2022年10月1日(土)に東京・両国国技館で開催される「琴奨菊引退 秀ノ山襲名 披露大相撲」(https://hidenoyama.jp/)。この引退興行に、琴奨菊引退相撲事務局とともにレコチョクも協力し、ECソリューション「murket(ミューケット)」にオープンした「琴奨菊引退興行ストア」にてチケット販売を実施(WEBでのチケット販売は9月7日まで)。また、チケット購入者限定で「「NFT付額装ピンバッジ、その他返礼品」の特別セットも予約販売中。さらに、断髪式当日は、チケットの「半券特典NFT」プレゼント、優勝を決めた取組を再現したVR映像体験の提供など、花相撲ならではのお楽しみや取組と合わせて楽しんめる企画をサポート。今回、本取り組みを記念して親方へのインタビューを実施、さらに10年来の交流がある遊助さんと親方の対談も実現。ぜひ、最後まで読んでほしい。

 

 

相手や自分との戦いの中で18年間やり続けたっていうのは、すごいことだなと思います。

 

──秀ノ山親方と遊助さんは以前から親交が深かったそうですが、お二人の出会いについて教えていただけますか。

 

遊助:一番最初の出会いは節分の豆まきで、その時はご挨拶程度だったと思うんですけど、その数日後に親方から直接「友達になりたいんですけど」って事務所に電話をいただいて。「光栄です。こちらこそよろしくお願いします」って二つ返事で電話を掛け直したという感じです。

 

──それほどまでに親方は遊助さんのことがお好きだったんですね。

 

秀ノ山親方:そうですね(笑)。自分の節目の時に同級生からビデオメッセージをもらったんですが、その時のバックミュージックが遊ちゃんの歌で。

 

遊助:え?そうだったの?

 

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秀ノ山親方:その曲が「10年 遊turing 童子-T」で、それがきっかけで遊ちゃんの歌を好きになったんです。いつかお会いしたいと思っていたところ、豆まきで一緒になって、自分の中では自然とご縁を感じていたので、ダメ元でご連絡してみようと(笑)。

 

──遊助さんのどんなところに惹かれていらっしゃったんですか?

 

秀ノ山親方:とてつもなくパワーのある明るさですね。弱い自分を引っ張っていってくれるんです。音楽も、人柄もそうだし、そういうパワーが素晴らしいなと思っています。自分も勝負の世界にいて不安な時もあるし、怖い時もたくさんありますけど、そういう時に勇気づけられました。

 

──遊助さんは親方に対してどのような印象をおもちですか?

 

遊助:知り合ってから10年なんですけど、その間、いい時も悪い時もあったと思います。怪我で悩んでいる時は「大丈夫?」ってLINEしたり、個人的にいろいろなお話をさせていただきました。アスリートとして向き合わなきゃいけない、敵じゃなくて自分自身と向き合わなきゃいけないことがたくさんある中で、「がぶり寄り」じゃないですけど、猪突猛進、前だけを向いて自分自身を鍛え上げていく姿に僕もすごく刺激を受けました。親方は年下ではありますが、めちゃくちゃ尊敬する1人です。

 

秀ノ山親方:現役時代、取組が終わると、毎回録画を見返すんです。そうしたら手を合わせて祈るような感じで見ている遊ちゃんが映っていて(笑)。

 

遊助:座っている席がよくテレビに映り込んでいたんです。アルプススタンドのマネージャーみたいな感じで(笑)、マジで祈るような気持ちですよ。ケガをしないでほしいっていうのが大前提だけど、勝ってほしいしね。

 

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──逆に親方は遊助さんのライブに行かれることもありますか?

 

秀ノ山親方:はい。ライブは遊ちゃん1人だけじゃなくて、お客さんたちのエネルギーもそこにあるじゃないですか。ある意味、それを跳ね返すエネルギーも持っていないとダメだと思うので、遊ちゃんはすごい舞台で戦っているんだなって感じます。だけど底抜けに明るいので、お客さんたちもガンガンボルテージが上がっていって。そういうところがすごいなぁって、いつも思っています。

 

遊助:俺も親方には刺激を受けてるから。すごく気配りの人で、そういうところにも惹かれています。

 

──2016年に発表された遊助さんの「がぶり街道」は、親方が歩んでこられた道程をテーマにして作られた楽曲ということですが、曲を聴いた時、親方はどんなことを思いましたか?

 

秀ノ山親方:遊ちゃんに何気なく話した会話をそのまま歌にしてくれたんです。最初の“Coz you’re hero”って聴いた時に、僕の本名が“一弘”なんですけど、自分の名前から始まるっていうサプライズを仕掛けてくれていて、歌詞も話した内容がそのまま反映されていて、遊ちゃんのその気持ちがすごく嬉しかったです。

 

遊助:今日まで約20年、だけど子供の頃から相撲をやってるから、本当はもっと長いんですよね。その間には辛い思いもしたでしょうし、先生や先輩の厳しい指導もあったでしょうし、そんな中で自分の体一貫で戦い続けているんだから、めちゃくちゃかっこいいなと思って。それって並大抵の精神力じゃできないっていうこともわかるんですよ。僕もずっと野球をやっていて、高校もアスリートの多い学校で、体育コースにいたので、そういう選手をたくさん見てきたんです。親方はケガもそうだけど、相手や自分との戦いの中で18年間やり続けたっていうのは、すごいことだなと思います。

 

──遊助さんは、高校時代、キャッチャーとして松坂大輔選手とバッテリーを組んでいて、実力ある選手だったというのは有名なお話ですが、相撲でも、子供の頃は大会で7年連続優勝した経験があるとか。

 

遊助:そう。俺めちゃくちゃ強かったんですよ。身長が小学生で175cmぐらいあったから。今とあんまり変わらないんですよ。体だけには恵まれて。だからもう、マジでぶん投げてました。

 

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──そのまま相撲の道に進もうとは?

 

遊助:よく「お相撲やりなよ」「もったいない」とは言われていました(笑)。父と母が忙しくて鍵っ子だったんで、よくおじいちゃんおばあちゃんの家に行ってたんです。おじいちゃんが、お相撲が大好きだったんです。相撲大会で5人抜きして勝つと、スイカと銭湯のタダ券がもらえるんですよ。だから銭湯のために頑張ってましたね(笑)。

 

──親方も子供の頃から相撲をやっていて、そこもお二人の共通点ですね。

 

秀ノ山親方:そうですね。自分はもともとは柔道をやっていたんですけど、小学校4年生ぐらいからは相撲一筋でやってきました。「がぶり街道」の歌詞にもあるんですけど、道なき道を自分でかき分けて、そこに今度は家族がレールを敷いてくれて、それに乗っかったっていう感じなんです。今思えば辛いとか、マイナスな言葉を発すると家族が悲しむから、そんな顔は見たくないなと思っていました。相撲が好きなのはもちろんなんですけど、けっこうその想いも強かったなと思います。

 

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遊助:だって、おじいちゃん、土俵作ったんだよね。家の横に土俵、作りますか?うちのじいちゃんもすごかったけど、こっちのじいちゃんもすごいなと(笑)。

 

秀ノ山親方:(笑)。ほんとにそうやって家族がレールを敷いてくれて。そこに自分の夢も乗っけて進んでいったら道ができた、みたいな感じだったんですよ。そんなふうに自分自身も、若い子たちに夢をもっと見せてあげられるような環境作りができたらいいなと思います。道の先にはこういうことがあるよ、っていうことをもっと明確に示せたら、みんな、さらに一生懸命やれるんじゃないかなと思って。

 

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──親方は10月1日(土)に断髪式を迎えますが、遊助さんも参加されるご予定ですか?

 

遊助:はい、伺わせていただきます。

 

秀ノ山親方:それがすごく嬉しくて。断髪式は、(引退する力士が)自分で興行を組み立てるものなんです。今年2月の元関脇・嘉風関(現中村親方)の断髪式では、ケツメイシの大蔵さんがいらっしゃって、ケツメイシの音楽をかけながらお鋏を入れていました。

 

遊助:断髪式で音楽をかけてもいいんだ。

 

秀ノ山親方:はい。だから、遊ちゃんがお鋏を入れてくれる時は遊ちゃんの音楽をかけようと思っています。

 

遊助:怒られない?

 

秀ノ山親方:大丈夫です(笑)。前例もありますから。遊ちゃんの音楽で自分もパワーをもらいましたし、会場の方も楽しいと思うんですよ。だから、遊ちゃんがお鋏を入れる前に1分ぐらい遊ちゃんの音楽を爆音でかけようと思っています。

 

秀ノ山OFFICIAL WEB SITE

 

──他にはどんな企画を準備されているんですか?

 

秀ノ山親方:現役最後の大銀杏戦は息子と取りたいと思っています。

 

遊助:うわー!すごいなぁ!!

 

秀ノ山親方:息子は相撲が大好きで、公園で土俵みたいな円を書くと、2、3時間ずっと相撲をやっているんです。相撲に対しての集中力がハンパないんですよ(笑)。

 

遊助:それは楽しみだね。まだ5歳ぐらいでしょ?

 

秀ノ山親方:そうです。他にも断髪式当日に、館内でVRの無料体験を用意しています。先日、優勝した時の一戦を、琴恵光関を相手に自分自身で再現した映像を撮影したんです。それをVR映像にしていただき、対戦相手や行司目線で取組を体験いただけるという企画です。あとはチケットを購入いただいた方限定で「NFT付額装ピンバッジ、その他返礼品」という特別セットを抽選販売したり、チケットの「半券特典NFT」を来場された方全員にプレゼントしたり…。

 

遊助:NFTって、最近流行りの? 何がきっかけだったの?

 

秀ノ山親方:今回、レコチョクさんに断髪式をサポートしていただくことになったことがきっかけで、引退興行記念としてNFTを活用することができたんです。以前から伝統を大事にしつつ、新しい試みを取り入れることで、新しく相撲に興味をもっていただける方も増やせないかと考えていたんです。今、日本は若い人の数も減って、相撲人口も減ってきていますが、海外では相撲人気が高くなっているんです。NHKが大相撲を海外に向けてモンゴル語で発信したら、ものすごく視聴率が良かったりするんです。それならもっと海外に相撲を広げられる手段はないか考えているなかでNFTを知って、興味がわいてきたんです。

 

遊助:断髪式でできるNFTにはどんなものがあるの?

 

秀ノ山親方:今回は紙の入場チケットとは別に、「チケットの半券」をNFTとして無料でプレゼントしようと考えているんです。“この引退相撲を見に行った”って振り返っていただくことができますし、デジタルでも想い出を残してほしいなと。あとは、現役時代の取組の決まり手や写真がNFTになっていればみなさんに喜んでいただけるかなと思いまして、額装したピンバッジなどとNFTをセットにしたグッズも断髪式限定、68セット限定でつくりました。

 

遊助:そういう新しいことを取り入れていこうっていうのはすごいね。

 

秀ノ山親方:もちろん伝統を大切にしてこそですが、新しいこともどんどん取り入れていけたらと思っています。

 

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──新しいことと言えば9月21日(水)には遊助さんのニューシングル「僕らの時代」がリリースされますが、親方も事前に聴いてきてくださったんですよね。

 

秀ノ山親方:はい。聴かせていただいて、感想をメモしてきたんです。

(スマホの画面を見ながら)遊ちゃんの曲ってメッセージ性が強いと思うんですけど、「僕らの時代」は、よりメッセージ性が強くて、本当に心に響きました。最近は、自分も断髪式に向けて過去のものを整理していて、写真を見たりして時代を振り返ることが多かったんです。ひたすら、がむしゃらに頑張ってきた現役時代があって、現役時代の自分がこの曲を聴いたら、きっと勇気づけられたなと思います。

この曲で“時代”という言葉の意味の深さを改めて気づかせてもらいました。辛いことを点として見るのではなく、時代として見たらより視野が広がっていくし、どんなことも乗り越えられそうだな、希望が持てそうだなと改めて思いました。

 

遊助:ありがとうございます(笑)。

 

秀ノ山親方:最後の“僕らの時代だよ”っていう言葉がものすごく印象的で、それぞれの時代の人たちが“僕らの時代だよ”と胸を張って生きていけるような世の中になってほしいなと思いました。相撲の世界でも、現役の力士たちが“これから俺たちの時代だ”ってやっていけば、どんどん相撲も活性化すると思うし、自分も新しいことにチャレンジしながらやるべき道を進めば、相撲に恩返しできる。そういうことをこの歌ですごく感じました。

 

遊助:もうお腹いっぱいです(笑)。

 
遊助 「僕らの時代」初回生産限定 特典映像Teaser

 

 

──このシングル「僕らの時代」については、改めて遊助さんにお話を伺わせていただきます(9/21公開予定)。それでは、最後に読者の方にメッセージをお願い致します。

 

秀ノ山親方:現役中はたくさんの応援をありがとうございました。今は断髪式に向けて準備を進めています。いろいろな方へ恩返しができるような断髪式にしたいと思いますので、ぜひお越しください。

 

遊助:僕自身も相撲の素晴らしさを親方に教えていただいたし、相撲を通して、何かに立ち向かう勇気や、自分自身を見つめ直して何ができるのかということも考えさせられることがたくさんありました。だからこそ、最後に親方の勇姿を、この気配りの塊みたいな男の勇姿を、いろいろな世代の方たちに見ていただきたいですね。相撲の素晴らしさや親方の人柄を、こういう時代ですけど足を運んでいただいて、ぜひ見ていただきたいなと思います。

 

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文:大窪由香

写真:松永光希

 

【琴奨菊引退 秀ノ山襲名 披露大相撲】

▽WEBでの販売は9月7日(水)23:59まで お早めにお申込みください!

https://hidenoyama.jp/

■日時:2022年10月1日(土)  開場10時30分/取組開始11時30分/打出(終了)16時(予定)

■概要:ふれ太鼓、相撲甚句、初切、十両全取組、髪結い実演、断髪式、櫓太鼓打ち分け実演、横綱綱締め実演、幕内全取組 他

■場所:両国国技館

■主催:琴奨菊後援会

■後援:佐渡ケ嶽部屋後援会

■各種チケット販売情報・座席表:「秀ノ山OFFICIAL WEB SITE」 をご覧ください。

※来場者全員に「半券特典NFT」を無料でプレゼント!紙チケットとあわせて、「来場の証」としてぜひお受取りください。

※初優勝の取組を親方自身が再現したVR映像を制作、会場で無料でVR体験いただけます。

※チケット購入者限定!「「NFT付額装ピンバッジ、その他返礼品」特別セットを68セット限定で抽選販売!

※来場者には親方の最後の取組他を「8Kウルトラズーム」で後日配信予定!

※本引退興行は、イベント開催における新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づき開催します。

 

▼遊助の楽曲はこちらから

レコチョク:https://recochoku.jp/artist/2000025055

TOWER RECORDS MUSIC:https://music.tower.jp/artist/detail/2000025055

dヒッツ:https://selection.music.dmkt-sp.jp/program/10016996

 

▼遊助 LIVE TOUR『Are 遊 Ready Go ! 2022 !!』

https://sp.y-kamiji.jp/contents/539252

 

▼遊助

https://twitter.com/KamijiUsuke

https://www.instagram.com/usk_kmj/

https://www.youtube.com/user/yuusukeSMEJ

 

▼関連インタビュー

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