TOKYO FM「FESTIVAL OUT」でアーティストとファンを繋ぐMV制作プロジェクト実施中!パーソナリティ・大抜卓人が語る番組への想いと届けたい音楽

TOKYO FMで毎週金曜日20:30~放送されている「FESTIVAL OUT」。今回、番組のパーソナリティーを務める大抜卓人氏にインタビュー。番組の話から音楽の届け方、自身の音楽ルーツなど幅広く話を聞いた。番組では、現在、WIZYと連動して「WE THE MUSIC powered by WIZY」というMV制作プロジェクトを展開中。MV撮影現場にも参加、アーティストの声を聞き、ファンの想いも知る大抜氏ならではの目線で本プロジェクトについて語ってもらった。

 

 

 

――TOKYO FM「FESTIVAL OUT」は“ロックフェスで鳴り響く音楽をお届けする、いい感じのロック番組”というキャッチフレーズですが、リスナーは若い世代が多いのでしょうか?

そうですね。Twitterの反応や公開イベントに来る方を見ると、若い人が多いなという印象です。リクエストをみても、フェス好きな人が多いですね。でも、最近はフェス好きといっても年齢層が広がってきてるので、一概に若い人とは言えないですね。

 

――選曲もいまのシーンやフェスのアンセム的な曲をセレクトしていて、これを聴くだけで現在のフェスシーンが見える番組になっているかと思うのですが。そもそも、ご自身のロックへの興味は?

昔からずっと好きで、最初は小学校の頃、ハードロック/ヘビーメタルから入って、BOØWYとか聴くようになって。この仕事を始めてから、邦楽も幅広く聴くようになりました。最近の音楽リスナーを見てると、昔は洋楽と邦楽に隔たりがあったんですけど、現在はレコーディングの技術やミュージシャンのスキルが上がったりでそういう隔たりもなくて、OKAMOTO’Sとテイラー・スウィフトを並列で聴いてるみたいな面白さがあるんです。でも、フェスだけはちょっと特殊かな? と思ってて。

 

 

――と言いますと?

フェスに行く人はフェスの曲が好きだったり、フェスの文化が好きだったりしますよね。 いまは世界も日本もディストーション鳴らしてるような音楽はヒットチャートに入ってこないんですが、フェス好きの人たちはチャートとか関係無しに自分たちの好きな音楽をセレクト出来てるし、僕はそういう人たちに音楽を提供したいと思ってるんです。昔からクラスに40人いても、音楽がどっぷり好きな人って10人くらいだったじゃないですか。 そんな人って今も一定数いるし、そんな人たちに番組を聴いて欲しいと思っているんです。

 

 

 

――現在ってYouTubeだったり、RecMusicだったり、無料や定額制で24時間音楽を聴ける環境があるので、若い子の音楽との関わり方も変わってきていると思うのですが。

そうですね。だから今はインタビューする時、「初めて買ったCDはなんですか?」という質問が聞けないんです。若いミュージシャンだと動画サイトで洋楽を知って、並列で80年代のミュージシャンを知って、「CDって買ったことない」って人もいる。80年代の音楽を聴いて、懐かしいという感覚もあまり通じないんですよね。サカナクションなんかはそこを面白がって、古い音楽を戦略的に入れてきたりしてますけど。そんな価値観もこれからさらに変わっていくと思うんです。

 

――音楽をやろうと思っても、全部デスクトップで完結しちゃうから、バンドを組む必要もなかったり。若いミュージシャンの話を聞いてると刺激的で面白いですよね?

面白いですね。Mega Shinnosukeくんってアーティストがいるんですけど、音楽がやりたくて17歳でPC買って、18歳でデビューするんですけど、楽器も出来なければCDを一枚も買ったことが無いんです。でも素晴らしい音楽をやってて、すごく面白かったりする。先日、the HIATUSの細美武士くんにインタビューした時も、「最近はデジタルで聴くのが一般的だから、音作りをそっちに変えた」って言うんです。あんなにロックバンドでガツガツやってる人が、いまの聴き方に寄せた音作りをしていたりして、そういう柔軟な考え方も必要なんだなと思うこともありますね。

 

――音楽番組をやられていると、そんな時代の流れが見えてくるのも面白いですね。

この番組の前にやってた番組では、もっとラウドな音のバンドをかけてたんです。その後、KANA-BOONとか関西の元気なバンドが出てきた時代があって、そこからSuchmosみたいなロックとR&Bを混ぜたオシャレなバンドが出てきたり、King Gnuみたいなバンドが出てきたり。ここ2~3年で音楽のトレンドがどんどん変わっていったんですけど、フェスだとどんなバンドもみんな元気だし、すごく盛り上がるんですよね。だからフェスはそこが良いなと思うし、そんな話を番組でしたいと思ってます。フェスに行ける人って、実はそんなにいない気もしているんです。

 

――仕事休まなきゃいけないとか、交通費が大変だとか考えると、行けても年に数本ですよね。

そうですよね。フジロックに行った話を聞くと、2~3バンド見て、あとはテント張ってのんびりしていたり、逆に京都大作戦に行った話を聞くと、そこで何が起きたかを全部覚えてたり。いまは様々なフェスの楽しみ方があるし、その良さを伝えていきたいんです。

 

 

――それぞれのフェスの特色や楽しみ方、状況や変化みたいなものも番組を通して伝えていきたいと。

そういうことです。僕はフェスに行けるだけ行くようにしてるんですけど、山口の『WILD BUNCH FEST.』とか、地方のフェスもすごく面白いし、盛り上がりも凄いんです。ロケーションも良くて、そこで体験したことを番組で話したいんです。2年前の「京都大作戦」でカミナリが落ちて、「どうする?」ってなった時もバックヤードにいて。10-FEET のTAKUMAくんが走って行って、マキシマム ザ ホルモンと相談している現場を見てたんですが、その話をしてから曲をかけたりすると、聴こえ方も全然違ってきたりして。僕に出来ることはそういうことなのかなと思ってます。

 

 

――その場にいなかった人も、さも体感したかのように聴くことが出来るわけですね。

ラジオのDJって、いつも聴いてる曲が少し特別に聴こえるものを添えなきゃいけないと思っているんです。「どうやってこの曲が生まれたのか?」っていう曲のサイドストーリーを聞くことだったり、フェスに行って体感したことを話すことだったり、ラジオに出来ることは、そういうことしかないと思うんです。バンドのスタイルが変わっているように、ラジオのDJのスタイルも変わってきていて、昔はいい声で曲紹介するのがDJだったんですけど、今は隣のお兄さん的存在がDJに求められているのかなとも思っています。

 

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