僕らと同じ音楽の世界、国で繋がれるよという強引な提案です(笑)
――さて、今回WIZYではALIオリジナルデザインを施した「ポーダブルレコードプレイヤー」を制作・販売するとのことですが、背景を教えてください。
レコードを聴くって手間じゃないですか?盤を出して、針を置いて再生して…とすごい手間がかかるんですけど…。僕らはその手間がすごい大事なことだと思ってて。例えば、パソコンや携帯で音楽を聴いてたとしたら、携帯やパソコンがなくなったら聴けないじゃないですか。現代は便利な世の中になったので、携帯やパソコンで音楽を聴いてると、無意識に音楽を所有してる気持ちになりがちですけど、実際は所有できてないわけなんですよ。それで言うとレコードプレイヤーも壊れるし、擦り切れることもあるんですけど、やっぱり物として存在するのが美しいと思ってます。
レコードはCDと違ってデータを読み込むんじゃなくて、レコードと置いた針の摩擦によって音を蘇らせるってとこもとてもロマンチックだし、人それぞれ音楽の聴き方にも、しっくりくる聴き方があると思うんですよ。
僕にとっての音楽を聴く醍醐味はレコードというフィジカルな物を手に入れて、眺めて、向き合って、針を落として、手間をかけて楽しむということなんです。そういった僕らの音楽の楽しみ方を形にしたくて、今回はポーダブルレコードプレイヤーを制作することにしました。
――今回のプロジェクトでファンの皆様に伝えたいことを教えてください。
このレコードプレイヤーは、手にとって下さった方の自宅にある程度幅を持っておかれるので、主張も激しいと思うんですよね (笑) 。
ただ、今回僕らがデザインをさせていただける機会を頂けたんで、僕らの思いが詰まった、僕らにとっても思い入れの深いレコードプレイヤーをファンの皆さんに使って頂き、そのレコードプレイヤーで音楽を聴けば、僕らと同じ音楽の世界、国で繋がれるよという強引な提案です(笑) 。先ほどお話したように、レコードで音楽を楽しむということは手間がかかることですが、そういった音楽の楽しみ方に興味があって余裕がある方や、チャンスを伺っている方がいたら、愛情を込めて作ったのでぜひ手に取って遊んでくれれば良いなと思ってます。
――デザイン面などで意識したことはありますか?
僕らが伝えたい「LOVE,MUSIC AND DANCE」というメッセージはもちろん、ALIの家紋を入れ込んでいるので、それが入っているものが家に置いてあるということは音楽を愛しているということの証です(笑) 。
――最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。
大変な時代を生き残ったからこそ「今」があると思うので、今後はたくさんライブをして、直接みんなの顔を見て、全国各地、世界でみんなに直接会って、音楽の素晴らしさや人生の豊かさを共に分かち合いと思っています。なので、どんなに辛くても諦めることなく、共に生き抜いて、ライブ会場やどこかでお会いできることを楽しみしてます。いつもありがとう!!
文:レコログ編集部
WIZY【ALIオリジナルデザインのポーダブルレコードプレイヤーを限定販売!】
■プロジェクト期間:2021年3月19日(金)~4月6日(火)AM11:00
※販売締切日が変更になりました。詳細はプロジェクトサイトでご確認ください。
■プロジェクトURL:https://wizy.jp/project/580/
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