働きながら音楽活動をするという“OLシンガーソングライター”として活動するmagcafe at gardenのkiro。今年で10周年を迎えた彼女は、今回WIZYにてオーディオドラマを中心としたアルバム制作のクラウドファンディングを実施中。そこで今回、レコログではkiro本人にインタビューを実施し、このプロジェクトに込めた想いや現在の心境を中心に話を聞いた。制作にも携わっている音楽プロデューサーの菊池達也さん、岩戸崇さん、オーディオドラマの音響監督のおたっきぃ佐々木さんにも話を聞いており、プレイリストも作成してもらったので、是非最後までチェックしていただきつつ、クラウドファンディングも応援してほしい。

 

これだけのたくさんの方が私の背中を押して下さっている、ということを実感し、背筋が伸びる思いでした

 

──kiroさんはお仕事と両立して音楽活動をされていますが、音楽活動を始めたきっかけをお聞かせください。

 

kiro: これが不思議な経緯でして。とある飲み会の席で、たまたまギタリストの方と隣の席になって、その方が「一緒に歌を作れる相方を探してる」とおっしゃったんです。そこで私が「全く未経験だけど、やってみたい!」とお願いして、仲間に入れてもらったんです。

その後、2人で作ったデモが、映画監督の目にとまりまして、「僕が作っている歌の主題歌を作ってもらえないか」ということになり、とんとん拍子に、「高松純情シネマ」の映画の主題歌に決まって。それからずっと、働きながら音楽活動をしています。

こんなきっかけで、音楽の道に行くとは…。運命の導きとしか思えないですね。

 

──お仕事と両立される上でも大変なことは多いと思いますが、コツがありましたら教えてください。

 

kiro: コツ、そうですね。短い時間でも良い、途切れても良い、時々でも良いから「続ける」ことかもしれません。 私自身も、約2年、まともに音楽活動が出来ない日々がありました。仕事を転職して間もない頃は、仕事のテンポもつかめないので、ライブなどの日程が決められませんでした。でも、ライブが出来なくても、会社が終わった後から寝るまでの時間や、土日を利用して、ポツポツと歌を作ってみたり、出来る範囲でいいし、期間が空いても良いから、続けてみることが大事かな、と思います。

 

──kiroさんはメジャーデビュー10周年を迎えられました。おめでとうございます!「大変だった」というお言葉もWIZYのページ内で拝見しました。(https://wizy.jp/project/577/)10年を振り返って、改めて今思うことを教えてください。

 

kiro: 10年続けられたのは、やはり、支えて下さった皆さんがいたからだなぁと、強く感じています。 やめることも出来たかもしれませんが、音楽を聴いてくれた方、ライブに来て下さった方、TwitterなどのSNSで、私に反応をくれる皆さまの声ひとつひとつが、ここまで続けてこれた原動力だと思います。支えて下さる方が誰もいなかったら、さすがに音楽やめちゃっていたと思います(笑)。

 

──10周年を迎えた今、WIZYでクラウドファンディングをされていますが、この挑戦に踏み切った想いや理由、きっかけを改めて教えて頂けますか?

 

kiro :コロナ禍ということもあって、音楽活動の幅がいつもより狭くなってしまう状況でしたが、やはりメジャーデビュー10周年というのは、大事な節目だなと思い直したのがきっかけです。

今まで支えて下さったみなさんに、お礼と、次の10年に向けての意気込みを伝えられる大事な機会として、どのように伝えるかと考えたときに、私の中で新しい手法であるオーディオドラマと歌で構成する新しいアルバムの発表に行き着きました。

でも、それを具体化していくと、私がいつも制作している音楽アルバムの3倍の予算がかかることが分かりまして…(苦笑)。声優さんや音響監督、収録スタジオなど、いつもより多くの人や場所に関わっていただかないといけない、ということが分かったんです。でも、「せっかくの節目を予算のことで諦めたくない…!」と思い、会社勤めして貯めた私の貯金を使いつつ、足りない部分をみなさんにご支援いただけないか…という気持ちで、WIZYでのクラウドファンディングにトライすることにしました。

私は普段、人とのつながりを大事に活動しているのですが、WIZYには、私をメジャーデビューさせてくれたプロデューサーが運営チームにいらっしゃるというご縁もあり、数あるクラウドファンディングプラットフォームから、WIZYで行う運びとなりました。私のつながりを生かせて嬉しいな、と感じられた瞬間でもありました。

 

──本当にたくさんの支援があり、今回のプロジェクトを実行されていますが、kiroさんはおっしゃる通り、人との関係を大事にされている方だなと感じます。何か心がけていることなどはありますでしょうか?

 

kiro:今回、本当にたくさんの方にご支援いただいています。本当に、ありがとうございます。 私、音楽活動を始めたきっかけもそうなんですが、自分の歌を聴いて欲しいというタイプではなくて「ねえねえ、楽しいことしようよ!」と「仲間たちを誘う“手段”が音楽だった」という感覚なんです。なので、音楽をすることも幸せですが、「大好きな人たちと、ワイワイできること」がなによりの幸せなんです。そんな仲間のみなさんとの関係を大事にできているかは…正直自信はありませんが、誠実さは心がけて、これからも、皆さんとの関係を築いていきたいと思っています。

 

──クラウドファンディング開始から45時間で最初の目標を達成されました。達成した時のお気持ちを教えてください。

 

kiro:信じられない気持ちでした。2日も経たないうちに達成するとは全く考えていなかったからです。ありがたい、という感謝の気持ちとともに、これだけのたくさんの方が私の背中を押して下さっている、ということを実感し、背筋が伸びる思いでした。

 

──制作されるアルバムのタイトルは『SAKURA』とのことですが、タイトルに込めた想いを教えてください。

 

kiro :収録するオーディオドラマ「月夜に桜、キミの魔法〜イッショウノ・オネガイ〜」の“桜”をアルバム名にしました。桜は私自身とても好きな花なので、この節目でアルバムのテーマに出来て嬉しいですね。

 

──オーディオドラマのタイトルの理由、久川綾さんにオファーした際の裏話などがありましたら教えてください。

 

kiro:オーディオドラマのタイトルにもなっている「月夜に桜、君の魔法」は、メジャーデビュー前に、私がmagcafe at gardenとして初めて作ったミニアルバムに、1度収録されている楽曲なんです。marbleの菊池達也さんが音楽プロデューサーとして制作して下さった、すべて生演奏の曲です。

このサビの歌詞「ひらりひらり落ちる花びら、気づくふりして、腕をとった」という部分が好きで、このフレーズをいかしたオーディオドラマに出来ないかと、台本制作に挑みました。

主人公ヨリコは大学生の女性ですが、このアルバム制作を企画したとき、ふと久川綾さんの声が聞こえた気がしたんです。私が中学生〜高校生の頃に見ていたテレビアニメで、高校生の役などもされていたので、それで思い出したのかもしれません。

とはいえ、最初はオファーするかどうか、とても迷いました。私は久川さんの大ファンで、中学生のころ久川さんのラジオ番組を聴いてはハガキを書いたり、ファンクラブにも入っていました。

しかしながら、ご本人との面識はありませんし、連絡手段を知りません。なので、勇気を出して、所属されている事務所の「お問い合わせ」に、長文なお願いメールと、企画書を添付して送信しました(笑)。

数日後に事務所の方からお返事いただいたときは、本当に驚きました。息が止まるくらい、感謝の気持ちでいっぱいでした。だって、見ず知らずの人からのお問い合わせに、真摯に対応して下さったんですもの。本当にありがとうございます。

現在は、まもなく行われる収録にむけて、準備や段取りをマネジメントの方と、日々やりとりしているところです。ご本人にご挨拶できるのは、その収録日になります。今からドキドキ。前の日、たぶん寝られないと思います(苦笑)。

 

──MV制作のプランも始まりましたが、こちらのプランを始めたいと思ったきっかけを教えて下さい。また、どんなMVにしたいなどイメージはあるのでしょうか?

 

kiro :当初の目標金額を超えたタイミングで、もうひとつ叶えたいことを“nextゴール”として設定しました。私にとって初めてのMVを作るというものでした。

実写ではなくて、イラストとアニメーションで構成された、YouTubeなどで見かける、ボカロのMVのようなものを目指しています。 今回制作する新曲の中から1曲を選んで、アルバムのジャケットもお願いしているイラストレーターの日端奈奈子さんに、新たにその曲のための新作の絵を描いていただき、それをアニメートする…という手法で作ろうと準備しています。

 

──そして、先日、そのnextゴールの100万円も達成しましたね。

 

kiro :はい。サポートしてくださったみなさま、本当にありがとうごさいます。私最近、クラウドファンディング成功祈願として、毎日生配信を行っているのですが、先日の七夕の夜、チャットで参加してくれていた方が、達成の瞬間を教えてくれました。生配信を通して、参加してくださってる皆さんと喜び合って。とても嬉しかったです。
クラウドファンディング終了までは、まだあと少しだけ期間がありますので、最後に、もう一つだけ、叶えたいと思っていることがあります。それは、「8/15(日)、お披露目配信ライブをライブハウスから行いたい!」というものです。
当初、このライブは無観客で、このアルバムも手掛けてくださっている音楽プロデューサー・岩戸崇さんのスタジオから、こじんまり行う予定でした。本音はやっぱりライブハウスで行いたかった…!でも、予算の関係もあり、今回は我慢かなと思っていました。
しかし、みなさんのサポートのおかげもあって、「もしかしたら叶うのではないか?」と思いました。これを最後の最後、叶えたいこととして、目標金額120万円とし、あと20万円ほど、最後までみんなで作り上げられないか、と思っています。私の最後のゴールとして、皆様、何卒ご支援いただけますと嬉しいです。

 

──プロジェクトには様々な限定アイテムがありますが、中でもkiroさんがおすすめしたいアイテムはありますか?理由と合わせてお聞かせください。

 

kiro :【支援のココロ大盛り】がオススメです!というのも、唯一、私kiroが1枚ずつ描く水彩画がアイテムに含まれているプランなんです。最近、コロナがきっかけで、スケッチを描くようになったのですが、スケッチしているとき、本当に楽しいんです!まさかこんな趣味が見つかるとは!と思ったほど。リワードでは、あなただけの1枚をお描きするというものなので、ぜひあなたと私のつながりの証として、ご検討いただければと思います。

 

──8月15日(日)の配信ライブ終了後に実施するオンライン「うちあげ」プランもありますね。どんな「うちあげ」にしたいですか?

 

kiro :まず、みんなで「かんぱーい!」って、したいですね!Zoomというプラットフォームで行うのですが、参加者の皆さんもご自身の顔を表示できるんです。支援して下さった皆さんと、このプロジェクトの成功をお祝いする時間に出来たらなと思っています。

 

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