(写真左から:優希クロエ、渚カオリ(純情のアフィリア))
志倉千代丸と桃井はるこのダブルプロデュースのガールズ・ボーカルユニット、純情のアフィリア。10月25日(火)には約2年半ぶりの新曲となる「LIMITLESS」をリリースする。また、本作のメンバーフィーチャリング音源(ソロ歌唱音源)と自撮り動画コメントをMAGES. DL STORE(https://mages.murket.jp/)にて、各商品15点限定でNFTとして販売する。今回のNFT販売はレコチョクの独自基盤を利用し、発行から販売までサポート。NFT特有のウォレットの作成や暗号資産の購入は不要で、決済は法定通貨で対応となる。
今回、新曲「LIMITLESS」や本NFT販売を中心に、11月2日(水)に卒業する優希クロエと、リーダーの渚カオリにインタビューを行い、想いを語ってもらった。
8人でずっと長くやってきたので、それを見届けてもらえたら嬉しいです
──純情のアフィリアは2023年に結成15周年を迎えますね。
渚カオリ:そうですね。15周年といっても、学校をコンセプトにしているので、卒業があったりと入れ替わりが多くて、15年いるメンバーっていないんですよ。だから15周年と言われてもちょっとピンと来ないんです。今のメンバーの8人体制が一番長いんです。この2年間メンバーが変わらなかったって初だよね?
優希クロエ:うん、初ですね。
カオリ: 11月2日でクロエが卒業するので、新メンバーのオーディションも行なって、今後新体制になります。ただ、このコロナ禍を8人でなんとかしようと乗り越えてきたこともあって、それがついに終わっちゃうのが寂しいな、という気持ちもあって。今、リリースイベントもたくさんやっているんですが、この8人のステージはあと何回ってカウントダウンが出来てしまうので、メンバーとしては寂しさのある時期かもしれないです。
──クロエさんは先日卒業を発表されましたが、今どんな想いでいらっしゃいますか?
クロエ:コロナなどで活動が止まっていた時も、メンバーで話し合って乗り越えてきたので、あと一カ月ぐらいですけど、この8人でやるステージを楽しみたいです。そして次に繋げられるように、リリースイベントも頑張りたいと思います。
──このコロナ禍はグループにとってやはり試練の時でしたか?
カオリ:前回のシングル「Like? or Love?」を発売したのが2020年の3月で、リリースイベントの序盤の方でコロナ禍に突入してしまって、それ以降ほぼ中止になってしまったんです。そのため、オンラインサイン会をやったりしました。純情のアフィリアはライブアイドルで、握手会などで対面して直接感想を聞いたりしていたので、半年間ライブがなくてそれも一切出来なくなってしまって……。本当に毎日家にいたよね。
クロエ:毎日家にいましたね。配信をやったりして、家でも出来ることでファンの方と交流を取ったりすることは続けていたんですけど、やっぱりライブが出来るようになって、リリースすることも出来たのでよかったです。
カオリ:本当に念願だよね。去年からずっとこの8人での作品を残したいって言ってたんですよ。このメンバーが一番長いのにシングルが残せないのはやっぱり違うよね!?って。
──それだけ想いのこもった今回のシングル「LIMITLESS」ですが、楽曲の方向性など、こういうものにしたいというようなものがありましたか?
クロエ:SNSでバズっている曲がグループ自体の人気に繋がったりしているのを見ていたので、それをスタッフの方に話して、振りとかもキャッチーな感じでマネしやすくて、曲も耳に残りやすいものを、というお願いをしました。
カオリ:言い方が悪いかもしれないですけど、今は、無名のアイドルさんでもSNSで一回バズって跳ねたら、一気に大きなステージに立てたりする時代なんですよ。私たちとしても、ただ歴史が長いだけのグループになっちゃダメだって思うので、新しいことに挑戦しています。振付師の先生も、ちょっとTikTokっぽいダンスを考えたりしてくださって。メンバーの中にもTikTokをやっているメンバーもいるので「こういうのはどう?」って相談しながら、メンバーも制作に関わらせて頂いて作った作品です。
──改めて「LIMITLESS」はどんな作品に仕上がりましたか?
カオリ:私たちのプロデューサーの志倉千代丸さんが毎シングル作詞作曲をして作ってくださるんですけど、純情のアフィリアとしては今までアーティスト寄りの、カッコいい曲が多かったんですね。だけど今回はサビ頭が“大!大!大!大! 大好き!”ってなっていて、曲を聴く前にその歌詞カードを見た時「こんなかわいいの歌えるのかな?」って思いました(笑)。
クロエ:そう、私たちにとって初めての感じだったんですよ。
カオリ:カップリングにちょっと可愛い曲が入っていたことはあったんですけど、表題曲ということはミュージックビデオも撮るし…って考えたら、今までの私たちと違いすぎて“どうしよう?”って思いました(笑)。でも、すごくストレートだし、私たちも直球のアイドルらしい楽曲を歌ってみたい、ということを前から言っていたので、“LIMITLESS(リミットレス)”って“限界がない”っていう意味じゃないですか。ファンの方への愛が溢れちゃっている楽曲になっていると思います。
クロエ:楽曲の世界観がめちゃめちゃ可愛くて、ミュージックビデオもこういう可愛い感じの撮影をするのは初めてで。いつもは過酷な撮影が多かったんですけど、可愛いカフェで衣装もピンクでラブリーな感じがあって、みんな可愛かったです!
──しかしミュージックビデオにはストーリーがあって、“可愛い”のまま終始しないで、いきなり“座禅”が始まったのには驚きました(笑)。
クロエ:ね!あれ、ビックリしますよね(笑)。
カオリ:私もまさか着ぐるみ体験をすることになるとは(笑)。あの着ぐるみは誰がやるんだろう?スタッフさんかな?って思っていたら「カオリさん、これ着てください」って言われて、「私?!」ってなりました(笑)。だからミュージックビデオの2番から、私はほぼ映ってないんですよ。着ぐるみはいますけど、カオリはほぼ映ってない。…これ悔しいんで、書いておいてください(笑)。
♪純情のアフィリア「LIMITLESS」MVFull Ver.
──はい、しっかりと(笑)。レコーディングはどんな雰囲気でしたか?
カオリ:レコーディングは、私たちは最初、基本的に全員フルで歌うんですよ。で、あとからソロパートがあるんですけど、この曲は可愛い系の曲で歌い上げる系じゃないので、ソロパートがないだろうと思っていたら、ソロパートがあってビックリしました。
クロエ:サビとかを中心に、基本的に全員で歌うことが多かったんですよ。でも全員のソロパートがあって、そういう感じなんだ!?って私もビックリしました。今回はけっこうメンバーの声がちゃんと聴けるから、ファンの方は喜んでくださると思います。でもちょっと先に言っておいてほしかった(笑)。「ソロあるかもね」って。
カオリ:うん、心の準備をしておきたかった(笑)。
──今回は純情のアフィリア初のNFTで、ソロの歌声をフルで聴くことができるんですよね。10月22日(土)22:00より販売されます。メンバーそれぞれのソロ歌唱音源と自撮りの動画コメントを見ることができる限定アイテム、とのことですが。
カオリ:NFTっていう単語は聞いたことがあって、ホイットニー・ヒューストンの未発表曲のNFTが約1.1億円で落札されたとか、そういう情報ぐらいしか知らなかったんですけど(笑)。いろいろ教えていただいて仕組みが分かるようになりました。
私たち、今までも曲の中ではソロパートがあったんですけど、今回のソロ歌唱音源は、好きなメンバーがソロでフル歌唱している、それってもうソロ曲と同じようなことですよね。それを聴けるって純情のアフィリアとしてはすごいレアなことなんです。あと「Go My Love」はソロパートがあるのは3人だけなんですよ。私の場合「LIMITLESS」「うそつき×」「Go My Love」の3曲全部歌い方を変えていて、普段の曲の中のソロパートなどでは分かりづらいメンバーの歌声とか味とかが、今回のソロ歌唱音源でわかると思います。
クロエ:ね、かなりレアです。推しの歌を毎日聴けるので、嬉しいですよね。
カオリ:なんかファン目線になってるよ(笑)。
クロエ:(笑)。レコーディングした後にNFTでの話を聞いたから、大丈夫かな?ってちょっと不安に思った部分もあったんですけど。
カオリ:そう!私もこぶしきかせちゃったから恥ずかしくて。
クロエ:他のメンバーのも聴かせていただいたんですけど、感情を込めて歌っている子とか、普段のライブでは分からないような感じがすごい伝わってきました。
カオリ:私たちも、ライブで歌っている感じとレコーディングで歌っている感じはまた違うので、そこの差も聴いていただきたいですね。踊らずに歌ってると、まあまあ上手いよっていうところにも気づいていただけたら嬉しいです(笑)。
クロエ:確かに、めちゃめちゃ踊りながら全員で歌うことが多いからね。
カオリ:そう。純情のアフィリアは本当にずっと踊ることが多いんですよ。だからこのNFT限定のソロ歌唱音源を聴いたら「やるじゃん!」「歌えるやん、このグループ!」って思ってもらえるような気がします(笑)。ちょっと嬉し恥ずかしですけど。
──“恥ずかしい”っていう思いもありますか。
クロエ:初めてのことだから、照れちゃう(笑)。
カオリ:レコーディングでいつもフルでは歌うんですけど、それを聴くことってないんですよ。フル歌唱の感じを知っているのはレコーディングに関わっているスタッフさんだけなので、今回のNFT販売をきっかけに、自分たちで音源聴いた時に、“あー、こんなふうに歌ってたんだ”みたいな感じになって(笑)。けっこうクセがあるな、とか。
──改めて自分の歌唱について見直すきっかけにもなったと(笑)。今回NFTでの販売対象楽曲になっているのは「LIMITLESS」「うそつき×」「Go My Love」の3曲ですね。「うそつき×」はしっとりとしたバラードナンバーですが、これは失恋ソングですか?
クロエ:そうですね。最後まで失恋ソングっていう曲は初めてで、今までハッピーな恋愛の曲はあったんですけど、報われない恋愛が大人びているから、最初メンバーもどうやって歌ったらいいんだろう?みたいな感じになって。レコーディングの時もすごく切ない感じを大人っぽく歌ってって言われたので、自分的には悲しみを想像しながら歌いました。
カオリ:私も感情込めすぎちゃって、ディレクターの方に何かあった?って言われました。全然何もなかったんですけど(笑)。
「うそつき×」を作ってくださったのはもう一人のプロデューサーの桃井はるこさんなんですけど、桃井さんに「この曲の男、マジでひどくないですか?めっちゃ都合いいようにうちらのこと扱ってくる!」って言ったら、タイトルには「うそつき×」の後に“×”がついてるじゃないですか。「この“×”は女の子が指で×を作る感じのイメージもあるけど、こういう人に捕まっちゃダメだよっていう意味もあるから」って言われて、なるほどね〜!って思って。私たちはこれを歌いながら、こういう恋愛はしちゃダメだよって伝えればいいのかなと思いましたね。
──そして「Go My Love」はタイトル通り、まっすぐな疾走感のある曲ですね。
カオリ:むちゃくちゃ早口で、特にサビがすごい早口なんですよ。レコーディングの時にこれは難しいぞと思っていたら、案の定ソロパートを外されました。でも、NFTでソロ歌唱音源を聴いてもらえれば分かると思うんですが、けっこう歌えてたから、なんでソロパート外されたのかと。
クロエ:私もー!あれ~?そっか……って思いました。
カオリ:「LIMITLESS」が“大好き!”を前面に出してて、「Go My Love」も“大好きが止まらない!”っていうのを前面に出しているので、「うそつき×」との緩急を楽しんで聴いていただけたらなと思います。
──今後、NFTを活用していろいろなことができるようになっていくと思いますが、今後やってみたいことなどあったりしますか?
クロエ:振りの動画とかをNFTで出したりしたら面白いんじゃないかなと思います。
カオリ:振り動画は超レアですよ。
クロエ:そう。なかなか見られないから(笑)。そういうコアなファンの方に刺さるような動画、YouTubeにも出してないような動画だったら、みんな見たいと思ってくれるのかなって思って。
カオリ:たまにメンバー全員シャツをインしてふざけて撮ったりしてるんですよ(笑)。確かにそれはいいかもしれないね。あとはクロエが絵を描いたりするから、NFTアートとか。
クロエ:小学生の絵がすごい高値で取り引きされたとか話題になっていた時に、もしかしたらいけるかも!?と思って(笑)、個人的に描いて名前出さないで販売して、話題になったら「純情のアフィリアのクロエです」って言ったら、グループ名の知名度もあがるんじゃないかと思って調べてみたりしたんですけど、結局やらなかった。でも、やってみたいなと今も思っています。
──ここからは少しお二人のプライベートな一面についても教えていただきたいんですが、お互いの“意外な一面”ってありますか?
カオリ:難しいなあ!…クロエは、完璧な時とすっぴんの時の差が激しい(笑)。
クロエ:え〜!うそぉ〜!!それ初めて言われた!
カオリ:素の時はめっちゃ眠そうなんですよ。でも常にメイクしてくるんですよ、レッスンでも。でもたま〜に連続リリースイベントとか遠征が続いた時とかは、たまにすっぴんで来るんで、“お〜久々に見た!”ってなる。
クロエ:もともとの目がめっちゃ垂れ目だから、ちょっとつり目気味にメイクするんですよ。
カオリ:基本的にはいつも常にちゃんとメイクしてるんで、そういう面からしても、あんまり裏を見せないタイプですね。そういう意味で裏表のない、でもミステリアスな感じがします(笑)。
──ではカオリさんの意外な一面は?
クロエ:ちょいちょい言われているんですけど、めっちゃ乙女なんですよ(笑)。好きなものとかも可愛らしいものが好きだったり、けっこう強がってるんですけど、本当は一番の乙女。
カオリ:キャラ作りのためにあんまり言ってないですけど、めちゃくちゃキキララとか好きです(笑)。
クロエ:セーラームーンのパネルとかを見つけると「あ〜♡」ってずっと写真撮ったりしてるから、女の子だな〜って思ってます。可愛らしいところもあるんです(笑)。
──先ほどメイクの話が出ましたが、クロエさんの趣味はメイクの研究だそうですね。今ハマっていることやオススメはありますか?
クロエ:韓国のアイドルさんのメイク動画を見るのが好きで、竹串をライターであぶってまつげを上げるっていう方法がけっこう出てるんですよ。だからマネしてみようと思ってやってみたらめちゃくちゃよくて。私もやってます。
カオリ:へぇ〜!日本人で竹串使うのって、たこ焼きぐらいだと思ってた。
クロエ:(笑)。まつげのために100均に竹串買いに行ってました。けっこうキレイにマスカラのダマが取れたりするのでオススメです。
──カオリさんは今ハマっていることなどありますか?
カオリ:もともと漫画を紙媒体でしか読めなかったんですけど、コロナ禍になってなかなか買いに行けないので、Webで読む漫画に手を出したらめっちゃハマってしまって。でもドケチなので(笑)、いかに無課金で読むか、ということで広告動画とかを5回見たら読める、みたいな感じのをずっとやってます。12時になったらリセットされるから、動画見なきゃみたいな(笑)。最近よく読んでるのは不倫ものです(笑)。
──では、今後の純情のアフィリアの活動への意気込みを聞かせてください。
カオリ:10月25日に発売するシングルのリリースイベントが10月30日までたくさん開催されているので。
クロエ:ぜひみなさん、いろんなところに遊びに来てください。
カオリ:NFTのソロ歌唱音源との聴き比べもできますし……。「音源と違うぞ!」ってなるかもしれないですけど(笑)、でもそこはライブならではの良さもありますから、音源の私たちの歌も楽しみつつ、ライブの私たちのステージも楽しんでいただけたらと思います。11月2日がクロエの卒業ライブで、これが、今のメンバーでのラストステージになります。
クロエ:やっぱり8人でずっと長くやってきたので、それを見届けてもらえたら嬉しいです。
──ありがとうございました。最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
カオリ:純情のアフィリア、今のメンバーで出す最初で最後のNFTでありシングルでもあります。NFTのほうは数量限定で、各商品につき15個しか手に取っていただけないんですけど、メンバーは8人いるので1人1個買っていただいたとしたら、15×8で120人は聴けるということです!限定NFTも楽しんでいただきたいですし、たくさんの方に私たちの歌を届けたいです。そして、その音源を聴いたうえで、アフィリアの楽曲にはいい曲がたくさん溢れているので、これを機会にライブに足を運んでいただいて、私たちの音楽をたくさん届けられたらなと思っています。お待ちしております。
クロエ:8人で出す念願のシングルで、NFTっていう、新しい音楽の届け方にも挑戦しています。このシングルは私のラストの音源で、NFTでのソロ歌唱音源は最初で最後のソロシングルみたいなものなので、それをぜひゲットしていただきたいですし、次に繋がるために、全員の限定NFTを買ってもらって、完売できたら嬉しいです!そしてリリースイベントも、私の卒業ライブもぜひ遊びにきてください。
文:大窪由香
写真:平野哲郎
▼純情のアフィリア初NFTはこちらから
「MAGES. DL STORE」 https://mages.murket.jp/
10月25日(火)リリースの、2年半ぶりとなるシングル「LIMITLESS」収録の「LIMITLESS」「うそつき」「Go My Love」を、NFT限定で、各メンバーの、メンバーfeat.音源と自撮り動画コメントがセットになったNFTで計24アイテム、それぞれ先着15点限定の、ここでしか手に入らない内容となっています!
※各記事に記載されている内容は公開時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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純情のアフィリア
全国展開中のカフェ&レストラン「アフィリアグループ」を代表するメンバーから構成された学院型ガールズ・ボーカルユニット。萌え業界の2大メーカー、志倉千代丸と桃井はるこのダブルプロデュース。ヒットメーカー、つんく♂や大島こうすけらからも楽曲提供を受けている。デビュー以来400本以上、アニサマ等数々のライブイベント出演を経てZepp Tokyo、五反田ゆうぽうとホール、Tokyo Dome City Hall、舞浜アンフィシアター、大手町三井ホール、台湾・香港にてワンマンLiveを開催。2017年6月「アフィリア・サーガ」から改名、新メンバー加入など大改革を発表。
TVアニメ「はじめてのギャル」OP、「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」ED、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』OPなど数多くのアニメ、ゲーム主題歌を担当。透明感のある歌唱力と個性豊かなキャラクター、全員がMCをこなす実力を持つ。