4/29(水)に12thシングル「BAD END」をリリースした蒼井翔太。今回、蒼井翔太にリリースを記念してインタビューを行った。

楽曲に関する想いやMVについて、蒼井翔太自身が作詞作曲を行った「Existence」についてや「Shake Shake! Together!」についてなどたっぷり語ってもらった。

更にレコチョク公式Twitterではサイン入りオリジナルミラーがあたるキャンペーンも実施中。蒼井翔太の魅力がたっぷり詰まったインタビューなので最後までチェックしてほしい。

 

 

 

久しぶりにゴリゴリのロックをやりたいなということもあって、激しく作っていただきました

 

 

 

──今作「BAD END 」は、テレビアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』のエンディングテーマですが、このタイアップありきで制作していかれた楽曲ですか?

 

そうです。テレビアニメの制作サイドからは「エンディングだからといって、バラードやミディアムテンポにしなくてもいいよ」と言っていただいたんですね。楽曲はコンペだったんですが、イントロと歌い出しのインパクトがすごく心に残ったので、たくさんの楽曲の中からこの曲を選びました。今回僕は、“ジオルド・スティアート”役の声優としてもこの作品に参加させていただいているので、それならばジオルド目線の歌詞もいいんじゃないかと思って、そういうふうに歌詞を書いていただきました。

 

 

──タイトルはどういった意味が込められているのですか?

 

このアニメは、“破滅フラグ”を主人公の女の子がどんどん回避していく、“BAD END”を回避していくっていうストーリーなんですけど、そのエンディング曲が「BAD END」というタイトルなのも面白いんじゃないかと思って(笑)。

 

 

 

 

──歌い出しから蒼井さんのハイトーンボイスがとても映えるロックチューンだなと思いました。

 

ありがとうございます。久々のロックチューンなんですよ。前作の「Harmony」もバンドサウンドだったとはいえ、爽やかな印象の曲でしたし、その前の「Tone」はダンスチューンでしたし。久しぶりにゴリゴリのロックをやりたいなということもあって、激しく作っていただきました。

 

蒼井翔太

 

 

 

──この曲を歌ううえで意識されたことはどんなことですか?

 

レコーディングでは、とにかく音域が高いので、いい意味で頑張りすぎず(笑)。自分の中の気持ちがいいところとセーブするところ、そして気持ちを込めるところと、そうやって足し算・引き算をしながら歌っていました。出来上がりを聴いた時は、喉を鍛えられたなと思いました(笑)。昨年はレーベルの先輩でもある水樹奈々さんをはじめ、女性ボーカリストの方とデュエットさせていただく機会がたくさんありまして。その時に喉を鍛えたお陰で、今回のレコーディングでは自分の新しい音域にたどり着いたなと思いました。CDを何枚も出させていただくにあたって、毎回新しい蒼井翔太を見せていきたいっていう、自分の中にあるポリシーとか目標があって、それをクリアできたかなと思います。

 

 

 

悪役にも正義があったり、譲れないものがあって、

それをちょっと垣間見てしまうと、どっぷりとはまっちゃいますよね

 

 

──この『乙女ゲームの〜』は、先ほどもお話していただいた通り、破滅フラグを回避しようと一生懸命な主人公がとても健気なお話ですが、蒼井さんご自身は正統派ヒーローを好きになるタイプですか?それとも悪役に惹かれてしまうタイプですか?

 

僕は悪役です(笑)。役を演じるうえでも、正統派ヒーローより悪役の方がバリエーションがあったりするんですよ。正統派はまっすぐだから難しいけど、悪役はいくらでもブレられるというか。僕も小さい頃からヒーローものも好きだったんですけど、悪役にも正義があったり、譲れないものがあって、それをちょっと垣間見てしまうと、どっぷりとはまっちゃいますよね。実は「BAD END」のMVも、まさにそういうストーリーになっているんですよ。

 

 

──どんな内容になっているんですか?

 

闇と、その闇に惹かれて侵食されていく光というテーマがあって、その闇と光を一人二役で演じています。MVの中では闇が主人公なのでかっこいい部分を、光は神秘的で柔らかな部分を演じているつもりです。闇が光を奪い去り、光は、最初は怖がっているんですけど、先ほどお話した通り闇にも正義があって、その正義を見た時に光が闇に恋をする。そんな物語を1曲という短い時間の中で撮っていただきました。

 

 

 

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