聴いてくださっているあなたと音楽で深くつながっていきたいです
──8月7日(土)にバンド編成でのワンマンライブを開催されました。ライブを終えての感想を教えてください。
今回のワンマンは指定席だったので、チケットを買って下さったのに来れず、空いている席がステージから分かったり、来て下さった方もいろいろ悩んで考えて、縛られたルールの中ライブを観て下さっているのだと思い、ステージに立った瞬間に胸が締め付けられました。でも、世の中が平穏になるまで、みんなの居場所を絶対確保できるように頑張ろうと思いました。
バンドの皆様が私の音楽に全力で寄り添ってくださって、今までは弾き語りで、一人で歌う方が自由だと思っていたのですが、今回は自然とバンドの皆様が奏でる音に身を委ねて、一人の弾き語りよりも自由で無重力でした。
そして、新曲を3曲(「ブルー・ウインク」、「サンデーナイトフィーバー」、「涙バスルーム」)を演奏したのですが、とても良かったので、これからたくさん歌っていきたいなと思いました。
──ここからはにゃんぞぬデシさんのプライベートな一面についても教えてください。にゃんぞぬデシさんの中で「意外と●●なんです」という部分はありますか?エピソードがありましたら合わせて教えてください。
意外と温厚じゃないです(笑)。よく“いつも楽しそうだね”とか、“怒ったりしなそう”などと言われることがあるのですが、実は逆で、内心はけっこう怒ってます。マイナスな方向に感情的になったり、キレたり怒鳴ったりする人間にはなりたくないので、表には絶対出さないようにしていますが…(笑)。
──以前「勘違い心拍数」の際に「レコログ」にてインタビューをさせて頂きましたが(https://recochoku.jp/ch/recolog/2019_nyanzonudeshi/)、アーティスト活動をしていく上で変わったこと・意識していることはありますか? 2年経っての心境の変化、もしくは今年の抱負などがあれば教えてください。
久しぶりに記事を読ませていただいたところ、全てのものに対して前のめりであるという点は全くそのままだと思いました。
あとは…この時よりも人を信用しないようになりました(笑)。その反面、自分が大切だと思う人、自分のことを大切にしてくれる人、私の曲を聴いてくださる方をより大切に思えるようになりました。
そして、この2年で1番の変化はパソコンで打ち込みをできるようになったことです!いままでピアノも弾けず、パソコンも触れない自分に対してモヤモヤを感じていたのですが、パソコンでデモを作れるようになって心強くなりました。これからどんどん駆使しながら音楽を生み出していきたいです。
今年の抱負は、恋歌日記を一人でも多くの方の心にお届けする!です。
──にゃんぞぬデシさんの楽曲をまだ聴いたことがない方に1曲おすすめするとしたら、どの楽曲をおすすめしますか?その理由も教えてください。
「泣く子も笑う」という曲をおすすめしたいです。この楽曲は益田トッシュさんという方と部屋にこもってアレンジも隣で一緒にさせていただいたのですが、まずイントロのメロディが推しポイントです。そして、私は悲しくても辛いことに呑み込まれても、明るさを忘れないでいたいと思っていて、自分が音楽をして行く上でもそういうことを歌いたいと思うことが多いです。
最悪な出来事や嫌な人間がたくさんいると思っていた時に、“でも、ということは逆に心がときめくモノや人に触れることができる未来も絶対に待っているに違いないと”、力強い気持ちで作りました。『おこしやす、ちとせちゃん』というアニメのエンディングに書き下ろさせていただいたのですが、『おこしやす、ちとせちゃん』の漫画を読んでいたら、主人公のちとせちゃんが希望のある気持ちにさせてくれて、出来た曲です。
♪「泣く子も笑う」
──これから挑戦してみたいことがありましたら、教えて下さい。
目標が3つあります。
1つ目は、映画を観るのが大好きなので、映画の主題歌をやりたいです。普段から、気づいたら観た映画の登場人物の心になりきって曲を作っていたりすることもあります。「あれ、こんなこと実際に体験してないけど、なんでこんな歌詞が出てきたんだろうか?」と思い返すと、あの映画の登場人物の気持ちを想像していたから出来たのか!と、謎が解明されることがよくあります。
2つ目は、曲を生み出すことと、自分ではない誰かになりきることも大好きなので、楽曲提供をたくさんさせていただきたいです。楽曲提供をさせていただくためには、弾き語りだけではなく、編曲もできなければいけないと思い、この1年間、猛集中し、デモ音源をつくれるようになりました。
3つ目は、ROCK IN JAPAN FESTIVALのグラスステージに7年連続で立つ。これは高3の時に出場した『RO JACK』という優勝すると本番に出られるというコンテストで、優勝出来ずとても悔しかったので、その時に決めました。
──では、今後、ファンの方とやってみたいことがありましたら教えてください。
バンド編成で行うワンマンライブのタイトルが「ネコの集会」なのですが、「1人ネコの集会」とか「アコースティックネコの集会」とかもやってみたいです。「1人ネコの集会」はハンカチ落としみたいにみんなに丸くなっていただいて私が中央で弾き語りしながら、観に来てくださった方とお話ししながら、カバー曲を歌ったりもする形式にしたくて、それをすることが私の夢なので、早く落ち着いた世の中になってほしいです。
それと、ワンマンで必ず歌う「ネコの原理」という曲があるのですが、本来“ニャー”のコールアンドレスポンスがあるのですが、今はできないので、それも早くやりたいです。
──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。
にゃんぞぬデシの音楽を聴いてくださり、本当にありがとうございます。聴いてくださっているあなたと音楽で深くつながっていきたいです。これからも曲を生み出し続けていくので、楽しみにしていただけるととっても嬉しいです!
文:レコログ編集部
▼にゃんぞぬデシの楽曲はこちらから
レコチョク:https://recochoku.jp/artist/2000630856/
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/artist/2000630856
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にゃんぞぬデシ
1998年8月4日福島生まれ 。
小学校5年生の時に観た映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」に衝撃を受け、エンターテイナーを目指すことを決意する。中学校3年生の時にお弁当代からへそくりをして購入した中古ギターで曲を創り始め、高校2年生の時にライブ活動をスタート。
mona recordsレーベルオーディション2016グランプリを獲得し、ミニアルバム『はじめまして。17歳です。ハッピーエンド建設中。』をリリース。2018年7月、2ndミニアルバム『魔法が使えたみたいだった』をリリース。同年10月、アニメ「おこしやす、ちとせちゃん」エンディング曲『泣く子も笑う』を配信リリース。2019年8月には、テレビ東京 ドラマ24「Iターン」オープニングテーマ『勘違い心拍数』を配信リリースした。
2021年5月、心揺さぶる恋のさまざまなシーンを切り取った楽曲の連続リリース企画 “にゃんぞぬデシの恋歌日記”をスタート。第一弾『風とイルカと恋』、第二弾『雨はきらい。』に続いて第三弾『涙バスルーム』を8/22配信リリース。
何気ない日常から生み出される繊細な歌詞、1 度聴いたら頭に居座る印象的なメロディー、猫もうっとりする澄んだ歌声が特徴。繊細な感情を紡いだ切ないバラードから、思わず笑顔がこぼれるようなユニークなナンバー、誰もが胸の奥に抱える熱い気持ちを刺激する応援歌まで、ポップセンスあふれる曲たちで魅了する。
ちなみに“にゃんぞぬデシ”という風変わりな名前は、 飼っていた猫の“にゃんぞう”を尊敬し自分はその弟子であるという思いから、“にゃんぞうの弟子”をもじって付けた。