ハーモニーとバランス感が印象的なボーカルデュオ・all at onceが新曲「Fanfare」を2月25日(金)にリリースした。2021年10月の1st Album『ALL AT ONCE』リリース時に続き、レコログでは今回もインタビューを行った。新曲についてはもちろん、3月に控える自身初の有観客ライブへの意気込み、そしてファンの方への想いと印象的だったエピソードなど、今回も様々な話を聞いているので、是非最後までチェックしてほしい。

 

 

これからのall at onceも楽しみにしていて下さい

 

──前回は2021年10月に1st Album『ALL AT ONCE』をリリースされた際にお話を伺いましたね。改めてアルバムを振り返ってみて感じることを教えてください。

 

NARITO:all at onceとして、活動開始からアルバム発売までの時間は、改めて本当に早かったなと感じます。アルバムを聴き直すと、楽曲ごとに僕たちの歌声が少しずつ変化していき、その声から歩いてきた道のりを耳で感じられて、不思議な気分になります。

また、「Two of us」「Mission to the moon」など、過去にシングルではリリースしていなかった楽曲を気に入って下さる方も多く、all at onceとしての音楽のカタチが皆さんに伝わっていることを嬉しく思います。

 

♪all at once 1st Album「ALL AT ONCE」全曲試聴動画

 

 

──2月25日(金)には新曲「Fanfare」をリリースされます。お祭りが始まるような高揚感、ワクワク感を感じる楽曲ですが、改めて、どんな楽曲になりましたでしょうか?

 

NARITO:何も考えず、ただ心で、体で音を楽しめる、音楽の本質を体現したような楽曲になっています。自然と体が踊り出す、心が弾む、そんな感覚を皆さんに感じ取ってもらえたら嬉しいです。

 

ITSUKI:アップテンポで、ライブでお客さんと一緒になって楽しめるような楽曲になっています。

 

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「Fanfare」ジャケット写真

 

──歌詞、曲を最初に見たり聴いたりしたときに感じた第一印象を教えてください。

 

ITSUKI:「Fanfare」というタイトル通り、華やかな音がすごく映えていて、ライブで歌っている僕たちの姿をすぐに想像することができました。まさに僕たちの名前の通り、皆さんを巻き込んで一緒になって作り上げていくような楽曲だと思いました。

 

NARITO:すごくシンプルで逆に申し訳ないんですが「楽しい!!!!!!!!!」と、ただひたすらに、それだけを感じました(笑)。

 

──お気に入りのパートを教えてください。

 

ITSUKI:僕がオススメするのは2番のAメロです!華やかだったサビから一転して、淡々としたリズムの中に燃え上がるような感情を入れて歌ったので、注目して聴いてほしいです。

 

NARITO:最後のワンフレーズ「新しいShow をさぁ 始めよう」のパートです!ステージを観にきてくださった皆さんと最高の時間を共有している未来を想像して歌ったので、この瞬間はそのことしか考えておりません。ニヤけながら歌う自分が想像できます(笑)。

 

──「Fanfare」の制作秘話や裏話を教えてください。

 

ITSUKI:今回レコーディングの現場全てに作詞・作曲を担当してくれているRa-Uさんに来ていただいて、アドバイスをいただきながら制作しました!僕はNARITOと比べるとレコーディングが早めに終わる方なのですが、今回は歌い出しを担当することもあり、今までで一番時間をかけてレコーディングしました。

 

NARITO:Ra-Uさんに立ち会っていただいて制作したのは「Take mo’ chance」以来、約2年ぶりだったので、あまりの喜びからか、出だしからボルテージマックスの現場でした。はしゃぎ過ぎて、あの日の夜は布団に入ってすぐ爆睡してしまいました…。

 

──ライブのタイトルにもなっていますが、「Fanfare」というタイトルに込めた想いを教えてください。

 

NARITO:実はライブタイトルの方が先に決まっていて、そこに合わせて書き下ろしていただいた楽曲なんです。all at onceというアーティストが今日この日、この場所で「Fanfare」という盛大な鐘を響かせ、ライブに足を運んで下さった皆さんはもちろん、やむを得ずライブへの参加を断念、という形をとった皆さんも、まだ見ぬあなたも一緒に、新たなステージへ踏み出すぞという、ライブタイトルに込めた想いをそのまま音にしました。

 

──前回もお話を伺った初の有観客ライブも、ついに3月に実施されますね。改めて、意気込みやご準備されていることを教えてください。

 

ITSUKI:今はとにかく練習の毎日なのですが、「ライブをしていく上でどうやったらお客さんに楽しんでもらえるのか?」「どうしたら僕たちの良さが伝わるのか?」ということを考えて、立ち姿や目線、手の先まで意識して臨んでいて、それを全て本番で発揮できるように取り組んでいます。来ていただいた方全員に楽しんでもらえるよう、楽曲1つ1つにこだわって準備しているので、当日をぜひ楽しみにしていてください!

 

NARITO:初の有観客なので、嬉しい気持ちと緊張が入り混じっていますが、何よりも音楽を楽しみたいという想いが一番なので、お越しくださった皆さんにもそう思っていただけるような仕掛けを考えております!持ち味の歌もしっかりと届けつつ、僕なりの音楽を楽器で表現しちゃったりするかもしれません。

 

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「TOKYO AUTO SALON 2022」SPECIAL LIVE写真

 

──NARITOさんは先日のインタビューの際「all at once初のオンラインライブでは感極まってしまう場面もあったので、このツアーではステージを降りるまで泣かないよう、頑張りたいと思います(笑)」とおっしゃっていましたが、心のご準備はできましたでしょうか?

 

NARITO:正直なところ、緊張しいなので、心の準備は直前になってもできていないと思います(笑)。「ステージを降りたら」大号泣するので、その映像は後日、スタッフさんを通してどこかに上がるかもしれません。

 

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「TOKYO AUTO SALON 2022」SPECIAL LIVE写真

 

──では、ライブに来てくださる方、合わせて惜しくも来られない方へのメッセージをお願いします。

 

ITSUKI:来てくださる方は絶対に楽しませて、来られない方も次こそはall at onceのライブに行きたいと必ず思ってもらえるようなライブにします!そして、all at onceを応援してくださっている全ての方に感謝を伝えるライブにしたいと思っています。

 

NARITO:ライブに来て下さる方も、今回は来られない方も、想いは等しく感じております。これからも僕たちは皆さんの愛する音楽を歌い続けて行きますので、どうかこれからのall at onceも楽しみにしていて下さい。

 

──さて、「蒼空」は 2022 年公開映画「世の中にたえて桜のなかりせば」主題歌に決定していて、4月1日(金)の公開が楽しみですね。

 

ITSUKI:この曲は映画のために書き下ろしていただいた楽曲で、壮大なバラード曲になっています。サビの高音の部分は蒼空に広がっていくようなイメージで歌っているので、そこに注目してほしいです!

 

♪岩本蓮加(乃木坂46)&宝田明 W主演「世の中にたえて桜のなかりせば」予告

 

 

──昨年はミニライブやストリートライブを中心とした活動をされていましたね。ファンの方との交流などもあったかと思いますが、印象的だった出来事を教えてください。

 

ITSUKI:家族で応援してくださる方がいて、家族での会話の中心に僕たちがいると言ってくれたのが本当に嬉しかったです。もっともっと話す機会を増やせるように活動を頑張ろうと思いました!

 

NARITO:冬の寒い中のストリートライブが多かったのですが、観ている方からカイロをもらったりして、皆さんの優しさ、暖かさで胸がポカポカでした。くれるのはすごく嬉しいんですが、「あなたも寒いんだからこれ使ってよ!?」ってずっと思ってました(笑)。本当にありがとうございます。おかげで何度も助かりました。

 

──2022年にやりたいことがありましたら教えてください!

 

ITSUKI:僕は動画編集にチャレンジしてみたいと思っています!Vlogなど、僕たちのオフの姿をもっとお届けしたいです!

 

NARITO:僕はめちゃくちゃ趣味が多いので、それを皆さんに共有できたり、紹介できたりしたら楽しそうだなと思っていて、そんなことを何かしらやってみたいなと思っています!

 

──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

 

NARITO:我々all at onceの音楽は閉ざされた道から始まって、それでも皆さんは応援し続けてくださり、改めて感謝の想いで胸がいっぱいです。いつもありがとうございます。

 

ITSUKI:いつも応援してくださり本当にありがとうございます。今年は僕もNARITOも年男なので、そのパワーを存分に発揮します。まずは、3月のワンマンライブ、絶対に楽しませるので是非来てください!!お待ちしています!

 

文:レコログ編集部

 

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  • all at once

    all at once

    理論派のITSUKIと感覚派のNAIRTOによる2人組ボーカルデュオ。一見正反対に見える彼らだからこそ生み出せる、柔らかで温かみのあるハーモニー、そして一つ一つの言葉が心に刺さる「透き通るようなまっすぐな声」を武器に、2020年本格始動。
    2020年、アニメ『名探偵コナン』のOPとEDを同時に担当し、新人では異例の抜擢が話題に。
    2021年には、テレビ東京系 連続ドラマ『シェフは名探偵』OPテーマを「マカロン」、MBSドラマ特区『ラブファントム』エンディング主題歌を「23:59」で、2曲同時のドラマタイアップを担当した。8月には東京シティ競馬 トゥインクルレース35周年 CMテーマソングに「年をかさねて」が起用され、10月には待望の1st Album「ALL AT ONCE」を発売。
    今後の活動も目が離せない注目の2人組!