すごく手ごたえのあるシングルになりました
――この曲のパフォーマンスはどのようなものになったのでしょうか。
KAZUKI:振り付けもステップがかなり多くて、かなり疲れる仕上がりになっているんです(笑)。あと、お客さんとクラップする部分が多いんです。いま、ライブやイベントで声が出せない状態だからこそ、一緒に盛り上がれるクラップを入れたかったんですよね。もし歌えるような状況下になったら、みんなで一緒に思いきり歌いたいなと思っています。
YOU-TA:僕も基本的にダンスは得意ではないので、かなり困りました…。
KAZUKI:僕とYOU-TAはMADKIDになってからダンスを始めたんです。
YOU-TA:もう40曲くらいありますが、こういったステップ系の曲はなかったので、絶望しました。
――絶望!
YOU-TA:はい(笑)。今回、振付師さんも新しい方だったので、本当に難しかったんですよ。
――なぜ新しい振付師さんにお願いしたのでしょうか。
YUKI:今回、サビの部分をどうパフォーマンスしようと考えたときに、TikTokなどのSNSで一緒に踊ってもらえるような曲がいいねと話していたんです。そこで、自分達が振り付けをしてしまうと、パターンが決まっているところがあるので、いろんなフォーメーションを考えられる方にお願いしたんです。最初は、「 ここで移動する!?」って驚くことも多かったんですが、動画で見たときに、すごくカッコよくなっていたんですよ。
SHIN:自分にとっても新しいパフォーマンスになっていますし、観ている人にも驚いてもらえると思います。きっとここで習得したステップは、また次に使用されていくんじゃないかなと思っています。
――MVは制作されましたか?
YOU-TA:つい先日、撮り終わりました!朝は雨で、霧のような感じだったんです。初めて演技したよね?
KAZUKI:ダンスパフォーマンスの方が少ないMVは初めてかもしれないですね。
LIN:5人が一斉にスタートして、誰が最初にゴールできるかという物語の中に、細かい演出が入っているんです。
YOU-TA:いいお芝居をしたかといわれたらアレですが(笑)、みんなが本人役を演じていたので、すごく楽しかったですね。
YUKI:自分を出すことはみんな得意なので、しっかりと表現できていると思います。
――楽しみにしていますね。カップリング曲の「グッバイ・ティーンエイジャー」は、LACCO TOWERのメンバーによる楽曲提供になりますね。どのような関係性なのでしょうか。
YUKI:2年ほど前から、同じレーベルだったこともあり、勉強のためにライブを見させてもらっていたんです。僕らもその頃からロックサウンドを取り入れたいと思っていたので、念願叶って作曲をしていただきました。LACCO TOWER さんの強みであるテンポや雰囲気を大事にしてほしいということを伝えて作っていただいたんですが、実際に聴いてみたら、歌詞がなくても僕たちに対してのメッセージを感じるようなものだったんです。せつない中にも熱さがあるような、寂しさの中にも強さがあるような、本当に素敵な曲で、これはちゃんとした歌詞を書かないといけないという焦りとともに、希望が見える曲だったんです。
――この歌詞はどのように書いたのでしょうか。
LIN:この曲に関しては、いつもと同じやり方で、僕とYUKI、YOU-TAの3人で進めていきました。テーマが“若い頃の自分”というものだったので、そこに捧げるような言葉を乗せていったんです。
YUKI:でも、最初はペンが全然進まなくて…。その中で、LINが1番と2番で時間軸が違うような、成長していく過程を提示してくれたんです。僕らダンスボーカルグループって、リアルな部分を書きすぎてしまうと、言葉が浮いてしまうんですよ。でも、そのちょうどいい具合の言葉を書いてくれたおかげで、固まることができたんです。
LIN:最初の1歩って、すごく難しいんです。最初の言葉が起点となるので、そこを気遣いながら、書いたんです。その言葉たちも、今の年齢だからこそ書けた言葉なんですよ。
YOU-TA:伝えたいことが明確にある曲だからこそ、ライブで歌っても届きやすいんだと思うんです。葛藤している人にもすんなりと届く曲になったと思うので、すごくいい曲になったんじゃないかなと思っています。
KAZUKI:LACCO TOWERさんの曲に「遥」という曲があるんですが、この曲がすごく好きだったんです。だから今回、楽曲提供していただくときに、リスペクトを込めて“遥”という文字を使いたいなと思っていたんですよね。その時に、YUKIに2サビに“遥かその先に”ってフレーズを入れられないかなって相談して、入れてもらったんです。
YUKI:僕も、“遥か彼方”というようなイメージがあったので、そのエピソードを聴いて絶対に入れるしかないって思ったんです。しかも、正直ちょっと悩んでいた箇所だったので、その意見を言ってもらえて嬉しかったですね。
SHIN:演奏も生音なので、パフォーマンスもまた気持ちが違うんですよ。ライブでもいい刺激をくれる曲になると思うので、毎回披露するのがすごく楽しみです。
――ありがとうございました。では最後にメッセージをお願いします。
YOU-TA:この2曲は、かなり色味が違うんですが、すごく手ごたえのあるシングルになりました。いまの、コロナ禍だからこその状況を踏まえて作った曲なので、より気持ちが伝わってくれたら嬉しいです。そして、興味を持ってもらえたら、ライブを見に来てもらえると僕らの良さがさらに伝わると思うので、お待ちしています!
文:吉田可奈
写真:平野哲郎
▼MADKID「Gold Medal」はこちらから
レコチョク:https://recochoku.jp/album/A2002221954/album
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/artist/2000324933
▼レコチョクTwitterをフォロー&該当の投稿をRTすると、抽選で2名様にMADKID全員のサイン入りチェキをプレゼント!
応募期間:7月13日(火)23:59まで。
https://twitter.com/recochoku_jp
▼関連インタビュー
※各記事に記載されている内容は公開時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。