レコチョクのアーティストピックアップ企画「Breakthrough」の9月度に選ばれたclimbgrow。9月9日(水)には本来5月に予定していた待望のメジャー1stアルバム『CULTURE』が遂にリリースされる。そんな今注目の彼らにインタビューを行った。楽曲についてはもちろん、彼らのルーツや意外な一面についても聞いてみたので、楽曲と合わせて最後まで読んでほしい。
より多くの方に聴いてもらえるようになるのはうれしいです
――はじめに、音楽やバンドを始めたきっかけを教えて下さい。
近藤和嗣(Gt.):小さいころからバイオリンをやっていました。流れでバンドを組んでギターを始めてみたのがきっかけですね。
谷口宗夢(Dr.):小学校の時に、地元のドラム教室に習いに行っていて、中学の時にはじめてバンドを組んだのがきっかけです。
杉野泰誠(Vo./Gt.):音楽を聴き始めたきっかけは、父親がDragon Ashのファンだったからです。音楽を始めたきっかけは、エレファントカシマシのライブを見て、感銘を受けました。
立澤 賢(Ba.):中学二年の頃、従妹にX JAPANのライブ映像を見せてもらい、自分の頭に衝撃がビリビリッと走って、その年におばあちゃんから貰ったお年玉でギターを買ったのがきっかけです。
――今までどんな楽曲に影響を受けてきましたか?楽曲のルーツになっているアーティストや楽曲と、それに関するエピソードを教えて下さい。
近藤:みんな聴いてきた音楽は結構バラバラでした。僕の場合はNUMBER GIRLに一番影響を受けましたね。
谷口:中学生の頃、ASIAN KUNG-FU GENERATIONや、RADWIMPSのドラムをひたすらコピーしていて、一曲コピーするのに一週間かかったこともありました。
杉野:エレファントカシマシのガストロンジャーにすごく影響を受けました。魂で歌うことをエレファントカシマシから学びました。
立澤:高校の頃にスラッシュメタルに出会い、ひたすらメタリカの「クリーピング・デス」をダウンピッキングで弾く練習ばっかりしていました。
――では、作詞・作曲をする上で大事にされていることはなんですか?
杉野:一番大事にしているのは、自分で鳥肌が立つか立たないか、次の日に聴いても鳥肌が立つかどうか、という自分の感覚を大事にしています。
近藤:とにかくかっこいいサウンドを目指しています。楽曲には一貫性を持たせつつ、できるかぎり幅を広げていきたいと思っています。今若い人たちに影響をあたえられるアーティストになりたいです。
「MONT BLANC」Music Video
――ありがとうございます。さて、今回9月の【Breakthroughアーティスト】にピックアップされましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。
近藤:色々な方に知っていただける機会になってとてもありがたいです。オリジナルプレイリストはとても面白い企画だと思いました。改めて自分が好きな音楽を意識しなおせてとても楽しかったです。
杉野:素直にうれしいですね…ほんとはめちゃくちゃうれしいです(笑)。
谷口:正直、初めてこの企画(Breakthrough)を知ったのですが、バンド全体のルーツだけではなくメンバーの個々のルーツや、音楽性が細かくわかるので、是非ともこのインタビューを見ていただきたいと思っています。
――ついにメジャーデビューとのことですが、これまで以上に頑張りたいことなどがありましたら教えてください。
杉野:他の楽器をやってみようかなと思っています、管楽器とか。
近藤:特にメジャーだからといって変わることはありませんが、より多くの方に聴いてもらえるようになるのはうれしいです。これまで以上に良い楽曲を作っていきたいと思います。
谷口:自分自身のドラムと向き合い、より追及していきたいと思っています。
アルバムタイトルには「おれたちがカルチャーになりたい、という想いを込めました」
――9月9日(水)リリースのメジャー1st アルバム『CULTURE』はどんなアルバムになりましたか?制作時のエピソードがありましたら教えてください。
杉野:地元のスタジオで録ったので、エンジニアの甥っ子にチャリンコで轢かれました(笑)。
近藤:これまでの流れを汲みつつ、新しい事に挑戦できたアルバムだと思います。メジャー1枚目にふさわしいものが出来ました。
谷口:地元滋賀県のスタジオに泊りがけでレコーディングしたので、心身ともにリラックスした状態で臨めました。
「TIGHT ROPE」Music Video
――アルバムタイトルを「CULTURE」にした理由は?
杉野:おれたちがカルチャーになりたい、という想いを込めました。
――アルバム制作の間に聴いていた、もしくは影響を受けた曲はありますか?
杉野:制作中は聴かないようにしています。
近藤:僕もあまり影響をうけたりしたくないので、ゲームミュージックだったりを聴いていました。
――初めてclimbgrowさんの楽曲を聴く人へおすすめするとしたら、どの1曲を選ばれますか?また、その理由も教えて下さい。
杉野:『CULTURE』から、「BANG BANG BANG」です。IQ2になれます(笑)。
――今回のアルバムにはスタジオライブ映像収録のDVDがついてくるとのことですが、どんな映像になりましたか?
近藤:スタジオでライブのように一発撮りだったので、普段のライブと変わらない熱量がこもっていると思います。
――少し話が変わりますが、皆さんの中でそれぞれ「意外と●●なんです」という部分を教えてください。
立澤:谷口は意外と鳥団子を作るのが上手です。
谷口:立澤は意外と運動ができます。河童くらい泳げます。
杉野:近藤は意外と、思っているより鼻が曲がっています。バスケ部の時に顔面にボールが当たったらしいです。
近藤:杉野は意外と、思っているより性格が曲がっています。野球部の時に先輩をどついているのを見ました。
――交流のあるアーティストでいま注目しているアーティストさんと注目理由を教えてください。
立澤:FOMAREのカマタとKOTORIの上坂です。climbgrowに入る前から今でも変わらず仲がいいのと、同い年として常に良いものを作り続けているからです。
――今回、オリジナルプレイリストを作成頂きました。プレイリスト名と楽曲のセレクト理由を教えて下さい。
杉野:プレイリスト名は「影響を受けた曲 by climbgrow」で、おれたちが影響を受けた曲で組ませてもらいました。
――最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。
立澤:イツモセンキュー!
文:レコログ編集部
▼Breakthrough詳細はこちらから
https://note.recochoku.jp/n/n7edbbf124831
▼climbgrowがセレクトしたプレイリスト「影響を受けた曲 by climbgrow」はこちらから
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10021551/
※各記事に記載されている内容は公開時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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climbgrow
Vo./Gt. 杉野泰誠 Taisei Sugino
Gt. 近藤和嗣 Kazushi Kondo
Ba. 立澤 賢 Ken Tatsuzawa
Dr. 谷口宗夢 Motomu Taniguchi
2012年滋賀県にて結成。
バンド名はclimb(登る)とgrow(成長する)を組み合わせた「成り上がり者」という意味の造語。杉野泰誠(vo>)の嗄れた声、人間味溢れるストレートな感情を綴った歌詞、テクニカルな演奏、そして圧倒的なライブパフォーマンスで聴く者に共感と感動を与える。
「閃光ライオット2014」では準グランプリを受賞し注目を集める。
翌年10月には、タワーレコードのロックレーベル、too basara's people recordsより全国流通盤ミニアルバム『Enter Here』をリリース。
2016年9月に配信された「BLOOD MONDAY」は「ぱちんこCR蒼天の拳天帰」挿入歌と なり、iTunes ミュージックビデオ部門 デイリーチャート20位を獲得。
2017年7月からは、ビクターエンタテインメント内のロック部門Getting Better Recordsが新設したインディーズレーベル「Narisome Records」より、
『EL-DORADO』、『FREEDOM』、『CROSS COUNTER』と3枚のミニアルバムをリリース。
2019年には数量限定/タワーレコード限定シングル『ハローグッバイ』と『THIS IS』と2枚のシングルをリリースし、タワーレコード全店で即完。
2020年1月にはインディーズラスト作となるベスト盤『EL-RODAR』をリリース。
2020年2月11日に開催されたVeats Shibuyaワンマンライブ公演を最後にベース田中仁太が脱退、同時に新しいベーシストの立澤 賢が加入。
2020年9月9日にアルバム『CULTURE』でGetting Betterよりメジャーデビュー。