり、買いに行ったりしていました。Def Techも、ラジオで「MY WAY」が流れているのを聴いて、「J-POPでもこんなにカッコいい曲があるんだ!」と衝撃を受けたんですよ。さらに、海の近くに親戚の家があったので、週末よく遊びに行っていたこともあって、海を感じる音楽が好きでした。

 

――その影響をしっかりと受けたからこそ、今作『ORANGE』ができたと思うのですが、どのような気持ちで作られたのでしょうか。

 

それこそ、聴いてくれる人を増やさないといけないですし、増えるからには、皆さんに理解をしてもらえる曲じゃないといけないんですよね。自分のまわりだけ納得させればいいというものではないので、今まで使わなかった言葉や、自分の弱い部分もしっかりとさらけ出すことも意識して作りました。

 

――そこを表現できるようになると、リリックの生まれ方がまったく違ってきますよね。

 

そうですね。やっぱり、強いことばかり言っていても、リアルじゃないんですよ。本当に悩みながら、自分と向き合って書きました。その結果、歌詞への落とし込み方がわかった気がするので、今後も自分らしさをしっかりと表現していきたいなと思っています。

 

――先日公開された『NAMINNOUE(Prod.BACHLOGUC)』の映像も素敵でしたね。

 

ありがとうございます。この監督をしてくれたのが、ずっと僕のことを撮影したり、動画を撮ってくれたりと、かなり仲の良い友人なんです。それもあって、「僕がインディーズで活動する最後のビデオだから、良いものを撮ってほしい」とプレッシャーをかけていて(笑)。どうなるかと思ったんですが、想像の何倍もよかったので、お願いしてよかったです。

 

 

 

♪『NAMINNOUE(Prod.BACHLOGUC)』

 

 

 

――先ほどからお話を聞いていると、すごく仲間を大切にされるタイプのようですね。

 

そうですね。いいのか悪いのかわからないですが、みんなで成長している感じがすごくあるんです。これからも、一緒に刺激し合いながら活動をして行きたいです。ただ、いろいろ撮影をしていただきたい監督さんもいらっしゃるので、仲間だけでなく、いろんな人たちとクリエイティブなお仕事をしていきたいですね。

 

――新たな部分を引き出してくれますからね。楽しみにしています。さて、初めてTAEYOさんの音楽を聴く人にお勧めする曲を教えてください。

 

今作のEPを聴いていただけるのであれば、やっぱり「ORANGE」を聴いてもらいたいです。この曲は、Taeyoung Boyを好きだった人も楽しめると思いますし、新しい雰囲気も味わえると思うので、純粋に楽しんでもらいたいです。

 

 

 

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