ボーカリスト0C(ゼロシー)によるソロプロジェクト「CODE OF ZERO」。WIZYでは、【CODE OF ZERO O-WESTでのツアーファイナルを映像化したい!】というクラウドファンディングを実施したところ、目標金額100万円をプロジェクト開始から数日で達成する快挙となった。そこで0Cさんに独自インタビューを行い、彼女の音楽ルーツからツアーファイナルに向けた意気込み、そして本プロジェクトを通して彼女自身が感じていることを聞いた。

 

 

 

中学の軽音部に入ったんですけど、思ってたより自由度がなくて

 

 

 

──0Cさんが音楽に触れたのはいつ頃のことですか?

 

母親がマドンナとかシンディ・ローパーを、父親がビートルズをよく聴いてたんですけど、その頃はまだちっちゃかったからよくわかんなかったですね。歌詞も英語だったし。でも、最近また聴いたりするんですけど、歌詞がすごい好きで、出会っててよかったなと思いました。

 

──0Cさんが自分から好きになって聴くようになったのは?

 

初めて欲しいって思って買ったのがアヴリル・ラヴィーンの『Let Go』というアルバムで、めっちゃ聴いてました。

 CODE OF ZERO

 

──では、自分で音楽をやり始めたきっかけは?

 

最初は同級生に勧められました。カラオケがうまいからって(笑)。それで中学の軽音部に入ったんですけど、思ってたより自由度がなくて。今考えるとめっちゃ謎のルールがありました。高校に入るまではギターはエフェクターを使っちゃダメとか、ボーカルは絶対2人いないとダメとか。そういうガチガチルールがいっぱいなのに馴染めなくて辞めちゃいました。団体行動も苦手だったような気もします。

 

──そうでしたか(笑)。その後は?

 

音楽をやるんだったら英語がわかった方がいいかもと思ってカナダに留学したり。

 

──じゃあ、同級生に勧められて音楽を始めたけど、かなり本気でやってたんですね。

 

はい。その後、幼馴染が行ってた別の高校の軽音部が自由な感じだったので、そこでいろんなことを教えてもらって。それからバンドをやるようになりました。

 

 

“ゼロからスタートする”それが自分に合ってた

 

 

──先ほど団体行動が苦手だというお話がありましたが、CODE OF ZEROがソロプロジェクトであるのもそういう理由ですか?

 

人によるとは思うんですけど、バンドって足並みを揃えなきゃいけなかったりして、気持ちがぶつかったりするのがしんどかったんです。それだったら間違ってもダメでも、自分だけの責任だと思える方がいいなと思って。その方が自分のやりたいこともやりやすいなと思ってそうしました。

 CODE OF ZERO

──立ち上げた当初、CODE OF ZEROが目指すところはどういうところだと考えていましたか?

 

日々すごい変わってきてるから、あんまり当時のことは覚えてないんですけど、一生懸命やれる環境を作りたかったんです。それだけなんです(笑)。単純にいい音楽をやりたい、自分が納得できるものをやりたいなっていう感じでした。

 

──CODE OF ZEROの由来は?

 

 別現場のプロデューサーさんがつけてくれた名前なんです。“Everything starts from ZERO”っていうキャッチコピーがあるんですけど、それが自分に合ってたな、と思います。“ゼロからスタートする”、なんでもそうなんですけどね。

 

 

 

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