自分らしさは結構詰め込める作品になると思います。
――そういうお話を聞いてから曲をまた聴くのだと、曲の聴き方も変わりますよね。話が変わりますが、ゆきみさんのライブ時のマイクパフォーマンスがすごく好きでなんですけど、あれが誕生したきっかけとかってあるんですか?
実は全然意識していなくて(笑)。それが好きです、って言ってくれる方がいるので、言われて初めて、私普段何やっているのかな?と思ったので、誕生したきっかけって無いっちゃないんですけど。最初、バンドでライブハウスのステージにに立つ時は、やっぱり考えないと動けなくて。どうしても動きがぎくしゃくしてしまって、緊張感がお客様にも伝わってしまっていたので、どうしたらいいのかなって思った時に、私はずっとダンスをやっていたので、振付だって思ってしまえば勝手に体が動いてくれるかなって思って、最初は「この動きの時に手を前に出してみよう」とか「手を広げてみよう」とかを、体に馴染むぐらい家でやってみたりしていました。
それがライブを重ねるごとに、ほんとに何も考えずに目の前にいる人達に伝えたいという想いが勝手に表現できるようになったので。しいて言えば最初は振付と思ってやるっていうのはありました。
――今回の作品「オーバーチュアと約束」について教えて下さい。どんな作品になりそうですか?
まだ制作段階ではあるので、レコーディングもこれからなんですが、オーバーチュアってオペラとか組曲とかの序曲(一番最初に演奏される曲)で、自分のクラッシックのルーツを自分なりに消化した、自分らしいものにしていこう、っていう思いで今回のタイトルになっているので、自分らしさは結構詰め込める作品になると思います。
――タイトルはどうやって考えたんですか?
自分らしさ、を意識しました。バンドは私らしいではなくバンドらしいなので、改めて一人になった時に自分の自分らしさっていうものを考えた時に、やっぱりクラッシックのルーツだなと思ったんです。
じゃあみんなに、初めて私一人っていう人間を聴いてもらうっていう“序曲”になるなと思って、オーバーチュアが出てきましたね。
――ちなみに、レコーディングはいつ頃を予定されているんですか?
今回のプロジェクト(https://wizy.jp/project/484/)が6月7日(日)までなので、終わったらすぐレコーディングの準備をします。
――楽しみですね。MVはどんなイメージで考えていますか?
実は、4曲のうちどれをMVにするか決まっているようで、まだ少し悩んでいて。なので、どういう風にするかっていうのは、自分の中で気持ちが固まった時にイメージしていこうかなと思っています。制作しながら4曲それぞれに取り掛かってるんですけど、その曲取り掛かってる時に、「この曲やっぱりいいな~MVはこの曲かな?」って思うし、また別の曲取り掛かったら、やっぱこっちかなって、それぐらい全曲思い入れもあるし、ほんとにいい曲になってるので、MVに関してはもう少し悩んで、これから決めて行こうと思います。
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