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初めて観た舞台が「アラジン」で、音や演出にすごい感動したんです

 

 

 

──2018年にリリースされたソロデビューアルバム『I believe in you』は、それまでに制作された楽曲の集大成的な作品となるのでしょうか?

 

そうですね。今までCDにしていなかった曲がたくさんあったので、その曲を弾き語りでフルアルバムとして作りたいなという想いがあって。アルバムを出す前からずっとライブ活動をしていたので、応援してくれる人やいろんなサポートをしてくれる方がいたんですけど、その人たちにずっと応援していてほしいなっていう思いがあって。時代の移り変わりは激しいし、毎月いろんなミュージシャンが出てくるし、ずっと応援してくれる保証もなければ約束事もない。それに対して、このアルバムのタイトル『I believe in you』でもあるんですが“あなたたちのことを僕はずっと信じています”と。そういう意味を込めたアルバムを作りたかったんです。

 

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ソロデビューアルバム『I believe in you』のジャケット写真

 

──そんなアルバムの収録曲である「魔法の絨毯」が今TikTokで注目を集めていますが、この曲ができた経緯を教えてください。

 

僕は実体験しか書かないんですけど、この曲は当時付き合っていた彼女がいて、その時はバイトしていてお金もなくて、特に自分に力があるわけでもなくて。こんな自分でも守れるのかどうかもわからないし、一生一緒にいるっていう確証もないし・・・。でも気持ちだけはあって、この歌詞にある通り、地位も名誉もないし、力もお金もないけど、あなたを離したくはないっていう、気持ちだけが先行しているんですね。その気持ちが書きたくて。その彼女が劇団四季がすごく好きだったんです。僕は観たことがなかったんですけど、一緒に観に行こうってことになって、そこで初めて観た舞台が「アラジン」で、音や演出にすごい感動したんです。その時の記憶と気持ちがリンクして出来上がったのが「魔法の絨毯」なんです。

 

 

 

川崎鷹也「魔法の絨毯」【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 

 

 

──そのリアリティのあるラブストーリーへの共感がヒットに繋がっていると思うんですが、個人的に面白いなと思うのは、“アラジンのように魔法の絨毯に乗って 迎えに行くよ”の後に“魔法は使えないけど”と、すぐさま否定をしているところです。ストレートな表現だけじゃなく、一癖も二癖もある方じゃないかと(笑)。

 

アハハハハハ。もう癖だらけですよ。こだわりだらけだし。自分自身に対して自信を持っているわけでもないし。いや、ステージに立つ時は持っていますけど、それ以外のプライベートや恋愛の時なんかは、自分に対して“イケてる”と思ってないからこそ、最初に否定しとかないとっていう(笑)。単純な想いでしたね。その後はずっと否定が続いてますもんね。

 

──そういうところに、川崎さんの誠実さや、人間臭さが伝わってくるなと思います。「君の為のキミノウタ」はいきなり日本の人口の話から始まりますね。

 

変わってますよね(笑)。この曲は、恋人に対してもそうだし、応援してくれる人に対してもそうなんですけど、さっき言ったアルバムタイトルと同じように、“ずっとついて来てくれよな、ずっと応援してね、ずっと支えてね”っていう想いと、“数あるアーティストの中で僕を応援してくれてありがとう”っていう感謝の気持ちも込めているんです。それと、数字を言いたかったんですね。1億2000万人とか137億年とか。どうしても言いたかったんです(笑)。

 

 

 

川崎鷹也「君の為のキミノウタ」

 

 

 

──「ベルが鳴る前に」の情景も素敵ですね。

 

この曲は恋人と付き合う前の話で、僕はその人のことが好きなんだけど、相手は自分の気持ちに気づいてくれてなくて。親友以上、恋人未満、その気持ちに早く気づいてほしいっていう歌です。自分から近づいたら今の関係が壊れちゃうかもしれない。それを警戒している自分を書いているんです。その相手が今の嫁なんですけど。

 

 

 

川崎鷹也「ベルが鳴る前に」

 

 

 

──ご自身に語っていただくのは気恥ずかしいかもしれませんが、ファンの方達は、川崎さんのどんなところにひかれて応援してきてくれたと思いますか?

 

声だったりパッションだったり、歌に対する熱量だったりというところにグッときてもらえているんじゃないかなとは思うんですけど。僕がやってきた小さい規模でのライブでは、ライブの後にお客さんとのコミュニケーションの時間をしっかり取れるんです。弾き語りのステージって低いので、終わったらそのまますぐにお客さんと話せる、距離感の近い空間なんですよ。僕はミュージシャンって信頼の職業だと思っているんです。信頼してもらえないと、CDも買っていただけないそこを大事にしていたので、そういうところを認めてもらえていたのかなと思います。

 

──ところで、「魔法の絨毯」が、TikTokで盛り上がっていることを実感したのはいつ頃ですか?

 

僕はその頃TikTokをやってなかったので全然知らなかったんですけど、8月の中旬ぐらいにTikTokの運営の方からスタッフの方に連絡が来たんです。そこで初めて知って。その後ぐらいから、音楽仲間や地元の知り合いから連絡が来るようになったんですよ。『バズってるね』って。バズっているんだということを、後から知るっていうパターンでした(笑)。

 

──純粋に楽曲の良さが評価されて話題になるというヒットの土壌は、近年ネットの中で広がっているのかなと思います。その辺りはどう思われますか?

 

そうですね。音楽って必要のないものではありますよね。なくても生きていけるし。だけどやっぱり憂鬱な夜だとか頑張れない夜だとか、何か心に痛みを抱いた瞬間に逃げる場所として音楽というものがあって。ポジティブな時だけじゃなく、ネガティブな時に逃げる場所としても音楽はあるので、だからこそ自分にリンクするもの、共感を得られるものを、みなさんは探しているんだろうなと思うんです。そういうものをネットで探しているっていうのはありますよね。聴いている方のレベルが高いと思うし、みなさん音楽が本当に好きなんだろうなと思います。僕の「魔法の絨毯」がいろんな人に聴いてもらえているのも、そういうところで繋がっていってるのかなと。

 

──コロナ禍の外出自粛も、ネットで音楽を聴くというところに向かわせたきっかけの一つと言われていますね。川崎さんはステイホーム期間、どんなことを考えていらっしゃいましたか?

 

個人的なことですが、ちょうど緊急事態宣言が出た直後4月11日に子供が産まれたんです。もちろんその時期はライブもやれなくてステージに立っていない状況で、そんな大変な時に子供が産まれて複雑な思いはありました。でも、こういう時代になってしまったのなら、その中でどうやって楽しむか、どうやって音楽を届けるかっていうことしか考えてなくて。YouTubeだったりネット配信だったり、スタイルを変えなきゃいけないという思考になっていきました。「魔法の絨毯」がバズった後も、僕自身のメッセージが伝わればと思っているので、この後どうするか、この期間はそういうことを考えてました。

 

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川崎鷹也「またね、ヒーロー」

 

 

 

──Tik Tokでいろいろな人が「魔法の絨毯」をカバーしたり、この曲をバックに踊ったりされていますが、ご覧になっていますか?

 

弾き語りのカバーとか踊ったりだとか、たぶん僕全部観ているんですよ。自分で歌詞を付けているのとかもあるんですが、それを観て、それぞれに自分なりの表現があって面白いな、勉強になるなと思っています。この歌ってシンプルなんですけど、意外と歌うと難しいんですよ。ちょっとした歌い回しとかが。それをそのまま表現しようとしてくれる人がいたり、自分なりにアレンジしてる人がいたり。楽しく観させていただいております。

 

──5月に発表された新曲「エンドロール」は、漫画とリンクした楽曲ですが、どういう経緯でコラボレーションされたんですか?

 

僕のオフィシャルのメールに、赤井千歳さんという漫画家さんからメッセージをいただいて。前から僕の音楽を好きでいてくれたそうで、作品と音楽がリンクしたものを作りたいというお話をいただいたんです。お会いして話をしてみると、自分がやりたいことに対する熱量が僕と一緒で、面白いなと思って。じゃあ一緒にやりましょうということで生まれたのが「エンドロール」でした。

 

 

 

川崎鷹也「エンドロール」

※川崎鷹也と小学館「第84回新人コミック大賞」作家・赤井千歳による初のコラボ作品

 

 

 

──では最後に、今後やってみたいことはどんなことですか?

 

音楽を始めてから今に至るまで、野外ステージがすごい好きで。大きな空の下で開放的に歌うのが好きなので、コロナが落ち着いたら、たくさんライブをやりたいし、落ち着かなかったとしても、野外で配信ライブをやりたいなと思っています。それから「魔法の絨毯」だけじゃなく、いろんな曲も聴いてほしいし、さっき言ったように頑張れない時、憂鬱な夜や泣いてしまう夜、そういった時に僕の曲だけじゃなくて、音楽というところに逃げてきてくれたらいいなってすごく思います。なので、今後とも僕を含め、音楽業界をよろしくお願いします(笑)。

 

 

(文・大窪由香)

 

 

 

WIZY:もう手に入らない!?川崎鷹也”魔法の絨毯”のCD版!WIZY限定CDセット】

20201027日(火)~20201118日(水)23:00

川崎鷹也応援セットを期間限定で販売!

・『I believe in youWIZY限定再プレス(サイン入り)

・「またね、ヒーロー・輝く明日へ」WIZY限定再プレス(サイン入り)

・川崎鷹也の魔法の絨毯(ピクニックラグ)

https://wizy.jp/project/535/  

 

 

 

▼川崎鷹也さんから動画コメントが到着!

 

 

 

【川崎鷹也ワンマンライブ “Magic〜魔法の絨毯にのって〜” 】

日時:2020116()   OPEN 19:00 / START 20:00

会場:東京・TSUTAYA O-EAST

チケット代:3,000 (税込/全席指定 / 1D)

 

【最近よく聴いているプレイリストselected by 川崎鷹也】

元気がない時、頑張れない時、初心を忘れてしまいそうな時に自分を奮い立たせる為に聞いています。心の奥をグッと掴んでくれる楽曲たちです。

「魔法の絨毯」川崎鷹也/「常夜燈」PEOPLE1/「太陽があるかぎり」Okayuka/「Dear Mr.Tomorrow」秦基博/「帰ろうか」坂本タクヤ/「サントラ」Creepy Nuts × 菅田将暉/「Luv Letter」川崎鷹也/「HEROmonkey majic/「少年であれ」高橋優/「rendez-vousRyoko/「MyraTani Yuuki/「君の為のキミノウタ」川崎鷹也/「ハレルヤ」宮本浩次/「ガラナ」スキマスイッチ/「またね、ヒーロー」川崎鷹也

dヒッツ https://selection.music.dmkt-sp.jp/program/10021620

RecMusic https://recmusic.jp/playlist/?id=6203

 

 

 

TEMRES 01winter, TEMRES 02winter イメージムービー 楽曲名「手と手」

  • 川崎鷹也

    川崎鷹也

    シンガーソングライター 
    1995年、栃木県生まれ。2018年、アルバム「I believe in you」でシンガーソングライターとして本格的に音楽活動始動。個性的な歌声とメロディアスな曲が魅力。

    2020年8月、TikTokで「魔法の絨毯」が人気となり、同曲を使った動画が2万7千本以上アップされ、トータルの再生回数は約1億7千万回となる(2020年10月現在)
    「魔法の絨毯」のMVはYouTubeで260万再生(2020年10月)
    Spotify「バイラルトップ50」で1位獲得(2020年9月)
    LINE MUSIC「アルバムトップ100」で2位にランクイン(2020年9月)
    Apple Music TOP100 Japanで24位(2020年10月)
    [出演実績]
    ・チバテレビ「ガチファン」出演(2018年7月)
    ・ニッポン放送「川崎鷹也の夜な夜なひとり唄」出演(2018年11月)、その他
    [タイアップ]
    ・チバテレビ「ガチファン」エンディングテーマ曲(2018年7~8月)
    ・レディオ湘南「はい、しょうなんです」オープニング&エンディングテーマ曲(2018年10月~)
    ・ショーワグローブ(TEMRES)CMソング(2020年9月~)
    [CM]
    TikTok
    [CD]
    2018年3月14日アルバム「I believe in you」
    2018年10月31日シングル「またねヒーロー/輝く明日へ」 FVCD-1801 FVCD-1082
     2,547円   1,528円
    [配信リリース]
    2020年10月1日 EP「Magic」

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