2020年12月23日、超ときめき♡宣伝部がエイベックス1st アルバム『ときめきがすべて』をリリースする。ときめき不足な現代には必聴のアルバムとなっているが、今回リリースに伴いインタビューを実施。本人たちが好きなアルバム・MVについて、制作秘話についてなどたっぷり語ってもらった。是非、インタビューとアルバムからときめきを注入してほしい。
最上級の“ときめき”が詰め込まれているようなアルバムになっています
──今年4月に“ときめき♡宣伝部”から“超ときめき♡宣伝部”に改名し、新体制になってから初のアルバム『ときめきがすべて』が12月23日にリリースされます。このアルバムは、どんなアルバムに仕上がりましたか?
坂井仁香:このアルバムは、カッコいい“ときめき”とか、ちょっと切ないけど前向きになれる“ときめき”とか、超可愛い“ときめき”とか、最上級の“ときめき”が詰め込まれているようなアルバムになっています。このタイトルをもらった時に思ったのは、私たち自身が“ときめき”でできているというか、ファンのみなさんとライブをしてときめいて、新曲を聴いてときめいて、こんなにかわいい衣装を着てときめいて。私たちの身の回りには“ときめき”がたくさんあって、それが私たちの原動力になっていると思うので、私たちを表すのにぴったりのタイトルだと思っています。
──自分たちがときめいてないと、他の人にときめきは伝えられないですもんね。
坂井:そうなんです。あとは、超ときめき♡宣伝部になってから初めてのシングルが「トゥモロー最強説!!」だったんですが、その時から比べるとメンバーの声の変化や歌の成長あって。たとえば4月に入った(菅田)愛貴ちゃんは、当時は『可愛らしい愛貴ちゃん頑張れ!』っていう感じの歌声だったんですけど(笑)、今は低音がきれいに響いていたり、感情が歌に入っていたり。それぞれのメンバーの成長をしっかりと聴いてもらえるので、一年の最後に出すのにぴったりなアルバムだなと思っています。
──このアルバムのレコーディングはいつ頃から始まったんですか?
吉川ひより:毎週レコーディングっていう感じで、夏ぐらいからずっとやってました。
小泉遥香:2日連続っていう時もあったよね。
辻野かなみ:あったね。レコーディング期間でたくさん録りました。
──1日1曲みたいな感じですか?
坂井:そうです。レコーディングでは、誰がどこを歌うかっていうのが決まってないので全員一曲全部録るんです。
──歌割りはされていないんですか?
坂井:「そうなんです。録ってから決めるんです。全曲聴き込んで、覚えて、うまく歌えたらそこのパートがその子の担当になる。だから結構覚えるのに必死でした。初めて挑戦する感じの曲も多かったので。愛貴ちゃんはどの曲が一番難しかった?
菅田愛貴:一番難しかったのは「7月のサイダー」です。「ライオンガール」も難しかったけど。「7月のサイダー」は、今まで歌ってきてなかったような歌で難しかったんですけど、本当にいい曲なので歌っていて楽しかったです。
──菅田さんが4月に加入して今の体制になって、夏から制作ということは、その間そんなに時間はないですよね。特に今年はコロナウイルスの影響もあったかと思いますが、どうやって結束力を高めていったんですか?
辻野:7月にZepp Hanedaで超ときめき♡宣伝部として初めてライブをさせていただいて、一体感や絆が深まった気がします。そこからいい流れのまま、このアルバムのレコーディングに入れて。アルバムっていう新たな目標ができたので、そこでまた一致団結して。Zeppのライブから、もっとこうしていきたいとか、それぞれが考えて、ここに繋がっていけたのかなと思います。
──だからよりパワーアップした作品になったわけですね。先程、坂井さんが今回はいろいろと挑戦されたとおっしゃっていましたが、たとえばどんな挑戦がありましたか?
辻野:個人的に好きなのが「ライオンガール」で、最後におはる(小泉)のフェイクが入っているんです。そういう曲はとき宣の中では初めてなんです。リハーサルで振り入れもしたんですけど、その時にそれをおはるがちょっと歌ってて、『カッコいい!』って思って。これからのライブが楽しみになりました。
小泉:ありがとうございます。嬉しいけど、照れる(笑)。
坂井:もちろんそれもあるんだけど、「ライオンガール」は全体的に今まで歌ったことのない曲だったので、みんな覚えるのが大変だったと思う。
辻野:そうだね。レコーディングする前の、プリプロを初めてやって。
坂井:そうそう。あんまりうまく歌えなかったら、もしかしたら次の機会になるかもねっていう感じだったんです。
──「ライオンガール」が収録されるかどうかは、みなさんの力量にかかっていたんですね(笑)。
吉川:そうなんですよ。だからプリプロの方が緊張して。
坂井:無事にアルバムに入ってよかったです。あんまり言ってない裏話です(笑)。
吉川:「7月のサイダー」は夏の失恋ソングで、今までのとき宣の夏の歌って、明るめで前向きの恋の歌が多かったんですけど、夏に失恋の歌を歌うのは初めてのことで。この曲も暑い夏に歌ったらどういう雰囲気になるんだろう、っていう楽しみもあります。
坂井:この曲は公募曲なんです。「誰か曲を書いてくれませんか?誰でもOKです」って募集して、サクノオクレゲさんが作ってくださった曲なんです。それも初めてだったかなと思います。
──それは思い入れも深いですね。杏さんはどの曲が印象的でしたか?
杏ジュリア:私は「雨上がり」っていう曲を最初に聴いた時に、一番新しいなって感じたんです。ちょっとオシャレなレストランに流れていそうというか(笑)。音程を取るのが難しくて、ぎりぎりまでひとちゃん(坂井)に『ここ、わかんないんだけど』って聞いて(笑)。「雨上がり」もそうなんですが、新しい感じの振り付けの曲が多いので、また新しい私たちの一面が見せられるなと思います。あと、「GAMUSHARA」は私にとって初めてのCDだったんですけど、とき宣に加入する前に一人でレッスンをやってる時にこの曲に力をもらったので、私にとってすごく大切な曲だったんです。それが超バージョンになって新しく収録されて、個人的に嬉しいです。
小泉:私は個人的に「さくら燦々」がすごく好きなんですけど、レコーディングは早口の歌詞が多くて難しかったです。この曲は春の出会いと別れの曲で、でも最終的には羽根を広げて一緒に前に進んでいくんだっていう前向きなメッセージが込められていて、それがとき宣っぽくていいなと思っています。
坂井:「お届け!デリバリースター」は、オメでたい頭でなによりさんに楽曲提供していただいたんですが、初めて聴いた時にバンドの音が結構耳に入ってきて、すごく心が熱くなる、テンションが上がる系のオケになっていて、ときめきました。ぴよ(吉川)と愛貴ちゃんがラップバトルをやっていたり、かなみん(辻野)がライブ中のパフォーマンスでアクロバットを披露したり、(杏)ジュリアが“ときめき旋風脚”っていう技を披露したり、注目ポイントがたくさん詰まっているので、この曲を聴けばテンションが上がると思います。
吉川:「SHIBUYA TSUTAYA前で待ち合わせね!」は初めての待ち合わせソングになっていて、イントロからすごく可愛い曲なんです。この曲って、男の子が待ってる女の子を見てるようにも、女の子が待ってる男の子を見てるようにも、どっちの目線にも取れるところがいいなと思っていて。私は男の子が待ってくれている姿をイメージして歌っているので、宣伝部員さんに重ねたりして、キュンとしながらライブでも歌っています。
──菅田さんはどの曲が好きですか?
菅田:みんなが言ってくれたように、いろんなジャンルの曲がいっぱい詰まっているから、全部好きです。このアルバム1枚あれば、他の曲は聴かなくてもいいやって思ってもらえるくらい、何回聴いても楽しいし、気分が上がるし、いろんな感情になれると思うので、いっぱい聴いて、いっぱいときめいてもらえたらいいなと思います。
──そして、アルバムのリード曲「エンドレス」はKANA-BOONの谷口鮪さん作詞作曲ですね。
辻野:はい。初めて谷口さんに楽曲提供をしていただいたんですが、私たちのことをずっと見てくださっていたんじゃないかって思えるくらい、私たちにぴったりの言葉が詰め込まれていて。“ときめいて きらめいて”っていう、私たちがよく言ってるような言葉が歌詞に入っていてすごいいいなと思ってます。“夢に天井なんてないようです”なんて、目標があっても夢があっても、それが叶えられたら、またさらにどんどん進んでいけるよっていうメッセージ性があったり。特に一番最後の“ときめきの正体はもう気付いてる/全部わかる/あなたとわたしの鼓動”っていうところがすごく素敵で。ファンの方たちと、私たちの鼓動があることで“ときめき”が生まれて、どんどん絆が深まって、その絆がエンドレスで続いていけたらいいなと思っています。
次ページ:「RecTV プレイリストチャレンジ アイドル企画」がスタート!メンバーが好きなMVは…
※各記事に記載されている内容は公開時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。