(写真左から:つっくん(Gt)、ナナホシ管弦楽団(Gt)、ふじゃん(Dr)、メガテラ・ゼロ(Vo))
Mr.FanTastiCが結成1年でメジャーデビューを迎えた。メジャーデビューシングル「絶走」をはじめとする計6曲が6/19(水)より配信開始。レコチョクに来社したMr.FanTastiCに、バンド名やバンド結成のきっかけをはじめ、RecMusic・dヒッツのために、彼らがセレクトしたオリジナルプレイリストについて話を聞いた。
――「汗あり涙なしのファンタスティックロックバンド」というキャッチフレーズの由来を教えてください。
メガテラ・ゼロ:泣かせねえだろ、って思って(笑)暑苦しいですよ、楽しいですよ、っていう雰囲気を伝えたくて。泣かせる、っていうとだいたいいい感じになるかもしれないんですけど、最初から泣かせるって言ってたら泣いてくれないかなって(笑)絶対泣けるよっていったらちょっとホロってくるみたいな。そのための伏線ですかね。ハードルを下げてるというか。
一同:(笑)
――キャッチフレーズをつけよう、となって出てきたものですか?
メガテラ・ゼロ:最初はライブなどは僕に全部任せてもらってたんで、どんな感じがインパクトあるかなって考えて、僕が提案したら、それで行こうかって言ってくれたので、これに決まりました。
つっくん:初めてライブの宣伝動画を作る時に、「こんなん作ったけど、どう?」ってメガテラからキャッチフレーズが送られてきて、「なんかクセになる!」と思ったのを覚えてます。
――ひと目で笑えていいですよね(笑)
一同:そうですね(笑)
――バンド名はどういった由来で決まったのでしょうか?また、どのようにして結成されたのでしょうか?
つっくん:メガテラ・ゼロのソロライブでバックバンドとして僕とふじゃんが呼ばれて一緒にやってて。第二回の時にゲストとして出演した時に、年も近いし、皆MR.BIG好きだし、バンドやろう!ってなって。そこでどうせやるならMR.BIGより凄いバンド目指そうってことで、Mr.FanTastiCになりました。BIGよりでかいのってことで”FanTastiC”(笑)それは満場一致で決まりましたね。
――面白い由来ですね!
つっくん:そうですね。とりあえず凄い奴みたいなニュアンスがほしかったのでそうしました。(笑)MR.BIGより凄くなるんだぞって想いをとにかく伝えたくて。
――メンバーの皆様のお名前の由来もお聞きしたいです。
つっくん:僕は小学校からのあだ名で、愛称ですね。
ナナホシ管弦楽団:僕は高校の時に趣味で小説を書いていて、それに出てきた団体から取りました。ノリです。(笑)管楽器と弦楽器を使いたかったので、管弦楽団にしようって。
つっくん:個人なのに、楽団(笑)
ナナホシ管弦楽団:そうですね、”楽団ひとり”ですね。
一同:(笑)それ面白い(笑)
メガテラ・ゼロ:それただのかわいそうなやつじゃん(笑)
ふじゃん:僕はもともと「ふじやん」っていうあだ名があったんですけど、ふじやんがなまって「ふじやんふじやんふじゃん…ふじゃん?」みたいになって。それを今も使ってます。
メガテラ・ゼロ:今日、ふじょんになったよね。
ふじゃん:今日タワレコでメッセージ書いてたら、「ゃ」を「ょ」で書いてしまって。それをメンバー皆が面白がって「ふじょん」って言われてます(笑)。

(写真左から:つっくん(Gt)、ナナホシ管弦楽団(Gt)、ふじゃん(Dr)、メガテラ・ゼロ(Vo))
メガテラ・ゼロ:自分は「上から下まで」っていう意味で、メガテラ・ゼロです。というのも、当時名前を決める時に「ゼロ」っていうのが流行ってて。ふとした時にテレビを観てたら「ビーストウォーズ」やってて。それで「メガトロン」がでてて、「あ、これや」って思ったんです。
――すごいぴったりきましたね。
メガテラ・ゼロ:はい、でも今はこの名前でしか俺を分かってもらえない(笑)。本名じゃもう歩けない(笑)。この名前は気に入ってます。
つっくん:俺もそんなのほしかったなあ。
メガテラ・ゼロ:でも「○○団」はやめとき。寂しいから。(笑)
つっくん:確かに(笑)。
――皆さんが音楽を始めたきっかけは何でしょうか?
つっくん:僕が最初に音楽にのめり込んだのは小学校の頃の鍵盤ハーモニカですね。音楽の授業で教わった楽器が凄い楽しくて、ずっとやってました。
あと、うちは音楽一家で、おばあちゃんはお琴やっていて、おじいちゃんはギターやってて、影響を受けてギターを始めました。
――おじい様から教えて頂いたこともあったんですか?
つっくん:いえ、それはなかったですが、中学校の時の先輩がギターやってたので、その人に教えてもらって覚えました。
ナナホシ管弦楽団:僕も音楽一家で、母親が実家でピアノ教室で教えてて。父親が吹奏楽部の顧問やったんですよ。なので家にピアノがあったから、小さい頃ピアノやってて。
小学校高学年の頃あたりから、練習してなかったりできないと、母親から怒られたりするのが嫌になってしまってやめました。そこからギター始めてって感じですね。
高校くらいになってから「アニソンとか弾きたいな」ってなったので。
――「アニソン」はどんなものがお好きなのでしょうか?
ナナホシ管弦楽団:「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメの「God knows…」という曲をどうしてもギターで弾きたくて。それで初めてギターを買いました。
――それは思い出の曲ですね。
ナナホシ管弦楽団:そうですね。クラッシックやアニソンなど幅広くやりましたね。
――まさしく「楽団」ですね!
一同:(笑)
ふじゃん:僕は兄がドラムをやってて、幼い頃に教えてもらったりはしてたんですが、中2くらいで兄から「電子ドラム」をもらったんです。そこからハマって、というのがルーツですね。学校帰ったら夜ご飯まで叩いてっていう生活をしてました。
他の楽器も触ってみたりしましたが、ドラムばっかりです。
メガテラ・ゼロ:僕はそれこそこの名前の前に色々やってたんですけど、この名前で生きていこうと決めたので、気づいたら音楽やってました、ってことで(笑)。
真面目に話すと、昔サッカーやってたんですよ。でも音楽やりたくて。頭があまり良くなかったので、サッカーで学校行く予定だったんです。でもどうしても音楽がやりたくて、サッカーを途中でやめました。そっから幸せです(笑)。
――では、今の環境はメガテラさんにとってとても良い環境ですね。
メガテラ・ゼロ:そうですね、楽しいです。お酒飲んでも楽しいし、ライブしても楽しいし、キャップ積んでも(※)楽しいし…。(笑)
(※キャップ積みゲームについてはTwitter参照:https://twitter.com/recochoku_jp)
良いメンバーに恵まれたな、って。本当にありがとうございます。
メンバー一同:いやいや(笑)。
メガテラ・ゼロ:俺より早く死なないでね。
つっくん:メガちゃんが先に死んだら、ホログラムで蘇らせてあげる(笑)
メンバー一同:(笑)

(写真左から:ナナホシ管弦楽団(Gt)、つっくん(Gt)、メガテラ・ゼロ(Vo)、ふじゃん(Dr))
――デビューシングル「絶走」に込めた想いや聴きポイントは?
メガテラ・ゼロ:聴かなきゃはじまらないです!もし、何かのチャンスがあれば、あなたの耳にお邪魔します。(笑)
メンバー一同:(笑)
――凄く良いキャッチコピーですね!私もとある飲食店さんで「絶走」が流れてて、テンション上がりました。
メガテラ・ゼロ:やばいですね。ご飯食べてて「絶走~~~!」って流れてきたら、食欲やばそうだし、急いで食べなきゃ感でますよね(笑)。
[MV]Mr.FanTastiC – 絶走
――結成から1年でメジャーデビューですが、この1年を振り返って感じていることは?
メガテラ・ゼロ:多分皆もだと思うんですけど、色々あって、色々経験してやっと1年前にメンバーに出会えて。出会ってからは皆なんでも出来るんだってはしゃいでますから。今の時間は一瞬ですけどそれまでが長すぎて。20歳で会いたかった。(笑)
つっくん:もっとバカだったかもしれないね(笑)。
メガテラ・ゼロ:バカすぎてデビューできなかったかもしれない(笑)。
ふじゃん:そう考えると出会ったタイミングは良かったかもしれないね(笑)。
――メガテラさんのお言葉どおり、皆さん信用しあってるってことですね。
メガテラ・ゼロ:…。音楽は信じてます(笑)、音楽は(笑)。ギター「は」うまいよね、ドラム「は」うまいよね(笑)。
メンバー一同:(笑)
つっくん:文字でこの空気感伝えるの難しいよね(笑)
――そうですね(笑)。話が変わりますが、オリジナルプレイリスト「Mr.FanTastiCの夢の夏フェス」を作って頂きましたが、こちらに込めた想いをお聞かせください。
つっくん:皆で好きな曲をピックアップして作りました。僕は結構夏っぽい曲、かつフェスで盛り上がったり、はたまたフェス中でもまったりできたり、みたいな曲を選びました。
僕はFear,and Loathing in Las Vegas「Jump Around」という曲を選んだんですが、これは夏フェス感、夏フェスのための曲というか夏全開のハッピーな盛り上がる楽曲ですね。
あと、CHONというアメリカのバンドの「Waterslide」という曲ですが、これは逆にインストで歌が入ってないんですけど、夏の暑い日差しを浴びながら聴けたら凄い良いだろうな、自分で聴いてみたいって思って選びました。
――緩急もとってもありますよね。
つっくん:そうですね、ずっと押し寄せる感じなのもしんどいので、箸休め的な感じの曲があったら良いかな、って思って。
ナナホシ管弦楽団:夏フェスなので、知らない人が見てもわかりやすく明るくなれるというか、夏の季節感・空気感で選びました。東京スカパラダイスオーケストラの「めくれたオレンジ」は夏の夕暮れの、ちょっと涼しくなった時期に合っていて。だから後半の方に入ってるんだなって思ってます。
あとTUBEの「-花火-」は僕がひねくれているから、「あー夏休み」を入れたくなかっただけです(笑)。
――あえて外されたんですね(笑)
ナナホシ管弦楽団:そうですね、でも誰が見てもわかりやすいっていうのを結構意識しました。
ふじゃん:僕はウルフルズとサザンオールスターズを選んだんですけど、西と東の大御所バンドってことと、アーティスト名の終わりが「ズ」ってことで揃えました(笑)。
メンバー一同:本当だ、「ズ」だ(笑)
――西と東、「ズ」とどちらが先行して考えられたのでしょうか?
ふじゃん:すみません、今思い付きました(笑)
――失礼しました(笑)うまくまとめると「ズ」と西と東ってことで(笑)
ふじゃん:「BOHBO No.5」と「ええねん」どっちの曲も、夏フェスの野外ステージをイメージした時にやってそうな曲だな、って思ったので、これを選びました。
メガテラ・ゼロ:僕はAerosmithさんの「I Don’t Want to Miss a Thing」とブラック・ストーン・チェリーさんの「Me And Mary Jane」を選んだんですけど、この曲が好きな人が俺は好きです。とにかくこの曲が好きなんです。夏だろうが冬だろうが関係ないです(笑)。
ふじゃん:MR.BIGさんの「To Be With You」は?
メガテラ・ゼロ:それは全員じゃん。全員で選んだのがこれでしょ。
つっくん:これは絶対に外せないよね。いつでも聴きたい。
――先程「この曲が好きな人が俺は好きです」とおっしゃってましたが、イベントなどでファンの方にこの曲好きです、と言われたら?
メガテラ・ゼロ:それは「負けへんよ」、って言います(笑)全然そんなんじゃ勝てないと思う、って答えるかもしれないですね(笑)。
――デビュー直前の6/15(土)にライブがありましたがいかがでしたか?
つっくん:楽しかったですね。皆ハッピーな感じで、デビューをお祝いしてくれたりとか、ナナホシの結婚を祝ったりとか。すごいハッピーで楽しかったです。
メガテラ・ゼロ:どんなライブでもだいたいお祝いするけどね。
つっくん:基本ハッピーな感じだからね、でもこの前は特別ハッピーな感じだったね。凄い良かったです。
メガテラ・ゼロ:絶対どのライブでも歌うからMr.FanTastiCの「バースデーバースデー」は聴いてほしいですね。おめでたい曲、お祝い曲なので。

「Photo by ツキノカホ」 (6/15(土)に開催されたMr.FanTastiC ワンマン「クラウチングスタート~このライヴハウスから始まった~」のライブ写真)
――今後のライブへの意気込みはありますか?
メガテラ・ゼロ:Mr.FanTastiCの「バースデーバースデー」の歌なんですけど、この前他のライブで歌った時にTwitterでエゴサしたら「私、次から誕生日じゃなくても誕生日って言う」っていう人が出てきて。それはやめてください。
メンバー一同:(笑)ここで言うんだ(笑)。
メガテラ・ゼロ:嘘つかずに、本当の誕生日を祝わせてください!ってことですね。
つっくん:嬉しさが半減しますよね。
メガテラ・ゼロ:そうそう、嘘やったん?ってことになるから。本気で祝う代わりに本気の誕生日を教えて下さい(笑)。
――今は、楽曲なども制作されているのでしょうか?
メガテラ・ゼロ:暇人なんで、ガンガン作ってます(笑)。
――次のライブも楽しみにしてます。最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
メガテラ・ゼロ:一緒に歳取ろう!
メンバー一同:(笑)
ふじゃん:毎年「バースデー」を重ねて、ね。本当の誕生日を教えてもらって(笑)
文:レコログ編集部
■SINGLE「絶走」
レコチョクhttps://recochoku.jp/song/S1008073058/
■Mr.FanTastiCが選んだ理想の夏フェスセットリスト
「Mr.FanTastiCの夢の夏フェス」がRecMusic、dヒッツで限定公開中!
dヒッツ https://dhits.docomo.ne.jp/program/10019225
※各記事に記載されている内容は公開時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。