――では矢作さんのこれまでが少しわかったところで、ソロコンの話をさせてください。AKB48メンバーとしてはこれまでで最速のソロコンだったそうですが、話を聞いた時はどう思いました?
「AKB48劇場 13周年特別記念公演」(2018年12月8日)の1部公演終わりのMCの時に初めて知ったんです。1部公演が終わって同期はみんな戻っているのに最後に取材があるから私だけ残るように言われて。そうしたら突然呼ばれて、ステージに引っ張り上げられたんです。ビックリしました。その日は生中継されていたから、きっとファンの人達も喜んでくれているだろうなと思ったし、ソロコンは1番の夢だったから嬉しかったです。
――ソロコンを振り返って印象に残っているのは?
全部なんですけど、うーん・・・「80年代カバーブロック」がいいと思います。
――あの選曲は誰が決めたんですか?
コンサートのセットリストは全部自分で考えました。80年代の曲はずっと大好きで母の影響なんです。スタッフさんや周りのいろんな人にもインタビューして、昔から聴いていた曲の中から決めました。「あなたの青春時代を作った曲は何ですか?」って質問をしたら「新田恵利」さんの名前を出された方がいたので、新田恵利さんの曲で好きだった「冬のオペラグラス」を入れようみたいな決め方でした。
――小さい頃から家では80年代の曲が流れていたんですか?
そうなんです。車に乗ると、もんたよしのりさんの曲がかかっていたり、家でも80年代の曲がよく流れていたので、いい曲だなと思ったらスマホに入れて聴いていて、そういうことをしていたらこうなりました(笑)。自分の部屋から下に降りると、流れている曲についてママが話し出したりするんです。「この曲はね」って。
――コンサートではカエルに乗って歌ったり、曲のイメージに合わせたコスプレを披露したり、演出的にも見所が多いライブですが、そこも自分がやりたかったアイデアを伝えた感じですか?
そうです。見ている人を飽きさせないようにしたかったし、いろんな層の方が来てくれると思っていたので、女の子も楽しめて、ファンの方もエモくなって沸いてくれることを考えて会議で話しました。カエルは自分が好きだからただやりたかったんですけど、全体的には可愛くしたくてあんなふうになりました。セットリストは、最初から最後までストーリーになっているんです。
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