“一生懸命にやる”という基本的なことをテーマに制作したこの作品を命の証として、アルバムのタイトルも『証命』に
――さて、レコチョクでは定額制でMVも見放題のサービスがありますが、吉田山田のお2人がMVで大切にしていることはどんなことでしょうか。
吉田:あまり飾らないということですね。たまに“カッコいい顔をしてください”というオーダーをもらうんですが、出来ないんですよ(笑)。何を考えて、どんな苦労をしてきたのかって顔に出ると思うし、どんなに繕っても滲み出てしまうんですよね。だから、自分のことはカッコいいとは思えないんです。なので、今は自然体でいることを何よりも大事にしています。
山田:あとは、なぜか僕らは、高いところに登らされがちなんです!
吉田:そうだね(笑)。
山田:僕、高所恐怖症なのに、ビルの屋上の柵を超えたところで「もっと笑ってください」といわれても無理ですからね!(笑)
――あはは。さて、お二人がプライベートで聴く音楽はどのようなものですか?
吉田:最近サウンドトラックにハマっていて。制作中に、言葉のある音楽を聴くと、どうしても影響されちゃうんですよね。なので、最近は『借りぐらしのアリエッティ』のサウンドトラックを聴いています。いつか、劇伴もできたらいいなって思っていて。そして、いつかは「先生!」って呼ばれたいんです!
山田:先生って呼ばれたいんだ(笑)。
吉田:いつかね(笑)。
山田:僕もインストをよく聴いています。world’s end girlfriendという日本人の方ががひとりでやっているんですが、物語に迷い込んでしまったような感覚になるんですよ。
――聴いてみますね。さて、このアルバムの『証命』というタイトルはどのようにつけられたのでしょうか。
吉田:このアルバムには「証命」という曲も入っているんですが、自分を演じることなく、精一杯の自分たちの命の形を曲にしたものなんです。とはいえ、10年間やり続けていくと、いろんなことが器用にできるようになるんですよね。そんな自分たちになるのはイヤだったので、“一生懸命にやる”という基本的なことをテーマに制作したこの作品を命の証として、アルバムのタイトルも『証命』にしました。
山田:ちょっと重く感じてしまうかもしれないですが、僕達にとっては、自分たちの命を残すということがメインだったので、このタイトル以外考えられなかったんです。今の正直な僕たちを感じることができる作品になっていると思うので、じっくり聴いてもらえたら嬉しいですね。
文:吉田可奈
写真:松永光希
▼吉田山田「証命」はこちらから
レコチョク:https://recochoku.jp/album/A2001612992/
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10015707
▼LIVE情報
11月30日(土) 吉田山田10周年記念「大感謝祭」@東京・中野サンプラザホール
開場 / 開演
16:30 / 17:30
詳細はこちらから
https://yoshidayamada.com/contents/244025
※各記事に記載されている内容は公開時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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吉田山田
吉田結威(Gu/Vo)と山田義孝(Vo)からなる二人組アーティスト。
2009年10月に「ガムシャランナー」でメジャーデビュー。2013年12月に放送を開始したNHKみんなのうた「日々」が“泣ける歌”と話題になり、5度の再放送を経てロングセールスを記録。一躍その名を拡げ、YouTubeの再生回数は1,400万回を突破。現在は、昨年10月にリリースした最新アルバム「欲望」に収録した、吉田の愛犬との実話と飼い主としての願望を歌った「赤い首輪」がペットを飼っている人々の中で共感を呼び話題となっている。
今年2月20日にリリースされたシングル「桜咲け」はTVアニメ”火ノ丸相撲”のエンディングテーマとなり、吉田山田史上初のアニメタイアップとなった。
今年3月より2度目となる全国47都道府県ツアー「吉田山田47都道府県ツアー~二人またまた旅2019~」を実施。そのファイナル公演となる「吉田山田47都道府県ツアー~二人またまた旅2019~」ファイナル東京公演と、夏の恒例公演となっている「吉田山田祭り2019」を上野恩賜公園水上音楽堂にて実施し、大団円で夏を締めくくった。
10月21日に、デビュー丸10周年を迎えたのち、11月30日には、中野サンプラザホールでの、吉田山田10周年記念「大感謝祭」公演を開催する。