この2人が出会ったのは運命的かも知れないですね。

 

 

 

――あはは。男子はそういう見方も出来ると(笑)。D.Y.Tはオーディションから誕生したユニットで、まだ結成2年弱ですが。二人が並んだ時のシルエットがすごく良いし、仲良さそうだし、昔からずっと知ってる者同士のような雰囲気ですよね。

 

菅野:「仲良いですよね」ってよく言われるんですけど、いつもその答えは?

 

千田:好きじゃないです。

 

――え、そうなんですか?(笑) 

 

千田:全く(笑)。ただ二人なんで、相方は陽太しかいないんで。仲良い悪いは関係なく、「こいつしかいない」と思って、信用しなきゃいけないと思うんですけど。

 

菅野:ま、全然仲良いですけどね(笑)。

 

 

――じゃなかったら、レコーディングの帰りに一緒に歩いて帰りませんよ(笑)。耀太と陽太で同じ名前っていうのも運命的なものを感じますが。どうやって呼び合ってるんですか?

 

菅野:僕の方が年下なので「耀太くん」って呼んで、彼は僕を「陽太」って呼んでます。

 

千田:いまでこそ慣れましたけど、最初、自分の名前で呼ぶのに違和感ありましたね。”ヨウタ”って名前の知り合いもいなかったんで、運命的と言えば運命的ですよね。

 

 

――お互いの第一印象はどうでした?

 

菅野:最初、めちゃくちゃ金髪で顔も男らしいんで、怖いイメージでした。喋ると全然優しかったですけどね。僕はいままで色んなオーディションを受けてきて、「THE AUDITION」はラストチャンスのつもりで受けたんで。「この人と一緒に頑張って行こう」って気持ちもありましたね。

 

千田:僕は「すごい優しそうな王子様来たな」と思いました(笑)。今よりもあか抜けてない感があって、優しさが全面に出てる感じで来たんで。僕と合わないかな?と思ったんですけど。実際話してみたら、僕とノリが変わんなかったんで、嬉しかったです。

 

――で、二人で活動を初めて。最初はどんな感じだったんですか?

 

菅野:去年の4月に横浜アリーナで開催された「TOKYO GIRLS MUSIC FES. 2019」が初ステージだったんで、それに向けて曲とパフォーマンスのリハーサルがスタートして。一緒にご飯行って打ち解けてって時間もなくて、勢いのまま行った感じだったよね?

 

千田:そうだね、初ステージまであっという間だったね。

 

菅野:僕はずっと歌をやってきたんで、歌の部分を教えて。耀太くんはプロダンサーとしてやってたんで、パフォーマンス部分をリードしてくれて。

 

千田:片方が歌に特化して、片方がダンスに特化してたので、そのバランスもすごく良くて。そう考えると、この2人が出会ったのは運命的かも知れないですね。

 

 

――リリースやライブを重ねて、二人の関係は変わってきました?

 

菅野:一緒にいる時間も長いので、より距離感も縮まりました。でも、やってることや気持ちは変わらずやれてるので、すごい良い関係値でやれてます。

 

千田:2人とも「100人のフォロワーよりも、目の前にいるライブのお客さん1人」を心がけてやっているので。その気持ちは変わらないまま、日々ライブもやれています。

 

 

 

次ページ:デビューして変わった音楽の聴き方

3 / 4