CODE OF ZERO

 

 

 

音楽は一生懸命がむしゃらに、納得いくものを作って出してる

 

 

 

──なるほど。昨年9月にリリースしたミニ・アルバム『MAKE ME REAL』について、改めてどんなアルバムだったと思いますか?その後のツアーを通して感じたことでもいいんですが。

 

『MAKE ME REAL』は初めての全国流通盤だったんですが、アルバムを作ってる時は完成まで一人なので、あんまり人の顔が浮かんでなかったんです。完成までを100としたら、曲が出来たことって100の中の1ぐらいで。それがライブで100になる。その段階には、自分が歌ったりサポートバンドのみんなに演奏してもらったりすることプラス、その場所とか、そこにいるファンの人と一緒に音楽を作る、ということがあって。それが楽しいな、その場所、その時の最高潮が作れたらいいなっていうことを『MAKE ME REAL』のリリースツアーを通して感じました。音楽は一生懸命がむしゃらに、納得いくものを作って出してるつもりです。それを応援してくれる人達がいて、ライブで一緒に曲にしてくれる人達がいる。「MAKE ME REAL」は初めてそういうことを認識して書いた曲です。

 CODE OF ZERO

 

──0Cさんにとって、歌詞は吐き出す場所ですか?

 

そうかも。どうでもいいことをしゃべるのは好きなんですけど、あんまり自分の考えをちゃんと言うのは得意じゃないです。最近はそういうことを言える環境がSNSにあるなと思うんですけど、SNSは自分も傷つくときあるし、誰かを傷つけるかもしれへんし。慎重になります…。

 

──不特定多数に発信されますからね。

 

人が考えてることとかを読んだりするのは好きで、文字を読むのも好きなんですけど、SNSはちょっとしんどいなって思うときもあります。まあ自分で管理すればいいんですけど(笑)。その点音楽は言葉だけとか、歌詞だけが前面には出ないからいいなと思います。

 

 

歌詞はその人の解釈で好きになってもらえたら

 

CODE OF ZERO

 

──音楽になった場合、書いた本人はそのすべてを語る必要もないし、聴いた人の中にそれぞれの解釈が生まれますしね。

 

すごくそう思います!!(笑)。あと、音楽は、歌詞にどれだけの思いを込めても、結局音楽が一番強いっていうところが好きです。もちろん歌詞で今考えてることがうまく言い表せられたらいいなとは思いますけど、これからも音楽は音楽が一番強いって思ってたいです!曲が一度世に出たら、歌詞はその人の解釈で好きなように好きになってもらえたらいいなって思います。「この曲を聴いてこんなことを感じて頑張ろうと思った」みたいなことを言われると、そういうつもりで書いたわけじゃなかったとしてもすごく嬉しいです。直接的な助けには全然ならなくても、その人の生活の一部にはなれたんかなって。

 

──2月7日(金)のTSUTAYA O-WEST公演がリリースツアーファイナルとなりますが、どんなステージにしようと思いますか?

 

一曲一曲、今まで感じたこととかを超えるものがあったらいいなと思います。

 

 

 

 

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