レコチョク上半期ランキング2019(ダウンロード)で新人アーティストランキング1位を獲得したmilet。受賞した率直な感想をはじめ、楽曲制作に関する想いや苦悩、そして知られざる彼女の素顔、7月の杏主演ドラマ「偽装不倫」主題歌「us」を含む3rdEP『us』についてもお話を伺った。
「鼻歌でこの曲のメロディを歌ったら、「それいいじゃん!」」
――レコチョク上半期ランキング2019新人アーティスト部門1位(※レコチョクダウンロードサービスにおいて新人の中で最もダウンロードされたランキング)の獲得、おめでとうございます!
ありがとうございます。すごく嬉しいです! そうそうたる受賞アーティストのみなさんのお名前を見て、下半期も頑張ろうと思いました。
――miletさんの楽曲の中でも、最もダウンロードされた楽曲『inside you』についてお聞きしたいのですが、改めてどんな曲になったと思いますか?
実はこの曲は、もともと全編英語で作っていたんです。でも、ドラマ『スキャンダル専門弁護士QUEEN』で使っていただくことに決まり、日本語の歌詞を入れて作り直したんです。その時に、日本語を当てはめることにすごく不安があったし、本当にその日本語がハマっているのか、みなさんの反応をいただくまですごく心配だったんです。
milet「inside you」
――そんな苦労があったんですね。でも、この曲を聴いたときに、日本語と英語がミックスされている言葉がすごくいい音になり、グルーヴを生んでいるように思いました。
そう思ってもらえると嬉しいです。私も、歌っていくうちにどんどん違和感がなくなり、今ではすごくいい仕上がりになったんじゃないかなと思っています。
――ドラマの映像とも、すごくマッチしていましたよね。
はい。手から砂がこぼれている映像が使われているんですが、ドラマに使われていない部分の歌詞に“砂のようにこぼれ落ちた”という歌詞があるので、すごくマッチしているなと思ったんです。制作してくださる側の愛を感じることができたので嬉しかったですね。
――この曲はONE OK ROCKのToruさんのプロデュースになりますが、どのように作られたのでしょうか。
私自身、音楽プロデューサーの方と組んで曲を作ることが多いんです。Toruさんとも制作を通して知り合い、他の曲を作っているときに、私が鼻歌でこの曲のメロディを歌ったら、「それいいじゃん!」と言ってくれたことをきっかけに、曲が生まれました。
――そんなところから生まれたんですね!
そうなんです。まさかそのメロディがシングルになるとは思いませんでした(笑)。基本的には、Toruさんがギターを好きなように弾き、私が好きなように歌い、「これいいね」「こうしよう」と意見を交わしながら曲を作っていったので、すごくリラックスしながら制作することができました。
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