(左から)桐木 岳貢 / 黒川 亮介 / 柳田 周作 / 吉田 喜一
2月19日(水)に最新ミニアルバム『理 -kotowari-』をリリースした、福岡発バンド・神はサイコロを振らない。彼らの結成秘話や本作制作中の話、ライブツアーに向けた意気込み、さらにオリジナルプレイリストの選定理由までたっぷりと語ってもらった。アーティスト名から感じるイメージとは少し違った素の一面も含まれた、とにかく彼らの今がたっぷり詰まったインタビューになっているので、最後までチェックしてほしい。
僕(柳田)と亮介で「バンドやろうか?」ってメンバーを探し始めて
――プロフィールには“2015年8月、福岡にて結成”ということで、大学時代に結成されたそうですが。4人とも高校時代からバンドをやっていたんですか?
桐木 岳貢:僕と(黒川)亮介はほとんどやってないです。
黒川 亮介:高校生の時にちょっとやったくらいで、本当はプロ野球選手になりたかったんです(笑)。
吉田 喜一:僕は高校時代、『閃光ライオット(現:未確認フェスティバル)』にも出たりしていました。
柳田 周作:僕は中2の時からずっと同じメンバーとバンドをやってて。SIAM SHADEとかFACTとか、テクニカル系の音楽をやってたんです。当時、僕はボーカルじゃなくてリズムギターをやっていて、神はサイコロを振らないを組んだ時もギターをやろうと思って、ボーカルを探したんですけどいなくて、とりあえず僕が歌うという感じだったんです。
――このバンドを組むまで、ボーカルはやってなかったんですね。
柳田:はい。高校時代はドラムのお父さんが建築士で、空き家を改装してスタジオにしていて。高校3年間、放課後になるとそこに集まって、ひたすらコピーをやってたんですが、ライブをやったことは無かったんです。オリジナル曲も作ってたんですけど、痛々しくて今は見れないです(笑)。曲を作りたい気持ちはあるんですけど、メンバーに聴かせるのも恥ずかしくて、一人で書いてました。
――あはは。で、大学に行って、この4人が揃って。
柳田:僕と亮介で「バンドやろうか?」ってメンバーを探し始めて。亮介の家で鍋をやった時に吉田をバンドに誘ったんですけど。「やってやってもいいよ」みたいな言い方されてね?
黒川:あの頃、ちょっとトガってたよね(笑)。
吉田:それは理由があって。初めて会った時に柳田がほぼ全裸だったんですよ(笑)。それ見て、「大丈夫かな?」と思って。
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