新潟県を活動拠点に活躍するアイドルグループ・Negiccoとして、また、現在はソロとしても才能を活かし、様々な活動をしているKaede。3月29日(火)に新曲「光の射すままに」をリリースしたことを記念して、今回も彼女にインタビューを行い、楽曲に込めた想いやレコーディング時のエピソードなど、本作にまつわる話を中心に聞いたので、是非楽曲と合わせて楽しんでほしい。

 

──3月29日(火)にリリースした「光の射すままに」は春の陽気も感じさせるややスローかつおしゃれなサウンドが印象的です。前回作「サイクルズ」とはまた印象が変わったなと思いましたが、最初にこの曲を聴いた時の印象を教えてください。

 

清涼感のある、大人っぽい楽曲だと思いました。レコーディング前に練習していた時点ではどんなふうに歌うのが合うのか、迷いながら手探りでやっていました。

 

──シティフォークバンド・グソクムズが作詞・作曲・編曲を手掛けていますね。印象的だったことなどがあれば教えて下さい。

 

ヴォーカルレコーディングのディレクションでグソクムズさんに新潟に来てもらった時に、新潟駅にメンバーを迎えに行って、スタッフと私とメンバーの皆さんと一緒に車でレコーディングスタジオに向かいました。道中で新潟の街を眺めながら、この店は東京にもあるとかあの店は見たことがないとかいろんな話をメンバー間で楽しそうに話していたので、ちょこちょこ会話に参加していました。とても仲が良さそうだなと思ったのと、楽しんでくれている感じが伝わってきて嬉しかったです。

 

──「光の射すままに」を歌唱する際に意識されたことを教えてください。

 

明るめ、笑顔多めで、口角が上がっている感じで歌ってほしいというオーダーがありました。歯切れよくともおっしゃっていたので、それらを意識して歌いました。

 

──レコーディングの際のエピソードがありましたら教えてください。

 

レコーディングにはわざわざ、グソクムズさん全員で新潟まで来てくださっていました。Negiccoの時も含め、レコーディングにバンドメンバー全員で来てくださることはなかったと思うので、新鮮でした。声を録っている間もお一人ではなく何人かでアドバイスをしてくれていて、いいテイクが録れるとみんなで盛り上がってくれていたので、楽しい気持ちでレコーディングができました。

 

──アーティスト写真、ジャケット写真も雰囲気がありますが、撮影時のエピソードがありましたら教えて下さい。

 

ものすごく雪の降った日だったので、カイロをたくさん貼ってもらって臨みました。空き時間も電気毛布を用意してくださっていて、ずっとくるまっていました。新潟のいろいろなところをまわって撮影しました。初めて行く場所もありました。今回のヘアメイクは、いままであまりやってこなかった前髪薄めの感じだったので、額が多く出るのはちょっと自信がなかったのですが、いい意味で無難ではない自分も受け入れられるようになってきているので、出来上がりにも納得しています。鳥かごを使っているのですが、中身をどんな感じにするのかで撮影チームが試行錯誤していたのが印象に残っています。

 

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「光の射すままに」ジャケット写真

 

 

──カップリング曲の「カラッポで満たして」も少しジャズ風なサウンドとマラカス、そしてKaedeさんのハーモニーが印象的ですよね。最初に聴いた時の印象やエピソードを教えてください。

 

何重にも重なったコーラスが印象的で厚みと温かみのある感じがしました。新しい楽曲を受け取った時にはいつもキーの確認のために自宅で録音したものをお送りして何度か調整するという形を取っているのですが、今回初めてコーラスの部分も耳で拾えるだけ拾って録音してからお送りしました。

 

──こちらは南葉洋平さんのソロプロジェクト・The Recreationsが手掛けていますが、お話されたことがあれば教えて下さい。

 

全ての作業をお一人でやられていると聞いていたので、そういうお話を少ししました。また、楽曲中の英語の発音が心配だったので、部分部分で、どんなふうに歌えばいいかをお聞きしながら進めていきました。

 

──2曲の歌唱の際に苦戦したポイント、もしくはこだわりポイントを教えてください。

 

「光の射すままに」は、爽やかさを出すのが少し難しかったです。2番終わりのギターソロへつながっていくところをディレクションしてもらいながら、何度か録り直して良くなったと思うので、聴いてほしいです。

「カラッポで満たして」は、先程も言いましたが、英語の発音に苦戦しました。サビの掛け合いが楽しいので注目してほしいです。

 

──もし、今作からKaedeさんの曲に出会った方に今までのソロ曲でお気に入りの曲を紹介するとするならば、どの楽曲ですか?その理由も教えてください。

 

「サイクルズ」です。今回のものを除いて最新曲だからというのもありますが、なんとなく今作との相性もいいように感じたので。

 

──春真っただ中ですが、Kaedeさんの中で春の印象的なエピソードを教えてください。

 

小学校の離任式で理科の先生がいなくなることを知ってひどく落ち込んだことを思い出します。離任式であんなに悲しい思いをしたのはこの時だけだったと思います。理科を好きになるきっかけをくれた先生でした。

 

──少しプライベートな面についても教えてください。Kaedeさんはかなり自炊をされている印象ですが、最近ハマっている料理やおすすめがありましたら教えてください。

 

料理自体は得意ではないのですが、最近電気圧力鍋を購入したので武器を一つ手に入れたようで、ずいぶん気持ち的に楽になりました。圧力鍋だとジャガイモが煮崩れせずに美味しく出来上がるので、煮物やカレー、シチューなどを作っています。

 

──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

 

いつも応援ありがとうございます。今回もいい作品ができたので、ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいです。そして、またライブ会場でお会いできたら嬉しいです。

 

 

文:レコログ編集部

 

 

▼関連インタビュー

  • Kaede

    Kaede

    Neggiccoメンバー。あだ名「かえぽ」。ラジオ好き。生誕記念ソロシングルとして2017年「あの娘が暮らす街(まであとでれくらい?)」、2018年「ただいまの魔法」をリリース。2019年4月に正式にソロ活動スタートとなる「クラウドナイン」をCD-Rでリリース後は、活発なソロ活動も行っている。