国内外問わず、早耳リスナーを中心に注目を集めている5人組バンド・No Buses。今回、レコチョクのアーティストピックアップ企画・Breakthroughの7月度アーティストにも選ばれた彼らは6月23日(水)に2nd Album『No Buses』をリリース。そこで、彼らにインタビューを行い、アルバム制作時のエピソードや楽曲への想いを中心に、音楽ルーツや気になる素顔にも迫る質問をしてみた。今回、特別にプレイリストも作成してもらったので、アルバムはもちろん、インタビューと合わせてプレイリストも楽しんでほしい。

 

これからも頑張りますので、楽しみにしていてくれたら嬉しいです

 

──皆さんが音楽活動を始めたきっかけを教えてください。

 

近藤大彗(Vo./Gt.): 大学で出会ったギターの後藤に自分が当時持ち合わせていたデモを聴かせたことで活動が始まりました。

 

後藤晋也(Gt.): 中学の時、友達が聴いてる音楽を知らないと会話に入っていけないので、最初はそのためだけに聴いてました。聴いてるうちにかっこいいなと思い、自分でも探し始めました。

 

杉山沙織(Cho/Ba.): 小さい頃から家でも車でもずっとラジオがかかっていて、それが洋楽の多いチャンネルだったこともあり、そのおかげで、自分ではあまり意識しないうちに、いろんな音楽に触れられていたなと思います。今のバンドに入ったのは、大学の軽音サークルでボーカルから誘われたのがきっかけです。

 

市川壱盛(Dr.): 小学一年生でエレクトーンを習い始め、気づけば15年以上続けてました。

 

和田晴貴(Gt.): 近藤さんにバンドに誘って頂いたからです。もともとNo Busesはすごく好きで聴いていたので、嬉しかったです。

 

──では、「人生の中で影響を受けた1曲」がありましたら教えてください。

 

近藤: FACT「slip of the lip」です。小学生の頃に当時1番仲の良かった友人が教えてくれて、それをPSPに入れて聴いていました。当時はあまり音楽というもの自体に興味は湧かなかったのですが、今思い返すとその辺りからバンドに触れていたし、うっすら意識してた気がします。

 

後藤: Pixies「Gigantic」です。Pixiesを好きになったきっかけでもあるし、音楽を好きになったきっかけである気がします。

 

杉山: New Order「Krafty」です。小学生くらいの頃、さっきも言ったラジオでよくかかっていて、どこの国の誰の曲なのか、何について歌っているのかも分からなかったけど、好きだったのを覚えています。当時は何も意識していなかったけど、子供の頃に自然と耳に残って気に入っていた音楽が、現在の自分の好みに大きく影響していると感じることがけっこうあります。この曲を聴くと、今でも子供の頃の家族との記憶が浮かぶので好きです。

 

市川: Nirvana「Smells Like Teen Spirit」です。高校で軽音部に入った際に顧問の先生から課題曲として渡されました。当時、顧問の先生や曲に出会ってなければ今の自分は無かったと思います。

 

和田: Aerosmith「Eat the rich」です。小学生まであまりバンドというものを聴いてこなかったんですが、中学校に入って音楽好きの友達と知り合い、おすすめプレイリストを作ってもらった中に入っていた曲です。すごくカッコよくて、それからバンドをよく聴くようになりました。

 

──今回、レコチョクのアーティストピックアップ企画・Breakthroughの7月度アーティストに選ばれましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。

 

近藤:良い作品ができたタイミングでお声かけ頂くことが出来て大変光栄です。是非、聴いてください。

 

──2nd Album『No Buses』がリリースされました。改めて、どんなアルバムになりましたでしょうか?

 

近藤:実験的に音楽を追求して、これまでより飛躍しつつも、自分たちらしさも感じられるアルバムになったかと思います。

 

No Buses

2nd Album『No Buses』ジャケット写真

 

──今回のアルバムタイトル『No Buses』はバンド名ですが、アルバムタイトルをバンド名にした理由を教えてください。

 

近藤:良い作品が出来たと思ったからです。

 

──どの楽曲も印象的でしたが、皆さんの中でお一人1曲ずつ、注目楽曲とポイントをご紹介頂けますでしょうか?

 

近藤:ベースラインも僕が考えたりすることが多いのですが、「Mate」の1:24からのベースラインは特に良い感じだと思ってるので、聴いてください。

 

後藤:全部良いですよ!是非通して一曲ずつ聴いてみてください。

 

杉山:「Not Healthy」、この曲は演奏していても特に楽しい曲のひとつです。後半で雲間から光が差すように雰囲気が変わっていくところが気に入っています。

 

市川:「 Number Four or Five」はドラムを叩く上で大事な気合い、根性が存分に詰まっていると思います。体力的には非常に辛いです。是非チャレンジしてみてください。

 

和田: 「Playground」の歌メロがすごく好きです。特に2:54から全員でメロディを歌っているので、エモーショナルです。

 

──「Having a Headache」のMVも大変印象的でした。コンセプトなどはどう決めていったのでしょうか?

 

近藤:監督のムロタニケイさんと話し合いながら、決めました。アイデアのもとを伝えてそこから会話で広げていきました。

 

♪No Buses – Having a Headache (Official Video)

 

──「Alpena」のMVが公開されました。こちら「Having a Headache」と続いているとのことでしたが、構想はどの段階であったのでしょうか?

 

近藤:MVを作ることが決まった段階で、連続させたものにするアイデアはありました。観てもらった方によっていろいろ想像して欲しいので細いことは言いませんが、監視がテーマになっています。

 

♪No Buses – Alpena (Official Video)

 

──「Alpena」のMV撮影時の裏話がありましたら教えてください。

 

近藤:すごく暑かったです。長袖だったので尚更厳しかったです。

 

──アルバム制作時のエピソードがありましたら教えてください。

 

近藤:レコーディングスタジオの近くの唐揚げ屋さんが美味しかったです。

 

──作詞・作曲の際に意識されていることがありましたら教えてください。

 

近藤:当たり前ですが、自分が好きかどうかです。

 

──楽曲制作時に影響を受けた楽曲がありましたら教えて下さい。

 

近藤:聴き直した時にゲーム音楽を聴いている時のような感覚を感じることがあったので、自分が触れてきた一昔前のゲーム音楽の雰囲気などはあると思います。

 

──ここからは皆さんについて教えてください。皆さんにとって、ロックとは何だと思いますか?

 

近藤: ギターを弾くのが楽しいです。

 

後藤: 10分考えても何も出て来なかったので、そういうことなんだと思います。

 

杉山: あまり考えたことがなかったですが、どこか憧れているものだと思います。

 

市川: 皆で大きい音で演奏できるので気持ちが良いです。

 

和田: すごくカッコいいものです。

 

──では、No Busesさんの楽曲を聴いたことがない方に1曲おすすめするとしたら、どの楽曲をおすすめしますか?その理由も教えてください。

 

近藤:「Having a Headache」です。単純に良い曲なので聴いて欲しいです。これからの僕らの代表曲になり得ると思います。

 

──No Busesメンバーの皆さんの中で「意外と●●なんです」という部分はありますか?エピソードがありましたら合わせて教えてください。

 

近藤: 全員どこかしら抜けてるんじゃないかと思います。

 

後藤: 自粛期間中の1、2ヶ月間、食事と睡眠を疎かにしてゲームをしていたら5、6キロ痩せていました。好きなものに没頭してしまいます。

 

杉山: 結構インドアに見られがちなメンバーだとは思うのですが、個人的には断然アウトドア派です。自然で過ごすのが好きです。

 

市川: 全員が時間に揃ったことがほぼありません。

 

和田: 意外と笑いに厳しいです。

 

──今回、オリジナルプレイリストを作成頂きました。プレイリスト名、楽曲のセレクト理由を教えて下さい。

 

近藤:「ドライブソング selected by No Buses」です。No Buseのメンバーがドライブで聴きたい楽曲を集めました!

 

──今後、ファンの方とやってみたいことがありましたら教えてください。

 

近藤:聴いてくれている方達に、手を添えてありがとうございますと伝えたいです。

 

──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

 

近藤:これからも頑張りますので、楽しみにしていてくれたら嬉しいです。

 

 

文:レコログ編集部

 

 

▼2nd Album『No Buses』はこちらから

レコチョク:https://recochoku.jp/album/A2002246942/album

dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/artist/2001638953

 

▼No Busesがセレクトしたプレイリスト「ドライブソング selected by No Buses」はこちらから

dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10022777

  • No Buses

    No Buses


    No Buses

    2016 年結成。
    2018 年4月に1stSingle『Tic』を発表。そのMV は日本にとどまらず世界中で高い評価を受け、夏には出れんの!? サマソニ!? から選出されSUMMER SONIC2018 出演。
    1stEP『Boring Thing - EP』は発売から3 カ月で完売、Tomato Ketchup Boys との共同企画は東京・大阪ともソールドアウト。
    2019 年8 月に初の海外公演を韓国で行う。9 月にリリースされた1st Full Album『Boys Loved Her』はタワレコメンオブザイヤーを受賞した。
    2020 年にはBIM「Non Fiction feat.No Buses」に参加してジャンルを超えたコラボで驚かせた。
    2021 年6 月セルフタイトルを冠したセカンドアルバム「No Buses」リリース予定。
    国境を超えての活動が期待される今最注目のバンド。

    Member
    近藤大彗(Vo/Gt.)
    後藤晋也(Gt.)
    杉山沙織(Cho/Ba.)
    市川壱盛(Dr)
    和田晴貴(Gt.)