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猫目線でつじさんに気持ちをぶつけたいと思ったんです

 

 

 

――9月リリースの最新作「窓辺の猫 feat.つじあやの」では、原点に立ち返って「猫目線」をテーマにされたそうですね?

 

今回、つじあやのさんとコラボする上でお互いの歌をそれぞれの気持ちで歌い分けるときに・・・むぎはもともと猫ですけど、猫目線でつじさんに気持ちをぶつけたいと思ったんです。

 

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9月9日 2nd EP「窓辺の猫 e.p.」 ジャケット写真

 

――むぎ(猫)さんからつじさんに対してオファーしたんですか?

 

はい。ある番組で少し絡みがあり、それをきっかけにつじさんと何かやれたらいいなと。つじさんも喜んでくれて、「是非!」と言っていただけました。つじさんは映画『猫の恩返し』の主題歌(「風になる」)を書いていて、猫好きの先輩でもありますからね。掛け合いになる曲を作りたくて、自分の中にある思い出に対して、キュンとする出来事を書こうと。お互いに名前は知らないけど、ちょっと気になっている。そんな思い出を歌にしました。

 

――不思議な距離感の歌ですね。

 

例えば街中を歩いていて、あそこの角を曲がると、ワンちゃんがいるんだよな。あの家には猫ちゃんが窓のところにいるんだよな。そう思うとワクワクするけど、いつか忘れてしまうというか、胸の中に溶けていくときがあると思うんです。だけど、その思い出自体は宝物かもしれない。それを何とか歌にできないかなと。

 

――「思い出よ消えないで 胸の中に窓を作るから」の歌詞もとても素敵な表現ですね。

 

この曲はコロナ禍の中でできたものなんですけど、今こうやって窓(ZOOM)を通して取材したり、いろんな窓を通して人に会えるけど、簡単に会えない人もいるなと思って。この曲はつじさんとリモートでやり取りして、会うことなくレコーディングを終えたんです。この曲自体も2人は窓を通して出会っただけなんです。

 

Zoom_むぎ

 

――曲作りのプロセスも歌の内容のようだったんですね。「赤い花」はいままでなかった沖縄テイストの曲調ですね。

 

三線を入れた曲を作りたくて。去年、首里城が火災になってしまい、カイヌシ、むぎも含めて、沖縄の人はすごくショックを受けたんですよ。首里城をいつか復活させたいとか、いろんな気持ちを込めた曲です。うちなんちゅ(沖縄の人)の方にも聴いてほしいですね。

 

 

 

むぎ(猫)『窓辺の猫 feat. つじあやの』 【ティザー映像】

 

 

 

――メッセージ性の強い楽曲の後に「ネコジェラシー」が来る辺りも、むぎさんらしい振れ幅ですね。

 

はははは。それこそ、この曲は猫の原点に返ってるかもしれない。

 

――「Yes!入浴」はむぎさんが某ラジオでお風呂に入っているときに曲のインスピレーションが一番沸くと言われていたので、その発言を思い出しました。

 

曲名だけBOφWYさんの「NO.NEW YORK」のパロディなんですよ。内容はむぎがお風呂大好きだぜ!って曲です。珍しがられるんですけど、むぎは天国に行く前からお風呂は好きだったんですよ。世の中の猫ちゃんに向けて、お風呂は楽しいぜって曲を作ろうと。

 

――「かっこいいCOLOR」はCMタイアップソングですが、オファーを受けて作ったものですか?

 

そうです。自粛が始まる直前の2月に作ったんですけど、サビで「できないことができるようになったら〜」と歌詞にあるんですけど、後から自分に響いてきた曲です。「だから今が踏ん張りどころ」という歌詞もあるんですけど、みんなの応援ソングになればいいなと。

 

――ジャケット・アートワークは絵本作家・町田尚子さんによる書き下ろしのデザインですね。

 

今回イラストのジャケにしようと思い、猫の絵をたくさん描いている町田尚子さんにお願いしようと。本当に愛情のこもった絵を描いてくださって、この作品にぴったりのジャケになったと思います。絵が飛び出す仕掛け(初回特典は飛び出す絵本型)もあるので、みんなが喜んでくれたらいいなと。

 

――今回、WIZYで「窓辺の猫」をテーマにした写真募集と、その写真でこの曲のMVをつくるプロジェクトを実施していますが、むぎさん自身どんな写真が来てほしいと思っていますか?

 

こういう写真が来たらいいなというよりも、どんな「窓辺の猫」の写真が来るのか、すごくワクワクしています。みんなもSNSとかでつぶやいてくれているんですけど。「どんな写真を撮ろうか」とか、写真を撮るのに苦戦しているようなんです。どんな写真でもよいから、むぎはみんなが「これだ!」と思う写真を見たいんです。きっと愛情があふれた写真がいっぱい来ると思うので、みんなの愛情がこもった写真を早く見たいです。

 

――完成したMVのエンドロールへ名前が入ったり、9月にはMV完成披露のオンライン試写会で、むぎ(猫)さんのトークや参加者の皆さんの質問に応えるコーナーもあるそうですね。

 

そうなんです。たまたま歌のなかでは“猫”ですけど、歌っていることは誰かが大切にしていた“思い出”だから、大事にしたい瞬間がそこにこもっていればよいかなと思います。むぎは、みんなが思う「窓辺の猫」を見たいです。誰かが大切にしていた思い出がテーマなので、愛情に溢れた写真を待ってます。

 

 

(文:荒金良介)

 

 

 

 

【WIZY:みんなの「窓辺の猫」でミュージックビデオを作ろう!】

みんなの「窓辺の猫」を大募集!9/9発売EPの表題曲「窓辺の猫 feat. つじあやの」のミュージックビデオを作ろう!※プロジェクトは8月10日(祝・月)まで!

 

「窓辺の猫」をテーマに写真を募集しミュージックビデオを制作する“みんなの「窓辺の猫」でミュージックビデオを作ろう!”企画を展開!ご家族の猫ちゃん、お知り合いの猫ちゃん、いつも窓辺にやってくる猫ちゃんやいつの日か出会った猫ちゃん、今はもう天国で見守ってくれている猫ちゃんなど…みなさんの「窓辺の猫」の写真でミュージックビデオにご参加ください!リターンアイテムとして、完成したMVの先行試写会や、ここでしか手に入らないオリジナルクリアファイルセットの付きのコースもご用意!詳細はWIZYのサイトをチェック!https://wizy.jp/project/504/

 

 

■2nd EP『窓辺の猫 e.p.』

2020年9月9日発売

初回盤(特殊パッケージ仕様):¥3,000(税抜)

通常盤:¥1,600(税抜)

[収録曲]

01窓辺の猫 feat. つじあやの/02かっこいいCOLOR/03赤い花/04ネコジェラシー/05Yes!入浴

 

 

 

※各記事に記載されている内容は公開時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。​

  • むぎ(猫)

    むぎ(猫)

    むぎ(猫)〔読み:むぎかっこねこ〕
    1997年7月、東京生まれ。

    2002年、沖縄に移り住み、2009年1月に永眠。5年間の天国暮らしの後、2014年3月にゆうさくちゃん(カイヌシ)による手作りの新しい身体を手に入れ、再びこの世に舞い戻った。
    「天国帰りのネコ」として新しいニャン生(人生)を満喫し、ニンゲンの皆さんたちを楽しませるために歌い、踊り、楽器(主に木琴)を演奏する猫のミュージシャンである。楽曲は全てむぎ(猫)が作詞作曲を手がけ、宅録で制作している。また、グッズのデザイン、ミュージックビデオの制作まで手がけるマルチな猫である。

    2017年には猫界初となる「FUJI ROCK FESTIVAL」への出演を果たし、昨年は「RISINGSUN ROCK FESTIVAL」、「WILD BUNCH FEST」ほか多数のイベントに出演しながらも、セレクトショップ“BEAMS”にて、『むぎ(猫)展 TOKYO CULTUART by BEAMS』を開催するなど多方面で活躍中!沖縄県内、県外各地での活動で徐々にファンを増やす中で、共演や対バンをした坂田明、DRAMATICS(勝井祐二、ササキヒデアキ)、七尾旅人など著名アーティストからも高い評価を得ている。

    本ニャン(本人)自慢の決めポーズは「あっちょ☆」である。

    2019年3月20日にメジャー1stアルバム『君に会いに』をリリースし、全国9都市をめぐるツアーを敢行。
    12月4日にはメジャー1st EPをリリース。

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