デビュー前にも関わらずSNS総フォロワー数10万人以上の人気を誇る近澤智。9/5(土)に自身のデビュー曲となる「I’m yours」をTOWER CLOUD(タワークラウド)というサービスを経由した楽曲配信がスタート。今回、レコチョクが運営する音楽専門クラウドファンディング「WIZY」を活用したMV制作プロジェクトをはじめ、MVでプレイリストを作成する「RecTV」でもプレイリストを作成してもらった。そこで彼に、今の心境やアーティスト・近澤智として今後どうなっていきたいのかなど、話を聞いた。

 

 

――今回、TOWER CLOUD(タワークラウド)経由でのサブスク&配信デビューが決まりましたが、今のお気持ちをお願いします。

 

僕自身音楽が本当に好きだったので、今回「聴く側」から「届ける側」になるということに関してすごくワクワクしています。「楽しみ」という気持ちが一番強いですね。今まで人生の中でつちかってきたものを楽曲や作品に落とし込んでいきたいですし、アーティスト活動をやる意味、そして意志を強く持っていろんな方の記憶に残り、感情を動かせる人になれるように頑張りたいです。

 

 

――デビュー曲「I’m yours」の中で好きな部分やお気に入りのフレーズはありますか?

 

この曲はサビの歌詞がそのまま感情を描いている歌詞なので、そこには共感していただけるんじゃないかな、と思っています。恋をすると人って想いが溢れてしまうじゃないですか。だからこそ「熱くて、クサくなっちゃう」みたいな。パフォーマンスをする際に、表情や演出でその「人間らしさ」が伝わるように作り上げていきたいと思います。

 

 

――この曲をお聴きした時、好きになってまだ相手のことが分からない状態で盲目になっているように感じました。

 

この曲はMVもそうなんですが、不思議でミステリアスなのに魅力的…というような女性に対して恋をしてしまって、妄想するあまりにネガティブな感情を膨らませてしまう男性を描いているんです。恋をすると自分を見失ってしまうほどその人を好きになってしまう…そういった経験がある人って多いと思うんです。「あぁ、こういう頃もあったな」とか「何であんなに重くなってしまったんだろう、自分」とか。逆に相手の言葉一つで喜ぶようなこともありますよね。聴いてくださる皆さんのこれからの恋愛はもちろん、過去の恋愛とも照らし合わせて聴いてもらえると嬉しいです。恋愛って難しいですよね(笑)。

 

――確かに。恋愛の綺麗な部分を描いた曲は多いけれど、リアルな「もがき」みたいなものを描いている曲は少ないような気がします。

 

そうですね。きっと「I’m yours」は綺麗な恋愛や切ないけど感動するような恋というよりは、人間らしさやリアルな感情を感じ取ってもらえる曲になっていると思います。でもそんな「リアルさ」こそが実は共感を生んだり、男女関係なく聴いてくださる皆さんの恋愛に寄り添うことができたりするんじゃないかな。皆さんにとってそういった曲になれたら嬉しいです。

 

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――寄り添える曲って素敵ですね。では、そんな近澤さんにとって「音楽」とは?

 

僕にとっての音楽は「感情や記憶と常に一緒にあるもの」。ある曲を聴いた時に「あの人とあの場所を思い出すな」とか「あの時はこういう感情だったな」というのを鮮明に思い出すことがあるじゃないですか。それってすごい力だと思うんですよね。だからこそ自分が発信する側になった時に、今回の「I’m yours」という曲が様々なシチュエーションや思い出に寄り添える曲になってくれたら嬉しいです。自分が音楽の力を信じているからこそ、近澤智の音楽が聴いてくれる人にとってそういう存在になれたら幸せですし、僕の曲を聴いて、僕自身にも興味を持ってもらえるようなアーティストになっていきたいと思います。

 

――音楽の力を信じる近澤さんの印象に残っている曲はなんですか?

 

初めて音楽に触れたのは嵐さんの曲。いろいろと幼いなりに「人を好きになる」とか「友達と喧嘩をする」とか、上手くいかない感情と一緒に生きていたと思うんです。そんな中で聴いていたのが嵐さんの『Time』というアルバム。嵐さんの曲はめちゃくちゃ聴いているんですが、その中でも特に印象に残っているアルバムです。

 

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――幼い頃の記憶とリンクする思い出の一枚なんですね。そんな近澤さんが大人になった今、「憧れている人」や「日頃意識している自分像」ってありますか?

 

憧れでいうと誰か特定の方ではないんですが、今まで僕が憧れてきた方や影響を受けた方たちは皆さん自分を持っていて、自分自身を大事にしている方ばかりなんですよ。「Going my way」という色が滲み出ているというか(笑)。自分の思ったことを素直に発信していたり、それを曲にしていたり。大きな事務所から自ら決断して一歩出てチャレンジをするだとか、そういった「自分の人生を自分で選んで生きていく」という気持ちが見えている方がすごく好きであり、憧れでもあるんですよね。僕自身はなかなか自分の殻を破ってこれなかった人間なので、そこはないものねだりで魅力的に感じちゃうんだと思うんです。

日頃意識している部分でいうと、素直に、謙虚にいることかな。僕自身もそういった人間性に「素敵だな」と無意識に惹かれる部分があるので、自分もそうでありたいと思っています。「いいな」と思ったことを出来るだけ吸収していきたいですし、その先で誰かから「近澤智みたいになりたい」と思ってもらえる人になれたら一番幸せですね。

 

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――自分を持ちつつ、謙虚で素直…まるで子供な大人って感じですね。

 

そうですね。自然体の自分を忘れることなくいたいかな。自分らしくありつつも近寄りやすい柔らかさを持っている、みたいな。

 

 

 

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