アーティスト・空音は2001年生まれの19歳。才能あふれる彼の楽曲は、耳の早いリスナーを中心に注目され始めている。今回、レコチョクの新企画・Breakthroughの12月度アーティストに選ばれた彼は、12月16日に3rdアルバム『TREASURE BOX』をリリース。コラボ楽曲をはじめ、アルバム名の通り【宝箱】のような内容になっている。そんな彼にアルバムに関する話はもちろん、アーティスト・空音の魅力に迫った。彼を形作っているものは一体何なのか―――是非、最後まで読んでもらいたい。
ヒップホップは日本でもっと盛り上がれるコンテンツだと思っています
――12月の【Breakthroughアーティスト】にピックアップされましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。
選出いただき、ありがとうございます。とっても嬉しいです。たくさんの方に僕の音楽を知ってもらう機会になればなと思っています。
――さて、空音さんのお名前の由来を教えてください。
空音は本名なのですが、空や自然の中の音を吸収しながら成長して欲しい、という親の願いから名づけられたそうです。
――音楽を始めたきっかけを教えて下さい。
元々ヒップホップは聴いていたのですが、唾奇さんというラッパーの楽曲を聴いて感銘を受け、自分でもリリックを書いてみたいと思ったのが、音楽を始めたきっかけです。
――ヒップホップとの出会いを伺いたいのですが、小学生からダンスをやってらっしゃったんですよね。ヒップホップともダンスやカルチャーと一緒に出会ったのでしょうか?
日本語ラップをしっかり聴きはじめたのは、唾奇さんがきっかけなのですが、確かに小2からやっていたダンスを通して、ヒップホップやストリートカルチャーにはずっと触れていたと思います。
――ヒップホップというジャンルの日本での盛り上がりについてどう感じていますか?
日本でもっと盛り上がれるコンテンツだと思っています。自分は、オーバーグラウンドとアンダーグラウンドの懸け橋になるような存在になりたいと考えているので、そのためにもっと頑張っていきたいと思っています。
――空音さんの中の「人生の1曲」がありましたら教えてください。
カーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」です。
祖父が昔、ずっと車で流していたんです。アルバムの他の曲を流していても、すぐに「トップ・オブ・ザ・ワールド」に戻すくらい好きだったみたいです。その幼少期の温かくて懐かしい感じを思い出しますし、音楽に無意識に触れていた貴重な経験だったなと思います。
――さまざまなアーティストさんとのコラボを行っていますが、コラボ楽曲とご自身の楽曲を制作したりパフォーマンスしたりする際に意識していることや工夫していることがあれば教えてください。
ソロ曲、コラボ楽曲問わず、1つの楽曲の中に、必ず耳に残るメロディやフレーズを入れるように心がけています。もう1回聴きたいと感じるようなスパイスになればなと思っています。
――作詞/作曲をする上で大事にされていることはなんですか?
先ほども言ったように、リスナーの耳に残るメロディやフレーズを入れつつ、でも自分の個性が一番前にくるようなバランスを考えています。
――私生活から意識されていることや、インスピレーションを受けていることなどがありましたら教えてください。
なるべくヒップホップだけではなく、普段から色々なジャンルの音楽を聴いて、感性を豊かにしようと心がけています。なので、いつもインスピレーションを受けているのは、やっぱり音楽ですね。
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