8人組アイドルグループ・LinQは今年で結成11周年を迎えるにあたり、4月17日(日) にZepp Fukuokaにて11周年ライブ「Dream LinQ Land」を開催する。これまでの活動の中で度重なるメンバーの入れ替わりを経験しながらも「今までで一番進化したなと思っている」と嬉しそうに語る彼女たち。自身たちで考え、表現することが多くなったというこの1年を経て、LinQが今考えていることや、11周年ライブに向けての意気込み、さらに現在本ライブに向けたクラウドファンディングにも挑戦しているが、本企画についても語ってもらっている。ここでしか読むことのできないLinQの想いを感じてもらいつつ、是非最後までチェックしてほしい。
これからも応援しようと思っていただけるように頑張りたいと思います
──現在の8人体制になって約1年が経ちますが、この一年で変化したところ、成長したところを教えてください。
髙木悠未:LinQはこの11年の中で何度も体制が変わったりして、そのたびに新しいLinQを作ってきたんですけど、この8人体制になって、今までで一番進化したなと私は思っていて。みんなで考えながら楽曲や衣装の方向性を変えたりしたので、みんなで作ってきた感がすごく強かった一年でもありました。あと私が一番大きなことだなと思うのは、一人一人の得意分野も役割も違うんですけど、だからこそチーム力がより強くなったんじゃないかなと。それぞれの個性が生かされ合って、一つのチームになっているなと思います。
海月らな:10周年まではプロデューサーさんが入って私たちのライブをプロデュースしたり、セットリストや構成を決めたりしていたんですけど、10周年を機にメンバーでそれをやっていこう、ということになって。どんな曲を歌いたいかを一から考えたり、こういう楽曲を作りたいって言って、ハジ→さんと直接お話させていただいて楽曲を作っていただいたり。リーダーも不在になってしまったんですけど、その分年上メンバーでリーダーとしての役割を割り振って、得意分野を担当してやっているところが今のLinQの良さであり、チームワークがまた一段と強くなったなと思います。
──曲調については、例えばどんな希望を出されたのですか?
海月:私たち自身、アイドルが好きな子が多いんですね。なので、アイドルの知識も含め、ファンの方に何が刺さっているのかとかも、私たちの方が詳しいと思うんです。どういうテンポの曲が今のLinQに合っているのかも、自分たちが一番わかっていることだと思ったので、それを提案させていただきました。今の8人は、“明るくて元気”っていうのが一番似合うと思っているので、それに合うテンポの曲を作りたいと思って、「FUKUOKA。 〜福を可するのだ♪〜」と「Go! Go! YELL〜キミ・イズ・ビューティフル」でそのイメージを採用していただきました。
金子みゆ:8人になってから、来てくださるファンの方もガラリと変わって、元々LinQを知って来てくれる方はもちろんなんですけど、メンバー個人個人を知って、そこからLinQに来てくれるファンの方も増えたんです。だから、新しく私たちのことを知ってくれたファンの方でも、LinQの曲を知らない方でも楽しめるようなライブを、今私たちは考えてながらやっています。8人になってまた新たなLinQに変わったので、これからもっといいライブができるんじゃないかなと思っています。
新木さくら:メンバー一人一人に役割ができたのはけっこう大きいなと思っていて。10期のメンバー(大空、黒田、有村)も最初の頃に比べたら成長したなと思うところもいっぱいありますし、LinQ自体、今すごく成長しているから、今後がもっと楽しみです。
涼本理央那:私たちは8人になって、フォーメーションは(新木)さくらさんが考えてくれたり、セットリストは私と(髙木)悠未さんとで考えたりと、全部自分たちでやるようになったので、自分自身の成長にも繋がると思うし、ファンの方もLinQは自分たちでやってるんだっていうことを感じながら見てくれていたら嬉しいなと思います。
──10期メンバーの大空さん、黒田さん、有村さんは、この一年でご自身が成長したなと思うところを教えてください。
黒田れい:この一年の間、ツアーでのMCの内容を考えたり、配信でしゃべったりしたんですけど、前よりはしゃべれるようになったんじゃないかなと思います。だけど、まだまだだと思うので(笑)、これからもMCを頑張りたいと思います。
大空莉子:私はパフォーマンスを重点的に頑張ろうと思って、歌を特に頑張ろうと思っていました。新しい曲でちょっとずつソロパートをもらえるようになったので、歌の部分ではちょっと成長したんじゃないかなと思います。
有村南海:私は最年少でLinQに入って、(大空)莉子さんと(黒田)れいさんは研究生をやっていた時期もあったけど、私はそうじゃなかったので、不安なところもありました。最近は少しずつファンの方からも“LinQすごくよくなったね“とか、“10期生が入って、すごくいいね”って言ってもらえることも増えたので、よかったなと思います。最初の頃はダンスも歌も注意されることの方が多かったんですけど、最近は少しずつ少しずつ成長していってる部分もあるのかなと思っています。
──今のLinQはどんなところを目指して進んでいますか?
髙木:去年から、LinQのライブがパワースポットとなって、笑顔が充電できる場所にできたらいいねって、それをライブのテーマに掲げてツアーを回っていたんです。今年も4大都市ツアーがあったりして、私たちが今一番お客さんに届けることを楽しんでいるので、その“楽しい”がお客さんにも伝わるような、そんな空間をもっともっと大きく、会場の規模も大きくしていくことが、今私たちの目指すところかなと思っています。
──そんなパワースポットであるLinQのライブが4月17日(日)にZepp FUKUOKAで開催されます。この11周年のライブに向けてWIZYのプロジェクトがスタートしていますが(https://wizy.jp/project/620/)、今回のプランはどんなふうに決められたのですか?
海月:クラウドファンディングは昨年もやらせていただいて、LinQとしては2回目なんですよね。昨年実施した際にファンの方からいただいた意見や、どういうリターン商品がほしいかとか、どういうものを今のLinQからもらえたら嬉しいのかな、ということを一番に考えました。みんなで考えて、50個ぐらい案がでたんですよ。その中から、コロナ禍ということも踏まえて実現可能なものが、今回のリターンアイテムになりました。協力してくださるみなさんへの感謝の気持ちを伝えたいですし、その感謝の気持ちが形に残るようにDVDを作ったり、思い出にも残したくて、一緒に遊園地に行くプランもあったり。本当にここでしか経験することができないことを作りたくて、このクラウドファンディングのアイテムを考えました。
──それぞれのプラン名にアトラクションの名前がついているところもいいですね。
海月:それは髙木さんのアイデアです。
髙木:ありがとうございます(笑)。ただ、ファンの方から“その乗り物に乗れるってこと?”っていう質問もあったりして、ちょっと難しかったかもって思いました(笑)。
──みなさんの推しプランを教えてください。
海月:やっぱり「ジェットコースタープラン」ですね。福岡の遊園地に行ってライブを見るっていう1日を楽しめます。さらに推しメンからの手紙っていうのもオススメなんですよ。
髙木:限定のイベントに参加できるっていうのはすごく魅力的だと思います。しかも人数も限られているので、すごいレア感があるかな、って思います。
──オフ会の内容ももう決まっているのですか?
髙木:オフ会だけに、いつもファンのみなさんと会っている時の私たちがオンだとしたら、オフの私たちと楽しもうっていうことなので、いかに私たちが楽しく遊べるかっていうところが肝になってくると思っていて。
海月:乗り物に乗ったり、売店で何か食べたり、シンプルに遊園地で遊んでいる私たちの素の部分を見ることができると思います。
金子:私は全プランについている、DVDのエンドロールに名前が載るっていうのがいいなと思います。日程が合わなくてライブは観に行けないけど、DVDのエンドロールに自分の名前が入ることで、一緒にライブを作っている感じになれると思うので、誰でも参加しやすいのかなと思います。
新木:私は「のぼり旗」ですね。前回は会場の入り口のところに、みなさんの旗がいっぱい並んでいたんですけど、今回はライブ会場「Zepp Fukuoka」が福岡のキャナルシティの中ということで、キャナルシティに飾られるんです。福岡に住んでいる方たちがよく行く場所に私たちの旗が、クラウドファンディングに参加してくれた人の数だけ飾られるのはけっこう目立つと思うし、LinQを知ってもらえるきっかけにもなると思うので、ぜひ参加してほしいなと思います。キャナルシティをLinQの旗で埋めたいですね。
涼本:昨年もそうだったんですけど、クラウドファンディングでファンの方たちにご協力いただいて、ライブを一緒に作り上げることができるってすごくLinQならではだな、と思っていて。昨年も目標金額を達成させていただいたんですけど、今年は昨年よりもより多くの方に参加してもらって、たくさん応援してもらえたらいいなと思います。
──11周年ライブはどんなライブにしたいと思っていますか?
海月:去年の10周年は、LinQの歴史を振り返れるような、10年間の集大成になるようなライブにしたんですけど、その大きな壁を乗り越えたので、今回の11周年ライブは、楽しいと明るいと元気をもらえるというのをコンセプトにしたいと思って、そこから遊園地をテーマにすることになりました。遊園地のどういうところに元気をもらっているのか、8人で視察に行ったりしたので、それを存分に生かして、ライブだけじゃなく、グッズとかでも楽しめるような、遊園地感を感じられるようなライブにしたいと思っています。

10周年ライブ『#LinQ10祭~だって好きっちゃもん!~』写真
──このライブに向けての意気込みを聞かせてください。
髙木:今回は非現実的な世界観で楽しませるっていうのがコンセプトでもあるので、どれだけ非現実的を感じてもらえて「夢の国みたいやった!楽しかった!」と余韻に浸ってもらえるようなライブにすることが一番のテーマなので、私たちも頑張ります。
新木:遊園地やテーマパークに行った時に演者さんたちが楽しそうに踊っているのを見て、私も自分がステージに立つ時は誰よりも自分たちが楽しんで、その姿をファンの人たちにも感じてもらって「楽しい」って思わせる、そういう方法もあるんだなと気づけたので、ファンの人たちはもちろんなんですけど、私たち自身もこの11周年を全力で楽しんで、その楽しいをみなさんに届けられたらいいなと思います。
海月:このライブの後に食べるご飯がめちゃくちゃ美味しいと感じられるライブにしたいと思います。頑張ります!
涼本:今年はLinQ11周年ということで、今までの10年間よりもこの11周年から、今まで以上にパワーアップしたライブをみなさんに届けられるように頑張りたいと思います。
金子:今回はテーマが遊園地的なものなので、みなさんを楽しませるのはもちろんですし、誰しもが楽しめるライブにしたいなと思います。11周年という新たなスタートの年だと思うので、またここから変わったLinQも見せたいし、これからも応援していきたいなと思ってもらえるようなライブにしたいなと思います。
大空:10期生は初めての周年ライブで、8人体制をまだ見たことない方もいると思うので、新しい8人のLinQってこんなにいいんだ、と感じてもらいつつ、これからも応援しようと思っていただけるように頑張りたいと思います。
黒田:10周年までは“一年間ありがとう、これからも頑張ります”という感動系のライブだったけど、11周年はいい意味で楽しく終わらせたいです。1日だけの夢の国で、「あれ?夢だったのかな?」って思わせたいです(笑)。
有村:私たち10期生にとっては初めての周年ライブで、すごく緊張しているんですけど、ファンの人が「めっちゃ楽しかった、帰りたくない」って思ってくれるようなライブにして、これからも8人のLinQを応援してもらえるきっかけが作れるライブにしたいなと思います。
──LinQのライブを観に福岡を訪れる人に向けて、福岡のオススメポイントやグルメを教えてください。
髙木:一番のオススメは天神なので、天神で遊んでください。東京で言えば渋谷や新宿の大都市が一つにまとまっているっていう感じで、立地もわかりやすいってよく言われます。
海月:その天神にもあるんですけど、「元祖トマトラーメンと辛めんの店 三味」っていうお店がオススメです。福岡と言えばとんこつラーメンが主流だと思うんですけど、このトマトスープで作ったラーメンは女性のみなさんにもいいですし、お仕事帰りや飲んだ後の締めにもいいですよ。ほんとに美味しいですし、穴場的なスポットなので、福岡に来た際はぜひ食べてほしいなと思います。
涼本:私は「ピザクック」をオススメします。福岡と佐賀にしかないピザ屋さんで、九州の素材を使ったメニューがたくさんあるんですよ。福岡にいたらどこにでも届けてくれて、味も本当においしいです。そして髙木さんがイメージモデルをしています。
髙木:イメージモデルをやらせていただいています。1枚のピザの中に4種類のメニューが入っている「スターフォー」っていうピザがあるんですけど、福岡県産、宮崎県産、熊本県産、大分県産とか、九州の食材が入っていて、これ1枚で九州を感じられるのでオススメです。
新木:お酒が好きな人にオススメなんですけど、大分に「西の星」という焼酎があって、そのお酒をタダで飲めるというお店があるんです。私は天神とか博多とか大名で軽く100軒以上ボトルキープしているんですけど、お酒が好きな方はぜひ私のInstagramを見ていただき、タダで飲める焼酎をぜひ飲んでほしいです。
金子:私は、たぶん福岡に来たことがある方ならみなさん行ったことがあると思いますが、11周年記念ライブの会場でもある、キャナルシティ博多っていう大きいショッピングモールがあって、そこに行けばなんでも揃うんですよ。夜になると噴水ショーもイルミネーションになって、すごく写真映えするので、1日遊んだ後はフォトスポットで写真を撮ったりして、ぜひ思い出作りをしてください。
──ここからは、皆さんのパーソナルな面についてお伺いします。メンバーの意外な一面を、知っていることがあったら教えてください。
金子:この間(有村)南海とご飯に行ったんですけど、その時に二人とも行きたかったUFOチキンが食べられるお店に行ったんですね。南海っておしとやかでのほほんとしたキャラクターなのかなと思っていたんですけど、その時にチキン食べながら「バリうまい!」ってずっと言っていたので、こういう感想を発したりするんやって思いました。
有村:恥ずかしいです!(笑)
黒田:私は(大空)莉子さんのことなんですけど、見た目では真面目そうだなってよく言われているんですけど、たまにB型が出るなと思い始めました。ちょっとマイペースなところが意外だなと思います。
髙木:ちょっといいですか。B型のことを今言われたんですけど、B型にもいろいろ種類があると思っていて、マイペースって言われると……いや、同じですね(笑)。なんでもないです(笑)。
──髙木さんもB型でマイペースなんですね(笑)。
髙木:はい(笑)。LinQって、私と(涼本)理央那が一人っ子だったり末っ子だったりなんですけど、あとはみんなお姉ちゃんを経験しているんですよ。なので、(黒田)れいとか南海は年下なんですけど、ふとした時にちょっとお姉ちゃんっぽいなと感じることがあります。
涼本:はしゃいだりしていると、れいとか南海とかは笑ってごまかしてくれるというか、大人の対応をしてくれるなと思います(笑)。
髙木:あと、今回初めてホテルの部屋割りで理央那と同じ部屋になったんですけど、枕のところに人形をいっぱい並べててかわいい。あと、自分の敷地を作るのがうまい。
海月:うまい?けっこう占領せん?
髙木:占領型ですね。マイホーム作りがうまい。
涼本:手に取りやすい環境に置いておきたいんです。
大空:わたしはれいちゃんと南海ちゃんと過ごすことが多いんですけど、朝起きて真面目に時間の計画を立てていたり、知らない間に電車を調べてくれていたりして、「今日の会場はここよ」って、いつも二人に連れて行ってもらっています。
新木:理央那も緩そうに見えて、道案内とかは一番効率がいい道を考えて案内してくれているなと思います。どのルートで行くと早いかとか、ちゃんと教えてくれるところは意外なところだなと思います。
──ありがとうございました。最後に、応援してくださっているファンのみなさんにメッセージをお願いします。
髙木:LinQはめっちゃかわいいし面白いので、一度会いに来てください。待ってます!
新木:クラウドファンディングは目標の100%には達成しているんですけど、私たちの中で日にちが経つにつれ、ミーティングを重ねるにつれ、もっとこうしたいっていうのが溢れ出てきていて、11周年を最高の思い出にしたいので、ぜひまだまだ協力お願い致します。
海月:LinQの良さとして、私たちのライブは楽しいっていう自信はもちろんなんですけど、LinQファンのみなさんもすごく優しくてほんとに来やすい現場だという自信もありますので、一人で初めて行くのは心配だなという人も、安心して身を委ねてライブを楽しみに来ていただければと思います。ぜひLinQのライブで待ってます!
涼本:この11周年のライブでファンのみなさんの思い出を更新できるように、私たちも精一杯頑張りたいと思いますので、ぜひドキドキしながら見に来てくれたら嬉しいです。
金子:やっぱり周年ライブっていうのは一年の中で一番大きなライブだなと思いますし、この記念すべき日のライブをみなさんと一緒に楽しく盛り上げたいなと思いますので、これからまだ協力してくれるよって方や、やってみようかなと思っている方がいらっしゃいましたらご協力いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
大空:クラウドファンディングの目標はすでに達成しているということで、それだけ多くの方がLinQのことを応援したいと思ってくれているんだなと思うと嬉しいなと思います。みなさんと会えることを楽しみにしています。
黒田:11周年はお友達をいっぱい連れて来て、ぜひ観に来てほしいです。みなさんと一緒にいい11周年を作りたいと思っています。
有村:みなさんと一緒に楽しい11周年を作りたいと思います。みなさん、ご協力よろしくお願い致します。
文:大窪由香
▼LinQ結成11周年LIVE「Dream LinQ Land」開催!
2022年3月31日(木)23:59まで。
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