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「未来へつなぐ出会いと感動」を掲げ、今年、開催15周年を迎えた都市型ミュージック&カルチャーフェスティバル『SYNCHRONICITY』(https://synchronicity.tv/festival/)。しかし、コロナ禍の下、中止を決断。現在、7月4日(土)のオンラインフェス開催、そして、来年に向けたサポートプロジェクトを6月30日(火)迄WIZYにて展開(https://wizy.jp/project/481/)。 アーティストとフェスサポーターの名前が記載されるスペシャルTシャツなど「オンライン開催記念グッズ」も緊急追加!同フェスの発起人であり主催者の麻生潤氏に、オンラインフェス開催という想定外のチャレンジまでの経緯や強い想い、サポーターへの感謝の気持ちを聞いた。

 

 

 

環境が目まぐるしく変わる状況での開催は大変ですが、そんな中でのチャレンジはかけがえないものだし、それが未来への新たな可能性にもなるかもしれない。だから開催することにしました

 

 

 

――開催15周年の今年、4月に開催予定だった『SYNCHRONICITY2020』の中止は残念でしたね。

 

実はこれまでそれほど「周年」を意識しないで来たんですよね(笑)。ただ今年は2020年というメモリアルな年でもあり、「15周年」を念頭に力を入れて取り組んでいたんです。初の海外開催になる台湾をはじめ、前夜祭、深夜祭、それから本祭2Daysの予定でしたから…。もう気持ちは次に向かっているので、リアルな感覚としては忘れつつありますが、それでも、悔しさはありますね。今年は自分たちとしても大切な新しい試みも企んでいたので…。

 

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『SYNCHRONICITY』主催:麻生潤氏

 

――「新しい試み」とは?

 

一つは「日本の音楽を海外に届ける」という具体的な取り組みです。インターネットやテクノロジーが発達した今だからこそ日本と海外の距離は近くなってるし、特にアジアに置いて大切なことだと思うんです。純粋に音楽やアートを楽しむということはもちろん、今のさまざまな問題を音楽やアートの力で少しでも和らげたり、相互理解へ繋げていくためにも、このような取り組みの必要性をすごく感じていました。音楽は言語や国境、人種を越えて理解し合えるものであると信じてこのフェスを実施してきたところもあるので。

 

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――「日本の音楽を海外に届ける」というのは、台湾での『SYNCHRONICITY』開催のことですか?

 

リアルイベントという意味ではそうですね。ここ数年アジアのアーティストを中心に招聘してきて、今年は『SYNCHRONICITY』を海外でイベントを行う第一歩でもあったんです。また、一方で4月のリアルフェスでは、“生”と “オンライン配信”のハイブリッドも予定していました。4月と7月では意味合いは違うけれど、繋がっている部分もあるんです。

 

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――今回、7月にオンラインフェス開催ができたのにはそんな背景もあったんですね。「このような事態や社会情勢だからこそあえて、いま行う!!」という使命感も感じます。

 

7月4日(土)に開催することになった『SYNCHRONICITY2020 ONLINE FESTIVAL』は、復活の意味合いもあるんですけど、自分としては、当初の4月のリアルイベントの延期や単なる代替えではなく、ある意味で別のイベントと捉えています。今まさに、改めてオンラインの可能性が問われている気がするんです。環境が目まぐるしく変わる状況での開催は大変ですが、そんな中でのチャレンジはかけがえないものだし、それが未来への新たな可能性にもなるかもしれない。だから開催することにしました。

 

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――そこは『SYNCHRONICITY』が標榜してきた「未来へつなぐ出会いと感動」にも非常にリンクしますね。この状況がもたらした今だからこそのチャンスでもあると。

 

僕、基本が“ネアカ”なので、そう捉えちゃうところもありますけどね(笑)。いやぁ、中止のダメージはやはり金銭面含めてかなり大きかったですから(笑)。そんなしんどい最中、配信フェスでまた新たに負債を抱えるかもしれないっていう(笑)。でも、そのリスクを負ってでも今やらなくちゃいけないことだと思ってます。そしてもう一つ、僕が育ってきたライブハウスが、このコロナ禍の中でたくさんの誤解をされているからこそ、生のライブを通してその場所の大切さと魅力を届けたいです。この時期に急ピッチで行うのも、ようやくライブハウスから配信出来る状況になった今だからこそというのもあります。

 

 

 

 

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