歌手としてはもちろん、舞台や映画・モデルに海外での活動と、活躍の幅を広げている上野優華が、WIZYで「上野優華 22歳のバースデーワンマンライブをファンのみんなとDVD化したい!」(https://wizy.jp/project/217/)と題し、プロジェクトを実施中。そんな上野優華に、デビューから今に至るまでの軌跡や現在の活動について、そして2月2日のバースデーワンマンライブに向けた話など、様々な話を聞いた。
今でも歌詞を書いて、それをスタッフさんに初めて見せる日はめちゃくちゃドキドキする
――オーディションをきっかけにデビューしたのが6年前になりますが、あらためて当時の心境を振り返ってみていかがですか?
最初のきっかけをいただいたのが徳島のカラオケ大会だったんです。それを見て下さった方から、「キングレコードがオーディションを開くので受けてみませんか?」と声をかけてくれたんです。その時は、自分がデビューするなんて全く思ってもいなかったので、“本当に大丈夫なのかな”という想いでいっぱいでした。でも、母親が「人生経験として受けてみてもいいのではないか」と言ってくれたこともあり、挑戦してみました。
――その最初に受けたオーディションで見事グランプリを掴んだんですよね。
はい。当時は14歳だったので「本当にデビューするの?」と思っていたくらい、何の実感もわきませんでした。そんな想いも束の間、夢ではなく、本当にデビューをさせていただき、さらに映画の主演も決まったんです。すべてのことが想定外すぎて、もはや衝撃でした。
――それまで演技の経験はあったんですか?
まったくありませんでした。クランクインする1週間くらい前に台本をいただいて、レッスンをする時間もなく、本番に入ったんです。そこまで極限状態になると、人間って、「やるっきゃない精神」が出てくるんですよね(笑)。それからはありがたいことに、歌もお芝居もずっと続けさせていただけて、毎日が発見の繰り返しです。
――なかでも大きな発見だったことはどのようなことでしょうか。
16歳の時に初めて作詞をさせていただいたんですが、そこで自分の気持ちを伝えられる幸福感を味わうことができたんです。今でも歌詞を書いて、それをスタッフさんに初めて見せる日はめちゃくちゃドキドキするんですが、みなさんからいい反応をもらえるたび、次も頑張ろうって思えるんです。
――基本的に、与えられたことは全力で頑張るタイプなんですね。
そうですね。お芝居も悩むことだらけなんですが、「私に与えられた役なんだから、もっと自信を持とう」と思うようになったんです。ただ、そう思えるのは、観てくれた人たちがいるからこそ。エンターテインメントって、観てくれる人、楽しんでくれる人がいないと成り立たないんですよね。最近はよく、二面性のある役が多いんですが、ファンの方が「ドキドキしたよ」と言ってくださると、「やった!」って思えるんです。
――たしかに、ものすごくかわいくて上品なイメージがあるのに、映画だと猟奇的だったり怖い役をしていることが多いですよね。
なんでですかね…?(笑)でも、私はそういった役を演じるのがすごく好きなので、これからもそのギャップをみなさんに楽しんでもらえるような演技をしていきたいですね。ただ、二面性のある役をやりすぎて、良い子としての役をいただいても、ファンの方には「絶対に裏がある」と思われてしまうんです。人間の心理学を学んだような気持ちでした(笑)。
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