メジャーデビューから30周年の2020年、超ファンキーな新作『そしてボクら、ファンキーになった』をリリースしたFLYING KIDS。9人体制になり、ますますパワーアップした彼らの最高傑作を携えて行ったビルボードライブ東京のライブをWIZY限定でDVD化!WIZYでは、他にも30周年を記念したさまざまな限定グッズを揃えたプロジェクトを3月15日(月)まで実施している(https://wizy.jp/project/560/)。そこで、今回は浜崎貴司(Vo.)、伏島和雄(Bass)にこの30年間の振り返りから、2020 年の活動について、本プロジェクトへの想い、ファンへ向けたメッセージなど話を聞いた。 是非最後までチェックしてほしい。

 

 

2020年全体を見た時にミュージシャンの在り方とか、考え直す良い機会だった

 

 

――昨年、アルバム『そしてボクら、ファンキーになった』のWIZYでの先行予約プロジェクト時にお話を伺いました。そのアルバムリリース後の9月にビルボードライブ東京で30周年記念&レコ発ライブを開催されたそうですね。 

 

伏島和雄:「まだ、ライブをやるのはちょっと早いかな?」と思っていたんですけど、今考えるとあのタイミングじゃないとライブができなかったと思います。そのライブを映像に残すことができたから、今回のプロジェクトを立ち上げることもできて。本当にライブをやれて良かったです。 

 

 

FLYING KIDS『そしてボクら、ファンキーになった』トレーラー

 

 

――浜崎さん、ビルボードでのライブはいかがでした? 

 

浜崎貴司:あの日は「コロナ禍でやっと人前に立てる」という気持ちでステージに立ったんですが、いざ立つといつもの感じに戻ってしまって。特別な気持ちで胸いっぱい、というよりは、「ライブ頑張るぞ!」みたいな通常モードになったのが意外でした。来てくれたお客さんの方が「日常に一瞬戻れたのが本当に嬉しかった」と言ってくれたり、思いの深さがあった感じがしました。やっぱり30年以上ライブをやってると、半年くらいステージに立たなかった時期もあるので。立ってしまえば、いつもの自分だった気がします。ライブの生配信があったり、規制でお客さんが半数だったり、いつもと大きく違うこともありましたね。特に配信の部分は、映像にも残ってるんですが、マイクのコードが外れちゃうシーンがあって。本来ならカットするシーンだけど、配信していたからしっかり残ってて(笑)。今回のDVDではそんな恥ずかしい部分まで見せてしまうのも配信の醍醐味だと思うので、生感を楽しんでもらえればと思います(笑)。前向きに捉えると配信は、普段ライブに来られない方に見てもらえるのも嬉しいし。地方になかなか行けてなかったので、地方の人に現在の9人体制のFLYING KIDSを見てもらえるし、良いことだなと思います。 

 

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――伏島さんはビルボードでのライブをやってみての感想いかがでした? 

 

伏島:規制があったので、ステージから見ると、お客さんの距離が尋常じゃなく遠かったです。ウチのライブだと立ち上がって踊ったりするのが普通なので、誰かが立ち上がっては注意されて座ったりするのがステージから見えて、かわいそうだなと思いましたけど。ただ、ああいうライブは僕らもなかなか経験できないし、そこに来てくれたファンの方は特別だったと思っていて。忘れられないライブにはなりましたね。 

 

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浜崎:あのタイミングでやれたのはラッキーだったと思うし。アルバムのレコーディングもいままでないくらいじっくりやれたので、プラスもマイナスもいろいろあるな、という感じですね。 

 

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伏島:アルバムもマスタリングを僕が全部やったり、作品とじっくり向き合って勉強する時間があったのは良かったし。2020年全体を見た時にミュージシャンの在り方とか、考え直す良い機会だったのかな? とも思います。虎舞竜じゃないけど、ライブだったりフェスだったり、何でもないようなことが幸せだったんだなと思う、そんな時間でした(笑)。

 

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WIZY限定販売のLIVE DVD『そしてボクら、ファンキーになった』のジャケット写真

 

――昨年はWIZYでニューアルバム&限定グッズの期間限定予約プロジェクトを実施されましたが、いかがでしたか?  

 

浜崎:みなさんアツい思いで参加して頂いて、購入して下さったのがすごく嬉しかったです。WIZYはオリジナルのグッズが作れるのが楽しくて、今回も、僕もいろいろアイデア出したんですけど、コストがすごく高くなっちゃうんで断念しました。お手軽に購入できる範疇というところで「Team FK プリントジャージ」が目玉アイテムになってます。 

 

伏島:FLYING KIDSがデビューした時、浜ちゃん(浜崎)がアディダスのジャージを着ていて、それがトレードマークのようになっていて。デビュー曲「幸せであるように」のMVでは、僕も全身アディダスだったりしたんです。当時、FLYING KIDSのトレードマークだったジャージを30周年記念に復活させたかったという意味合いもあるんです。

 

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――あの頃、ジャージをおしゃれに着こなしてるのが、すごくカッコ良く見えました。 

 

伏島:おしゃれっていうか、浜ちゃんが着ると「ダサカッコいい」みたいな感じでしたけどね(笑)。でも、学生時代のジャージをあえて着るのがカッコいいなと思ってたら、その後、ジャミロクワイのジェイ・ケイが着てたり、最近だとSuchmosのヨンスくんが着てたり、ジャージがだんだんおしゃれになってきて。脈々と残ってるんだなと思いますね。 

 

 

 

FLYING KIDS「幸せであるように」

 

 

――浜崎さんはブラック・ミュージックのファッションの流れで着てたんですよね? 

 

浜崎:そうですね。RUN-DMCだったり、ヒップホップ解釈のアディダスではあったんですけど。僕が着てたウィンドブレーカーは、中学の時に母親が買ってくれたやつで(笑)。そのB級感がまたいいなと思って着てたら、それが話題になって。最近も若い子の間でアディダスが流行ってたりするけど、FLYING KIDSもこの間、今回のアイテムを全員で羽織ったんです。もっと運動部っぽさが出るかなと思ったら、そうでも無くて。カッコ良かったよね? 

 

伏島:うん、良かったね。 

 

――ライブ再開した時は、ファンもジャージを揃いで着てくれたらカッコいいですね。 

 

浜崎:いいですねぇ。意外と街着、いや部屋着でも着れるから、持ってて損はないし(笑)。 

 

伏島:“Team FK”って入ってるから、チーム感も出るしね。 

 

――今回のプロジェクトでは、この時期こその「マスク」や、使っている人の多い「サーモボトル」も嬉しいですね。 

 

浜崎:僕も最近、毎日スタジオで作業してて。今は別のサーモボトルにコーヒー入れて持ち歩いてるんですけど、このサーモボトルをこれから使用予定なんです。みんなにも使ってもらえたらいいなと思います。 

 

 

FLYING KIDS 「アソボ」 Music Video 

 

 

 

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