WIZYで5/15(金)~ゆきみ(あいくれ)の新プロジェクトがスタート(https://wizy.jp/project/484/)。バンドの活動休止からすぐにソロとして活動をスタートさせたゆきみに、ソロ活動を始めた理由、本プロジェクトを実施する上で、今、感じていることなど、幅広く話を聞いてみた。
これはやるチャンスというか、タイミングが与えられたのかな、と思って始めたがきっかけですかね
――WIZY内のレポート(https://wizy.jp/project/484/report/1200/#report_link)には既に想いは記載頂いているかと思いますが、今回、ゆきみさんの中で、ソロのステージに立つと決めたのは、どういったきっかけがあったのでしょうか?
元々バンド活動をしながら、時々ソロでのライブのお誘いとかも頂いていたりしたので、ほんとに年に数回なんですけど、ソロでライブをやる機会はあったんです。その時にしかやらない曲、ソロの時だけしかやらない曲とかもあって、バンドをやっていた時から音源化したいな、という思いはずっとあったんですけど、あいくれでやりたい事もあったので、なかなか着手できずにいました。今年の2月にバンド活動を休止しようってなったタイミングで、これはやるチャンスというか、タイミングが与えられたのかな、と思って始めたがきっかけですかね。
――やはり、バンド・あいくれへの愛があったんでしょうか?
はい。やっぱりそれが私の中で大きいですね。バンドがもう一度やれるってなったタイミングで、ゆきみの歌を聴きたいっていう人が1人でも2人でも増えてくれて、あいくれの再開に繋がったらめちゃくちゃドラマだなと思うので、あいくれに繋がる部分も結構大きい部分ではあると思ってます。
――なるほど。ソロでの活動とバンド活動って違うと思うんですけど、そこで今新しいスタートを切ったところではあると思うんですけど、実際にスタートして、今の心境はどうですか?
やっぱりバンドって、めちゃくちゃ尊敬の上にしか存在できないんだなっていうのが1番痛感していて。信頼し合っていたり、メンバーのその部分素敵だねって認め合える部分がないと、一緒に音楽できないっていうのを、1人になって改めて痛感していていますね。
――確かにライブを観ていても、信頼関係をすごく感じてました。
ほんとですか、見えてました?
――見えてました!今回、ゆきみさんを初めて知る方もいらっしゃると思うので、音楽活動を始めたきっかけから教えて下さい。
音楽っていう意味合いになると、4歳でピアノを始めたのが1番最初なんですけど、今の形での活動というか、歌を歌い始めたっていうのは高校1年生であいくれを組んだ事がきっかけでした。
それがきっかけっていうと結構びっくりされるんですけど(笑)。私、バンド始めるまではバンドの曲を全然聴いたことがなくて、全然知らない状態でバンドのボーカルをしていたんです。ほんとに単純に歌を歌うっていう事が、カラオケとか自分で自由に歌ってみるとかレベルで好きだったので、歌える場所ないかな、バンド組んだらできるのかな、っていうことで始めました。アーティストを目指そうとか、あのアーティストに憧れてこれをやろうとかではなく、「ピアノやっていて歌も楽しいな、歌も歌ってみたいな…!バンド組んだらできるのかな?」って思っていた時に彼らと出会い、気づいたら11年っていう感じですね。なので、ほんとに瞬く間に時は流れ、気づいたらここにいるっていう感じなので、お話しするとびっくりする方も多いんですけど(笑)。
――他のインタビューを拝見させて頂いて、昔は浜崎あゆみさんとかを聴いていたって仰ってましたね。
はい。それこそカラオケとかが楽しいっていうのは、中学生の頃に“あゆ縛り”みたいな感じで歌っていました。
――そうなんですね。最初にゆきみさんがバンドから影響を受けていないからこそ、あいくれのらしい音楽だったのかな、っていうのはすごく感じています。
ある種、私もそうだしメンバーもほんとにルーツがそれぞれだったので、化学反応を起こせたのかなっていうのは思っています。
――なるほど。ゆきみさんが影響を受けたアーティストさんはいらっしゃるんですか?
今の活動において影響を受けた人って多分いるとは思うんですけど、ぱっと、この人に憧れて始めたっていうのがなくて答えづらいところではあるんですが(笑)。でもほんとにバンドを始めますってなった時、メンバーからいろんなCDを借りたり、これも聴いてみて、あれも聴いてみてって進められたりした中1番最初にバンドの中でぐっと引きつけられたのは、東京事変さんでしたね。
――ゆきみさんが歌詞を書かれたりするうえで、大事にされている事はどんなことでしょうか?
言葉を書く、っていう広域なものになってしまうと、色々出てきちゃうんですけど、メロディーに歌詞をのせるっていう部分では、メロディーの音に言葉のイントネーションが寄り添えるようにはこだわっているというか、意識しているところではありますね。例えば、“いちご”って語尾が上がっているじゃないですか。それに対して、♪ミレド みたいなメロディーがのっちゃうと、私の中では違和感なので、音階的に上行しているメロディーにあてようだとか、そのために言葉を類義語に変えたりとか、逆に言葉に合わせてメロディーを変えたりっていうのは、こだわってやっている部分だと思います。
――確かに言葉にも音がありますもんね。
メロディーと言葉が同時に出てくるって勝手にそう思っていることもあるので、○○な時もあると思うし、逆にそれに反抗しているからこそ違和感を持たせられるようなことも、いろんな楽曲の中には入っていると思うので、そこにフューチャーして見てみるもの一つ面白さかなと思います。
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