緑黄色社会が9月30日(水)にアルバム『SINGALONG』リリース。今作は4月22日(水)よりデジタルリリースされているものの、CDは発売延期となっていた作品で、待望のCDリリースとなるが、そんな彼らに発売を記念してインタビューを行った。アルバムについてはもちろんのこと、彼らの素顔や知られざる一面が見えるような質問にも迫ってみたので、作品と合わせて読んでほしい。
自分で聴き直してもいいアルバムだなと思います
――皆様それぞれ、他己紹介をお願いします。
小林・peppe・穴見:長屋は、性格診断テストだと「職人肌の平和主義」。歌を突き詰めている。周りをよく見ていて、自分のこともよく分かっている人。
長屋・peppe・穴見:壱誓は、性格診断テストだと「ワクワクを求める海賊王」。まさにその通りだと思います(笑)。直感を大事にする人、理想主義、ひょうきんもの。
長屋・小林・穴見:peppeは、性格診断テストだと「お人好しな縁の下の力持ち」。積極的に前に出て発言したりするタイプではないけど、平等だったり客観的な目を持っていると思います。 ここぞというときにまとを得たことを言う。計算と地図が得意。
長屋・小林・peppe:真吾は、性格分析サイトだと「理由、筋がないと動かないタイプ」。何事に対しても自分なりの根拠がある、一つ一つのことを深く追求するタイプ。唐揚げは二度揚げが好き。

アルバム 『SINGALONG』 【初回生産限定盤】ジャケット写真

アルバム 『SINGALONG』 ジャケット写真
――『SINGALONG』はどんなアルバムになりましたか?また、制作秘話などがありましたら教えてください。
長屋:自分で聴き直してもいいアルバムだなと思います。
小林:バンドの、音楽に対する柔軟性がとても感じられると思います。
穴見:次の作品の可能性が見えたと思います!
peppe:作ってて、今までで一番楽しかったです!
小林:1曲目の「SINGALONG」は、アルバムをまとめるうえでオーバーチュア的なものが欲しくなって、最後に作りました。これで一つにまとまりました。
長屋:「スカーレット」の仮タイトルは「手ぶらで上等」で、タイトルを決めるときに、作曲者の穴見が「惣流・アスカ・ラングレーが好き」という理由で、アスカになりかけていたのが制作秘話ですね(笑)。
New Album「SINGALONG」全曲Trailer
――今回のアルバムは初回限定盤はとても豪華な内容になっていますが、特典とその内容をご紹介いただけますか?
長屋:初回生産限定盤は、プレゼントやギフトみたいなものをイメージしました。お部屋の好きな場所に飾ってほしいです。聴くだけでなく見ても楽しめるように、歌詞グラフィックカードやフォトブックも入っています。
小林:初回生産限定夏を生きた盤は、自粛期間に作った「夏を生きる」も含めて『SINGALONG』という作品にまとめたもの。CDリリースの延期を受けて新たに作りました。ジャケットイラストは「夏を生きる」のMVでもご一緒した加藤隆さんに描いてもらいました。隅々まで聴いてほしい作品です。
――「夏を生きる」のMV、とても素敵ですね。先ほどもお話に出ていた加藤隆さんとのコラボとのことですが、制作される際に加藤さんとお話されたことなどがありましたら教えてください。
長屋:歌詞に寄り添いすぎず、曲からイメージした別ストーリーを描こうということになって、2人の女性の夢を描こうということになりました。コンテを最初に見せていただいた時から素敵で好きな作品になる確信がありました。実は、リモートで初対面だったので、実際にはまだ加藤さんにお会いできていないんです。
『夏を生きる』Music Video / Ryokuoushoku Shakai
――今回のアルバムはプレイパス®という、スマホでも簡単に楽曲を聴くことが出来るサービスを採用いただいていますが、「プレイヤーが手元になくても楽曲を聴けたりDVDを観れたりするので、以前より楽曲を聴く・観る機会が増えた」という方も多いです。このサービスについてどう感じられますか?
全員:「あの曲今聴きたい!」と思った時に聴ける手軽さは今の時代大事だしとても良いと思います。作る側からしても、もちろんプレイヤーの前でじっくり聴いてほしいとも思いますが、自分たちの曲を「今聴きたい」という衝動で聴いてもらえるのは嬉しいと思います。
――ご自身のMVの中で、一番好きな曲とシーンがあれば教えてください。
長屋:「想い人」のメンバーみんなが止まるシーンです。
穴見:「Shout Baby」の1サビ終わりでタイトルが出るシーンですかね。
小林:「幸せ」です。ライティングと自然光の調和。あと、長屋から羽が生えているみたいに見えるシーンです。
peppe:「Mela!」ですね。1番Aメロの、狼が豚に笑われてるところが好きです。
――皆さんが作詞・作曲をする上で大事にされていることを教えてください。
長屋:直感。降りてくるものを大事にしています。
小林:気持ちいいけど聴いたことがないリズムをイメージするようにしています。でも、やっぱり直感が一番大事かなって思います。
peppe:私も直感です。あと、広い会場、たくさんのお客さんの前で演奏するイメージはいつも持っています。
穴見:僕自身が音楽を聴くのは家で一人のことが多いので、めちゃくちゃ明るいとか暗いとかではなく、どんな気分の時でも入ってくるような音楽を目指しています。
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