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お客様一人一人に感謝の気持ちを込めて歌うということに重きをおいてステージに立ちました

 

 

──「うしろ髪引かれて」も披露した2月のスペシャルライブは、改めて振り返ってみるとどんなライブでしたか?

 

昨年11月のライブからあまり日が経たないうちのライブということで、11月の余韻のまま進んでいけました。バースデーライブということもあり、一つ大人になって皆さんと直接会える機会をいただいたので、お客様一人一人に感謝の気持ちを込めて歌うということに重きをおいてステージに立ちました。ビルボードライブ東京はステージ後ろの幕を開けると夜景も見えるし、コロナの関係で1時間前倒しでスタートしたので1st公演は昼間だったんですが、その昼間の景色もすごく素敵で。私の楽曲もこのビルボードライブ東京の雰囲気に合っているな、なんて改めて感じることができて、本当にステージに立ててよかったなと思います。

 

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──3月31日にはファンクラブ「AI OPENER」で生配信もされたそうですね。

 

ファンクラブとしては初めてのイベントで、2部構成の初のオンライン生配信ということで1部は誰でも来られるような形式に、2部はファンクラブ会員限定ということで濃い内容のものをお届けできたかなと思っています。そこでファンクラブ会員の方に生電話をさせてもらって、応援してくださる皆さんの声をじっくり聞けたんですよ。今はライブでもイベントでも皆さんの声を聞けないので、「頑張って」とか「僕も私も頑張るよ」とか、そういう言葉を直接いただけて、本当に嬉しかったですね。ほぼほぼ皆さんが泣いてらしたので、私もちょっと危なかったですけど(笑)。ここで私も泣いちゃったら収拾がつかなくなると思って、ぐっと堪えました。皆さん温かい方たちばかりで嬉しいなと思いました。

 

──そして4月18日からは初のライブツアー「降幡 愛 1st Live Tour APOLLO」がスタートしますが、どんなライブになりそうでしょうか?

 

今回はビルボードライブの時とバンドメンバーさんが変わるんです。初めましての方もいらっしゃるので、リハーサルの段階からワクワクしているんですけど、「AXIOM」を引っ提げた“APOLLO”というタイトルのツアーということで、これまでとはまた一味違ったライブになるんじゃないかと思います。新しく私を知ってくださった方が足を運んでも、私の音楽性みたいなものをつかめるライブになっていると思うので、初めましての方もぜひ来ていただけたらなと思います。

 

──ステージの演出も楽しいものになりそうですね。

 

スタッフチームと苦労して作ったものもあるので、楽しみにしていてほしいですね。先日ツアーパンフレットの撮影をしたんですけど、その世界観をそのまんま楽しんでもらえるんじゃないかなと。一緒に月旅行をしているような楽しい空間にしたいなと思います。

 

──春は新しいスタートの季節でもありますし、「うしろ髪引かれて」のような別れの季節でもあります。降幡さんは上京したての頃のことを覚えてますか?

 

私は声優になりたいと思って上京してきて、本当にそのことしか頭になかったので、ホームシックにかかったり寂しいと思ったりすることは全然なかったんです。だけど、上京して何年か経って、特に今はコロナの状況もあって気軽に家族にも会えなくなってしまったので、やっぱりいろいろと思うところはありますね。私が上京した直後、母がすごく泣いていたという話を妹から後で聞いたりしたんです。私と同じように夢を追いかけている方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、視野を広くもって、いろんな人に支えられているんだっていうことを感じてほしいなと思います。私は全然見えてなかったので…。影で母が泣いていたのかと思うと、これからもっといろいろと返していかなきゃなと思いますね。

 

──もう少しプライベートについても伺えたらと思いますが、最近は何か新しいレコードを買われましたか?

 

Night Tempoさんという韓国のDJの方が、いろんなアナログ盤を挙げていて、その中で菊池桃子さんのレコードも挙げていたんですよ。『ADVENTURE』とか『テラ戦士ΨBOY」とか、ずっとほしいなと思っていたレコードを最近手に入れました。それからはずっと菊池桃子さんを聴いてます。林 哲司さんがサウンドを手掛けられていて、そこに菊池さんの優しい歌声が入ってくると、アイドルだけど切ない感じもするし、世界観もすごく好きで。菊池さんからはフワフワとした柔らかい印象を感じるんですけど、やっぱりどこか切ないんですよね。私の父が菊池さんのことをすごく好きで、当時は子供だったのでその良さをよくわかってなかったんですけど、改めて今知ることができました。

 

──Night Tempoさんは日本の歌謡曲やシティポップを世界的に広めていますよね。

 

そうですね。Night TempoさんがSNSのClubhouseで自分でミックスした曲をよく流しているので、それを聴きながら寝たりしてます。

 

──これから降幡さんがやってみたいことや挑戦してみたいことは、どんなことですか?

 

今まで歌詞は書いているんですけど、少しでも自分の頭の中の音が反映されるようなことに挑戦してみたいです。作曲とまではいかないですけど、自分の頭の中にあるものを出していけたらいいなと思っています。まだまだ勉強不足ではあるんですけど。

 

──それは楽しみです。最後にファンの皆さんへメッセージをお願い致します。

 

いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。アーティストとしての私の活動は奇抜だったり尖っていたりしていると思うんですが、皆さんがすごく優しく温かく見守ってくださっているので、自分の好きな“音”を届けられていると思います。これからも皆さんと一緒に自分の“好き”を突き詰めていけたらいいなと思いますので、どうぞどうぞこれからも降幡 愛をよろしくお願い致します。

 

 

文:大窪由香

 

 

 

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  • 降幡 愛

    降幡 愛

    2月19日生まれ、長野県出身。

    2015年に『ラブライブ!サンシャイン!!』の出演が決まり、黒澤ルビィ役で本格声優デビュー。
    同作品のスクールアイドルグループAqoursのメンバーとして活動し、2018年には東京ドーム2Daysのライブにて、国内外ライブビューイングを含め15万人を動員。同年末の第69回NHK紅白歌合戦に出演を果たした。 声優以外にも多岐にわたって活動しており、2017年からは『フォトテクニックデジタル』にて「降幡写真工房」の連載を行なっていた。
    2019年には、自身初となる写真集『降幡愛写真集 いとしき』を発売。5/6付オリコン週間BOOKランキングジャンル別写真集(集計期間:4月22日~4月28日)では、初登場1位を獲得した。
    多彩な才能を持ち、ファンからは“職人”とも呼ばれる彼女が、2020年初秋、満を持してのソロアーティストデビュー。ソロアーティストとして、80’sシティポップを発信している。

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