レコログには度々登場しているアーティスト・Ran。先日20歳という人生の節目を迎えた彼女は、12月から4か月連続配信することを発表。また、彼女の地元である福岡県・柳川市をサポートしたいという想いから、WIZYで地元の名産品を絡めたクラウドファンディング企画を開始した。そんな彼女に、楽曲に込めた想いはもちろんのこと、地元への愛をたっぷり語ってもらった。

 

 

 

私も愛する柳川という地元に、ちょっとだけでも関わることができないかなと思ったんです

 

 

 

――今回WIZYで『Check This Yanagawa』を立ち上げた理由を教えてください。

 

いま、本当にみんなが大変な時期で、いろんな人がクラウドファンディングという形で地元を応援している姿を見て、私も愛する柳川という地元に、ちょっとだけでも関わることができないかなと思ったんです。そのリターン商品として、地元の特産品を、しかも“自分はこれを食べて育ちましたよ”という商品を届けたいなと思いました。

 

――特産品って、意外と自分の出身地のものは知らなかったりしますが、ここに並んでいるものはすべてRanさんにとって、しっかりと思い出深い商品なんですね。

 

はい。もちろん観光客の方に人気の商品などもあると思うんですが、私が選んでいるのは、小さなころに食べて親しんできた味をみなさんに食べてもらいたいなと思ってこの商品にしています。

 

Ran1

 

――本気の“好き”を届けたかったんですね。

 

そうです。一番好きなのは、生のりの佃煮です。これは毎日食べていました。九州の真ん中に有明海という海があるんですが、そこで穫れたのりなんですよ。本当においしくて、これよりもおいしいのりに出会ったことがないんです!

 

――食べてみたい!!

 

ぜひ、食べてもらいたいです。

 

――さて、Ranさんは上京してきて2年が経ちますが、いまあらためて地元の良いところを感じていると思うんです。

 

そうですね。柳川って、土地の名前通り、お堀が多くて、川に近い町なんです。もともとお城があって、攻め込まれないようにお堀を作っていたので、歩いていたら必ずお堀が近くにあるし、有明海に注ぐ大きな川もいっぱい流れているし、水をすごく近くに感じられる街なんですよ。住んでいるときは当たり前の風景だったので気づかなかったんですが、東京に来てから、水に近い町なんだということを強く感じました。いつも家の近くの堤防に立って、ずっと川を見ながら、いろんなことを考えたり、自分と向き合っていたりしていたんです。

 

Ran2

 

――その場所がインスピレーションを与えてくれていたんですね。

 

そうですね。ぜひ一度柳川に行って、自然を感じてもらいたいですね。

 

――さらにリターン企画として、“あなたの思い出を歌にします”という、ファンにはたまらないものがあって驚きました。

 

これは、TVKの『関内デビル』という番組で、出演者の方の思い出を歌にさせてもらっていたことからひらめいたんです。自分の歌とは違って、他の方からお題や思い出を頂くと、実はすごく作りやすいんですよ。なので、みなさんの思い出を含めて歌にする作業はすごく楽しみにしています。さらに、今回は配信シングルをパッケージとして出すこともリターンの内容に含まれているので、それはすごく楽しみですね。

 

――福岡と東京でのライブもリターンとして用意されています。やっと出来るライブだからこそ、こういうことをしたいと思うことはありますか?

 

ライブは大好きな空間なんですが、ちょっと転べば苦手な空間にもなってしまうんです。生だからこそ伝えられる空間でもあるし、生でしか伝えられない場所でもあるので、その時の空気や自分の感情、見ている方の感情などが交差して生まれる場所だと思うんですよね。なので、そう言う場所になればいいなというのと同時に、みなさんの今に寄り添えるような楽曲を演奏するライブでありたいなと思っています。

 

 

 

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