これまでTHE HOOPERS(フーパーズ)、ael(アエル)として活動し、人気を誇る未来(みらい)がソロとしての1stシングル「マーガレット」を自身の誕生日である66日にリリースすることが決定した。これに伴い、楽曲リリースをさらに盛り上げるべく、様々なアイテムがWIZYにて公開された(https://wizy.jp/project/590/)。そこで今回、未来にインタビューを行い、今までの活動を振り返るとともに、ファンの方へ伝えたいことや想い、「マーガレット」について、WIZYでのプロジェクトへの想いなど、話を聞いた。撮りおろし写真がたっぷり掲載されたロングインタビュー、是非最後まで読んでほしい。

 

 

今だからこそ思う気持ちが歌詞にも反映されているので、じっくり聴いてもらえたら嬉しいです

 

 

――アイドルを卒業後、“未来”としてのリリースを待っていた人たちはたくさんいると思うんですが、未来さんも、“やっと”といった感覚でしょうか。

 

そうですね。THE HOOPERSaelとして活動した後、ソロとしてリリースすることはずっと考えていました。もともと“音楽がやりたい”という気持ちでこの世界に飛び込んできているので、入り口はアイドルでしたが、ゆくゆくは1人で、音楽で歌っていきたいと思っていた夢が叶い、すごく嬉しいです。

 

――未来さんがシンガーになりたいと思ったのはいつぐらいのことだったのでしょうか。

 

歌うのが好きになったのは、物心ついたころからでした。両親ともに音楽が大好きで、それこそ父は私の出身校である日本工学院で音楽を学んでいたんです。母も歌手のオーディションを受けていたということを聞いていたので、私がシンガーを目指すのも必然だったのかなと思っています。小さなころから常に音楽がかかっている家庭だったので、歌うことは日常だったんです。

 

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――素敵なご家庭ですね。

 

音楽に染まった生活でした。そのおかげか、小学校の合唱祭で、先生に歌声をものすごく褒められて、「もしかして私は歌が上手いかもしれない!」と気づいて(笑)。

 

――大事な気づきですね!

 

あはは。それから、歌を仕事にできたらいいなと思うようになりました。でも、自分の声が低いということは自覚していたので、すごくコンプレックスだったんですよ。だからこそ、その低い声を求めてくれたHOOPERSは天職だったと思うんです。

 

――HOOPERSのオーディションを受けたのはいつ頃でしたか?

 

19歳の頃でした。日本工学院で音楽を勉強していると、たくさんのオーディション情報が来るんです。そのなかでも、男装、アイドルという変わった募集があって、気になっていたんです。でも、「シンガーとは違うし…」と迷っていた時に、父が「入り口はどこでも、音楽しっかりやれる環境があるなら大丈夫」と助言をしてくれたんです。その一言に背中を押されて、オーディションを受けることにしました。

 

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――その言葉通り、HOOPERSのなかで、未来さんのボーカルはいなくてはならないものになりましたよね。

 

ありがたいですね。実際に加入してみて、本当に視野が広がりました。やっぱり、“これだけがしたい”と決めてしまうと、それ以外が見えなくなってしまって、他のことが吸収しづらくなってしまうんですよね。もともとバラードが好きで、ずっと歌っていたこともあり、普段からどうしても歌のテンポが遅かったんです。クセで“溜め”も多くなってしまい、すべてがマイナスに働いてしまっていて、メトロノームだけで歌う練習をしたりと、いろんな特訓をしてもらいました。そこでも音楽をたくさん学べたので、すごく良い経験だったと思います。

 

――とくにHOOPERSは、アイドルをしながらも、それぞれの夢を持っている子たちが多かったからこそ、刺激をもらえることが多かったのではないでしょうか。

 

そうですね。本当であれば、アイドルをしながら、ソロ活動をしたいとはなかなか言えないと思うんです。でも、HOOPERSは、みんなすごく貪欲で、芝居やボーカル、いろんなことに得意なジャンルを持っていたからこそ、遠慮することなく、「私は歌いたい」と公言することができていたんです。みんなも応援してくれていたし、私もみんなを応援できていたので、本当に切磋琢磨できていたグループだったと思います。

 

――アイドルを卒業してからは、SNSを中心とした活動がかなり活発でしたよね。

 

はい。ずっと自分にできることは何かと模索しながらやっていました。歌うことは大好きだから発信し続け、やりたいこと、やれること、向いていることを、ちゃんと周りの反応をみながら続けていきました。しかもSNSを駆使することで、ミュージシャンの方と繋がって、お仕事が出来るようになったのはすごく良かったですね。

 

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――以前のキャッチフレーズは『口下手な僕は、みんなの心に歌を届けることにした』というくらい、あまり積極的にコミュニケーションをとるタイプではないのかなと思っていたんですが、ソロになっていい方向に変化しましたよね。

 

もともと喋るのがすごく苦手で、自分の想いを伝えるために、言葉ではなく歌を選んでいたくらいだったんです。でも、ソロで気持ちを伝えられないのは絶対にダメなので、ソロイベントやラジオで揉まれながらやっていくうちにどんどん話すのが好きになってきたんです。歌で伝えるのはもちろん、言葉で伝えられるのも本当に素敵なことだってやっと気づいて。

 

――良かった!そんな想いから生まれていく曲はきっと、より想いが強くなる曲になりそうですね。

 

そう思います。

 

――さて、未来さんの誕生日である66日にリリースされるソロデビューシングル「マーガレット」は、どのような曲になっているのでしょうか。

 

最初に聴いたときに、小さな可愛らしいお花のイメージが湧いたんです。きっと、華やかで可愛らしいメロディだからそう思ったんだと思うんですが、歌詞はかなりせつない片思いを歌っていて。マーガレットの花言葉に“秘めた想い”というのがあるんですが、それにピッタリだと思い、このタイトルに決めました。

 

――未来さんのせつない曲を聴くのが楽しみです。

 

楽しみにしていてください。あとは、“私を忘れないで”という花言葉もあるんですよ。私って、今まで“カッコいい”を軸にして活動をしてきたから、いまの自分を見てもらうことに恐怖心があったんです。

 

――たしかに、可愛らしい姿になっていますよね。

 

もしかしたら、カッコいい未来君がよかったと思う子もいるだろうけど、私の心はなにひとつ変わっていないから、“私を忘れないで”という言葉がピッタリだと思ったんです。今だからこそ思う気持ちが歌詞にも反映されているので、じっくり聴いてもらえたら嬉しいです。

 

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――今回は、その曲をWIZYプロジェクトで様々なプランが発表されましたが、オススメアイテムはどれでしょうか。

 

香水が入っているプランがあるんですが、自分で香りを選びました。ロゴも自分でイメージを書いてデザインしてもらったので、初めての私のブランドができたような感覚なんです。

 

――嗅覚は、一生覚えていますからね。

 

そうなんですよね。その香りを嗅いだ時に、忘れていたことを一気に思い出すことってあるんですよね。この曲がそういうものになればいいなと思い、曲ともリンクするようにフローラル系の香りにしました。

 

――さらに、リアルバースデーイベントも嬉しいですね。

 

66日の誕生日に、何かハッピーなニュースがあればいいなと思ってプランに入れさせてもらいました。私がみんなに会いたいから企画したんですけどね(笑)。ぜひ来て、生のライブを楽しんでもらいたいです。

 

 

――その他にもたくさんプランがありますが、今後さらにファンの方とやってみたいことはありますか?

 

今回入れればよかったなと思ったのが、“カラオケデート”だったんです。

 

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――贅沢!

 

あはは。一緒にデュエットしたり、歌ってもらったり、歌ったりしたらすごく楽しそうだなって思ったんです。きっと、相手の子もドキドキしちゃうと思うんですが、私もドキドキすると思うんですよ(笑)。いつか、そんなプランもやってみたいですね。

 

 

 

 

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