20歳ながら才能を放ち、注目の存在となっている吉田凜音。ミレニアル世代のアイコンになっている彼女は、20歳の誕生日という節目に、本人が作詞を手掛ける新曲「crafty」をリリースした。そんな彼女に、本作に懸ける思いを中心に、話を聞いた。
さらに、今回WIZYではアーティスト・吉田凜音としての表現力と、5人の写真家の感性が融合し、今までにない表情の吉田凜音を収録したスペシャルな写真集制作プロジェクトを実施する。
本プロジェクトについて、同世代の仲間たちと挑戦したMV制作、コロナ禍の影響で会いづらくなってしまっているファンへの想い、20歳というターニングポイントを機に変わったこと、変わらないことなど、盛りだくさんになっているので、是非最後まで読んでほしい。
今まで見せたことのない自分を引き出してもらえそうで、なかなか面白そうなことになりそうです
――12月10日にデジタル配信された新曲「crafty」について教えてください。
私の理想であるかっこいい女性をたくさん想像・妄想して書いた楽曲です。
素直に生きるだけではなく、良い意味で悪賢く生きたいなぁと思ったので、そういう意味を込めて「crafty」という楽曲タイトルにしています。

12月10日にデジタル配信された新曲「crafty」のジャケット写真
――今回、「crafty」はご自身で作詞をされたとのことですが、作詞をされる際に意識したことや、今後作詞される際に大事にしたいことを教えてください。
今回は、現実で起こったことを詞にしていないので、全部理想とか妄想、想像して書きました。曲を聴いて気づく人は少ないと思いますが、裏テーマ「スパイ」というのを意識して書きました。
映画の中で観てもめちゃかっこいいし、スパイの女性ってすごく魅力的じゃないですか?(笑)
今後は、いろいろな経験を積んで、自身の現実で起こったこととかも交えながら詞に書けたら良いなぁと思っています。
――今回、「crafty」のMVの中で難易度の高いダンスに挑戦されたとお伺いしましたが、どのようなダンスに仕上がったのか教えてください。
振り付けをしてくれたのがモモさんというダンサーの方で、数多くのアーティストの振り付けなども担当されている方なんです。ゴリゴリのHIPHOPを踊る方だというのは想像していたものの、案の定、ゴリゴリのHIPHOP系のダンスで振付ができて(笑)。自分がHIPHOP系をこれまで踊ったことがなかったので、難しかったけど、見応えのある内容になっていると思います。
吉田凜音 – crafty / RINNE YOSHIDA – crafty [full ver]
――MVに出演される方を一般の10代のダンサーから募集するオーディションをTikTokで開催されていたかと思いますが、実際に合格者の方々と直接対面された時の印象などを教えてください。
合格者の女の子2人は私よりも年下なのに、ゴリゴリに踊っていて、本当にすごいなとびっくりました。ダンサーの方って曲が流れると顔つきも変わって踊り出すんですけど、曲が終わった瞬間に「お疲れ様でした!!」みたいな感じで丁寧に挨拶をしてくださるので、かなりギャップを感じましたね(笑)。
――自分よりも年下の世代から受けた影響などはありますか?
今回の企画含め、10代って本当に、すごく夢があるなぁと思いました。自分よりも年下の子で、ダンスに専念して、私のMVに出たいと思ってくれて、TikTokで動画撮って、オーディションで応募してくれて、受かって、自分から積極的に参加してくれて…。すごく熱心だなぁと思ったし、その姿を見て私も頑張ろう、って思いました!!
――今回のMVはオーディションで選ばれた2名のダンサー以外の方々も10代の方で構成されているとお伺いしたのですが、同世代で一つの作品を作り上げることで何か自分の中で芽生えた感情や今後同世代で挑戦してみたいことがあれば教えてください。
今までは、MVや音楽を作る際に、年上の方と接することが多かったのですが、今回はみんな同世代だったので、より一層、一緒に作っているなぁと思えました。制作期間は3日間しかなかったのですが、同世代と毎日スタジオに入ってリハをして、どういう構成をつくって、こういう振りにしてということを、みんなで和気あいあいと作っていくうちに、一緒に作っている感をすごく感じられて、とても楽しかったです。
10代・20代前半の音楽・映像クリエイターの方で、優秀な方が多くいるので、同世代の方々といろいろなことを今後も取り組んでいけたら良いなと思っています。
――ところで、吉田さんは普段、どのような感覚で楽曲プレイリストを作られていますか?
今の気分の曲を集めています。イントロで「いいな」と思った曲をお気に入りにしまったり、サビまで飛ばしていいなと思った曲を全曲聴いたりしています。
過去のプレイリストを聴いてみると、「この頃はこの曲を聴いていたなぁ」と聴いてた曲によって思い出されることが違ったりするので、面白いですね。
――では、影響を受けたアーティストや楽曲があれば教えてください。
基本的にバンド、洋楽、ラップなどいろいろなジャンルを聞きますが、唯一無二で素晴らしいなぁと思うのは椎名林檎さんで、すごく好きです。好きになったきっかけは、母が椎名林檎さんの「東京事変」が好きで、いろいろなツアーに一緒に行っていたら、はまってしまいました(笑)。
――今回、WIZYで販売する「5名の異なる写真家が撮りおろす20歳の吉田凜音を記したスペシャル写真集」についてプロジェクトへの想いを教えてください。
写真集を作りたいなぁという願望はあったのですが、作れると思っていなかったので、実現できるということが嬉しいです。通常、写真集のカメラマンって1名のカメラマンがやるんだと思いますが、今回、5名のカメラマンにいろいろな表情の自分を撮影してもらえますし、メイク、衣装も違ってくると思うので、今まで見せたことのない自分を引き出してもらえそうで、なかなか面白そうなことになりそうです。
――カメラマンの高橋優也さん、FR2石川さんをカメラマンとして選ばれた理由は?
優也くん(高橋)は昔から、「写真集の話があれば撮りたい」とノリで話をしていたこともあったし、こういう写真集を制作する機会があれば、長年お世話になっているFR2石川さんや優也くんに是非撮って欲しいなと思っていました。石川さんや優也くんは私を高校生時代からよく知ってくれているという点で、他のカメラマンとは違う表情が撮ってもらえるのかなと思っています。この2人はいつメンです(笑)。
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