今回、5/22にドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」のオープニングテーマ、「VIOLATION*」配信リリースされるロイ-RöE-さんが、レコチョクに来社してくださりました!そこで、ロイ-RöE-さんに今回の楽曲についてのお話から今後の目標など、幅広くお話を伺ってみました。
──今回、5/22に配信リリースされる「VIOLATION*」は、ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」のオープニングテーマ(以降:OPテーマと表記)ですが、TVから流れてきた時の感想を教えてください。
最初は試写会で見たんですよ。その時はドラマの中で流れるのを見るのが初めてだったから。凄く緊張して、そわそわして、上の空みたいな感じで、ほとんど記憶にないです(笑)
1週間後くらいにTVで見た時は落ち着いて見れて、自分の曲が流れてきて、素直に嬉しかったですね。「やっとだ!」って思いました。それまではずっと、前作と比べてどうなるかなぁとか、少し不安でした。
でも、心配なんかいらなかったな、ってくらい、映像と一緒に流れてくるとかっこよく仕上がっていて、ホッとして、身体がアツくなる感じでした。
──客観的に曲を聴いてみて、反省点などは湧いてくるものなのでしょうか?
スタッフなどを巻き込んで、最後までこだわったので、ジャケット、MV、歌も全部。
ちょっとした修正とかなども含めて〆切ギリギリまでやってたから、今回の作品については本当に悔いはないですね。
──すごいですね!自信を持って聴いてもらえる作品ということですね。
いつもは、ここをもっとこうできたかな、とかあったんですよ。でも、今回は本当にこだわりぬいたので。もっと後になって思うことはもしかしたらあるかもしれないけど、今は無いですね。
その分、皆を巻き込んだので、スタッフのみなさんは大変だったかもしれないけど(笑)、「良い作品を作る」っていう自覚を持ってやりました。
──今回の新曲「VIOLATION*」に込めた想いや聴きポイント、こだわりポイントがあったら教えてください。
「VIOLATION*」は違反の「VIOLATION」という意味です。
ヒロインの姫川と自分を重ね合わせたときに一番重なった「悲しむことは恥だと思っている」とか、「悲しむ自分は見せたくない」、「同情されたくない」といった、いわゆる「女性のかよわくない部分」というものを表現したくて。姫川のいいところはそこだと思いますし、そういう女性の強さや美しさを表現したくて。あとは女性の歌である、という意味は結構考えましたね。
──「女性の歌である、という意味」というと、具体的にどういったところでしょうか?
女性の方が過敏・多感とか、”少女”から”女性”に変わりゆく部分ってあるじゃないですか。
「これは無垢でやっている」のか、それとも「意図して悪いことしようとしているのか」とか。そういう部分を含めてMVで表したり。「女」っていう部分には結構こだわって表現しましたね。
──そういった部分を表現するためにも、MVではダンサーさんを起用されたんですね。
そうなんです。ダンサーのTsukusiちゃん、中1なんですよ。表現力がすごいですよね。
特にいちごを食べるシーンがMVの中であるんですけど、あれも実は全部アドリブなんです。「ちょっと下品なことしてみて」ってお願いしたらすぐに苺を潰したり、ナイフ刺したり。めっちゃかっこいいですよね。
──MV拝見しましたが、本当にかっこよかったです。
そうなんです。しかもダンサーさんの13歳という時期がちょうど良いですよね。
「女の子」でもないし、「女性」でもない、あの時期。
ダンスと融合することによって、MVがより良いものになったと思ってます。
──今後の活動の中で、目指しているものがあれば教えてください。
私、今回のドラマオープニングテーマとかもそうなんですが、昔からCMソングや広告ソングが好きで。
その中でも菅野よう子さんがすごく好きで。菅野よう子さんのアニソンもいいんですが、広告音楽的な菅野よう子さんがすごく好きで、目指していきたいんです。
短い尺なのに”菅野よう子感”が出て、企業名を言っても”菅野よう子”って感じがする、というような楽曲を作っていきたいです。
インストでも、歌詞がなくても「ロイ-RöE-」になる、みたいな。でもちゃんとバイタリティーもあって、みたいな。今後やってみたいのは、化粧品のCMソングとか是非やってみたいです!それこそ「女性」が使うイメージがあるもののCMとかがいいですね。
──では、今回のドラマのOPテーマは「目指していたところに届いた」という感覚ですか。
そうですね、今回のドラマのOPは、とってもアガる仕事でした。
普通に曲を作るのももちろんいいんですけど、他の「アート」と絡んだり、自分の「アート」で他の「アート」と関わりあったり、ということをもっとしていきたいですし、そういうことができたら嬉しいですね。
──中学卒業後から作曲をされていた、とのことでしたが、作曲をされる際に最初に行ったことは何でしょうか?
最初は初心者セット「アコギ」の1万円セットを買いました。すごいボロかったんやけど(笑)それと、ギター初心者本みたいなのを買って、中身は全然わからなかったんですが、裏にコード表がついてたので、それを見ながらコードはなんとか覚えて。
あとは遊びながら覚えた、って感じでしたね。毎日触って、「こうやるんや」とか。だから学んだ、って感じではなくて、遊びながら覚えていった、って感じでしたね。
──最初に曲を作られた時は、「きっかけ」があったかと思うのですが、そのきっかけとは何だったのでしょうか?
自分を表現することがしたくて。いろいろあるじゃないですか、イラスト、とか、音楽、とか。その中でも歌が得意だったから。
そこから音楽を極めていこう、って思いました。カバーとかあんまりしてなくて最初から曲作りをしてました。
──カバーからって方も結構多いと思いますが、まずはオリジナルだったんですね。
カバーするような曲を聴いたことがなかったんです。バンドもロックも全然。
HIPHOPとかR&Bとかばかり聴いていたので。
──そこの楽曲のルーツが、本作「VIOLATION*」に生きている気がしますね。
そうですね。出てますよね。(笑)
──今回作っていただいたプレイリスト「踊りたくなる邦楽 ロイプレ-RöEPlay-」をRecMusic、dヒッツで公開していますが、聴きポイント・選曲の想いがあれば教えてください。
踊りたくなる曲が好きで、今回は邦楽にしぼって選んでみました。時代とかもバラバラなんやけど、どの曲もかっこいいんですよ。寝ながら聴いてても、身体が勝手に動いてしまう、というか。(笑)
MONKEY MAJIKさんも好きですし、あ、あと吉田兄弟さんも好きなんです。三味線の音と吉田兄弟さんの英語の歌が混ざって、ミスマッチだけどめちゃくちゃあっているみたいな、そういうのが凄く良いです。
pe’zmokuさんの「ギャロップ」もすごく好きです。ボーカルの声がとても良くて。
Microさんの「踊れ」という曲も小学校の時から好きで。結構昔聴いてたのから掘り出してます。邦楽に絞ってますし…。すごく聴きやすいと思います。
【新曲「VIOLATION*」はこちらからチェック】
https://recochoku.jp/song/S1007933634/
ロイ-RöE-本人セレクト「踊りたくなる邦楽 ロイプレ-RöEPlay-」プレイリストも公開中!
・dヒッツ:http://bit.ly/2Htrprg
・RecMusic:http://recochoku.com/190521_ROE/
【ロイ-RöE-プロフィール】
頭から離れないメロディーと個性的な歌詞を紡ぎ出すシンガーソングライター。
中学卒業後から独学で作曲を開始。
2017年夏に行われた、ワーナーミュージック・ジャパン内のレーベル<unBORDE>が主催するライブイベント<unBORDE Summer Xmas Party 2017>において、レーベルへの所属を発表。
10/19、1st Digital EP「ウカ*」をリリース、unBORDEよりデビューを果たす。
Youtube「VIOLATION*」
文:レコログ編集部
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