2021年7月にソロデビューシングル「シナモン」をリリースし、6ヶ月連続新曲配信などアーティストとして精力的に活動中の手越祐也。楽曲が配信されるとレコチョクランキングでもたびたび浮上し、作品への注目度も集め続けている彼が、2023年4月5日(水)に2ndフルアルバム『CHECKMATE』をリリース。今回「レコログ」では彼にインタビューを行い、作品に込めた想いから、アーティストとしての活動を続ける上で今感じていることなど、音楽を軸に様々な話を聞いた。撮りおろし写真と合わせて楽しんでほしい。

 

 

普段は僕の音楽がまったく届いていない人たちにも聴いてほしいです

 

──2021年7月に配信リリースしたソロデビュー作「シナモン」以降、リリースするたびにレコチョクランキングにランクインされていました。レコチョクでダウンロードしてくださるファンのみなさんへの想いを聞かせてください。

 

昔から応援してくださっている方は、実際にジャケットを飾りたいと思う方もいらっしゃると思うので、以前と変わらずCD形態でもリリースさせていただいていますが、今はサブスクやダウンロードで音楽を聴く時代でもあるので、ダウンロードという形でもリリースしていますし、様々な形で作品を楽しんでいただけているかなと思っています。

ランキングにランクインしているというのは、僕のことを応援してあげたいなと思ってくれている方からの想いやメッセージだと思うので、素直にめちゃくちゃ心強いし、ありがたいですね。

 

──4月5日(水)にリリースするニューアルバム『CHECKMATE』は、レコチョク(ダウンロード)でダウンロードしていただいた方の中から抽選で2名様にサイン入りポスターが当たるキャンペーンも実施いただきます。

 

全員に、じゃないところが申し訳ないんですけど…(笑)。僕も昔、モーニング娘。が大好きで、家にポスターとか飾っていたんですよ。自分が好きな人や影響を受けている人の物が家にあると、やっぱりテンション上がるじゃないですか。そういう意味では本当は全員に配りたい気持ちでいっぱいなんですが、2名様ということで……当たることを祈っています。

 

──そのアルバム『CHECKMATE』ですが、制作に取り掛かる際に、コンセプトや方向性についてどのように考えていらっしゃいましたか?

 

方向性は曲が出揃ってきてから見えてくるので、最初はとりあえずいい作品、いい楽曲を集めるというところからでしたね。今回のアルバムを作るにあたって、絶対に欲しいと思っていた楽曲が何曲かあって。たとえば6曲目の「Peaceful for you」は、昨年ワールドカップもありましたけど、そうやって世界がスポーツで一つになっているにも関わらず、いまだに戦争をしている国があったりするじゃないですか。同じ地球人であり、同じ人間であるのに、何かを奪い合って人の命を奪うなんて、あってはいけないことだし、そういうニュースを見ると本当に心が痛くなるので、改めて平和のありがたさや世界がもっと平和になるように、っていう想いを込めた、平和を歌った曲なんです。そういう、人の愛や平和を歌う楽曲は絶対に欲しいなと思っていました。

それから7曲目の「この手とその手」は、今まで卒業ソングがなかったので欲しいなと思って作ってもらった曲です。ソロアーティストになってから、福島の学校や福岡の大学にサプライズで訪問して、卒業生のみなさまにメッセージと歌をプレゼントする活動をやってきたんですよ。そういうこともあって、新生活が始まる頃にリリースになるこのアルバムに、卒業ソングが欲しいなと思って、歌詞もメロディーラインもけっこう細かくリクエストして作りました。他の曲も、本当にたくさんある楽曲を聴きまくって、バランスを見ながら精査していった感じです。

 

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──なるほど。だからバラエティに富んだ作品になったわけですね。

 

そうですね。あと、ボカロっぽい曲やロックは絶対に入れたいなと思っていました。

今回は海外の方が作ってくれた楽曲が多いので、より、そういうふうに感じるのかもしれないですね。

 

──今作を聴かせていただいて、手越さんの一曲一曲に対する声色や歌い方といった、歌との向き合い方から、音楽に対する愛情をすごく感じたのですが、歌入れで意識されたことはありますか?

 

今作は一枚の中にバラードもあり、ロックもあり、メッセージ性が強い曲もあり、応援ソングもあるっていう、オールスターなアルバムなので、その曲その曲に合った声の出し方を意識していますね。

僕はその曲のオケの中で、どんな楽器が鳴っていて、どういうものを表現したいかということによって、ガツンと攻撃的にいく時と、「Peaceful for you」や「この手とその手」のようにあえて大きく歌って、変にテクニックや技を使いすぎないようにしたりしています。歌詞が伝わるように歌いたいなって思う時と、「OVER YOU(feat.マイキ)」みたいに誰かを応援してあげたいなっていう気持ちで声を前に出す時と、声の出し方も声量も使うテクニックも変えるのが好きだし、大事だと思っているんですよ。

 

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──本当に多彩だなと思いました。リード曲の「Comfort Zone」は、過去のインタビューで語られていたようなメッセージが、歌詞に組み込まれているなと思いました。たとえば“現状維持なんて意味はない”とか。歌詞に対して、そういったリクエストをされたのですか?

 

いえ、この「Comfort Zone」の歌詞は、一切リクエストはしてないんですよ。僕のことを書いて欲しいと特に頼んだりもしてなくて。その曲に対して一番カッコいい歌詞をつけて欲しいとお願いしたら、この歌詞があがってきたんです。「MAKE ME ALIVE」も「Just Right」もそうですね。僕はレコーディングする時、この歌詞を書いてくれた人がどういう想いを込めて書いたかっていうことを、ちゃんと汲み取って歌いたいなと思っているんですよ。この3曲に共通して言えるのは、全員から「手越さんの生き様とか、今戦っていることとか、手越さんはたぶん活動を通してこういうことを伝えたいんだろうなっていうところを歌詞にしました」ってきましたね。

 

──それは手越さんがブレることなく活動を続けてきているからこそ、それが伝わったんでしょうね。

 

そうだと嬉しいですね。僕のことを俯瞰的に見てくれた人が書いてくれるからこその魅力っていうのが絶対にあると思うので、“いや、普段こんなこと思ってないですよ”ってことじゃなく、それを受け入れて歌うことが好きなんです。

 

──素晴らしいですね。アルバムタイトル『CHECKMATE』に込めた想いも聞かせてください。

 

タイトルはレコーディングをしながら浮かんできたもので決める、っていうスタイルなんです。僕はけっこう自分のボーカルや、楽器の細かいところ、編曲も含めて関わるので、いろいろとディレクターとキャッチボールしながら作っていって、ある程度新曲が出揃ったのを聴いた時に、今回のアルバムがすごい好きだし、すごい自信作になるなと思った瞬間があって。その時に「チェックメイトだ、これ」って思ったんですよ。アルバムに勝ちとか負けとかはないけど、“あ、いける”って確信した瞬間があって。よくドラマや映画の、カジノのシーンとかで「チェックメイト」って言うじゃないですか。その感じが字面も含めてこのアルバムに合っているなと思って、このタイトルに決めました。

 

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──その“確信した瞬間”とは、どういうことだったんでしょうか?

 

自分の作品を自分がいかに愛せるかが、アーティスト自身の中での勝負だと思っているんですよ。自分がレコーディングして歌ってきた曲を、仕事としてチェックのために聴くのではなくて、素直に、プライベートでもずっと聴いていたいなって思えた瞬間ですかね。たぶん僕は、このアルバムはプライベートでも聴くと思います。

 

──「Peaceful for you」のお話の時に、平和の歌を歌いたかったと仰っていたじゃないですか。そういった今の世の中の情勢や空気感といったものを作品に込めることについて躊躇される方もいらっしゃいますが、手越さんはどんなふうに考えていらっしゃいますか?

 

こういったインタビューは活字になった瞬間にニュアンスが変わったりすることがあるじゃないですか。リスペクトしながら自分の意見を言っているのに、生意気に見えちゃったり。文字で伝えることの難しさってすごくあるなと思っているんですね。だけど、メッセージを曲に乗せたら、すっと入ってくるんですよ。音楽は、文字や映像よりも、伝えたいメッセージが伝えやすいし、受け取る側も受け取りやすいと思うんです。だから、文字で世界平和だとか、戦争なんかしないべき、って言ったら、“お前が何言ってんだ”って言われるかもしれないけど、歌にすれば伝えたいニュアンスや強弱も伝わると思うんですね。逆に言うと、フェイクもすぐにバレると思うんです。だから、今思っていること、感じていることも歌にしていけたらいいなと思います。

 

──アルバム『CHECKMATE』は、改めてどんな作品に仕上がったなと思われますか?

 

今までグループや、ソロになってからも、いろんな楽曲をリリースしてきましたけど、今回のアルバムが自分の人生の中でも、本当に胸張って“いいぞ”って言える、一番好きで一番自信ある作品だと言えます。なので、普段は僕の音楽がまったく届いていない人たちにも聴いてほしいですね。これさえ聴いてもらえたら、たぶん僕がただのチャラいお兄ちゃんじゃなくて、昔から音楽を一番大事にしてやってきていた、ということが分かってもらえると思います。

 

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──本当にそんな作品だと思います。そして4月12日(水)から全国ツアーがスタートします。ツアーに向けた意気込みを聞かせてください。

 

今作には全12曲のうち、新曲が8曲入っています。ソロデビュー曲である「シナモン」をリリースしてからまだ2年経ってないんですけど、本当にたくさんの楽曲たちがこの2年弱で生まれました。2022年は、僕が走り続けて得たものや、見た景色、新しい出会いも含めて、2023年がもっと良くなるだろうなって思えるような年でした。それを経ての1発目のツアーで、今回のレコーディングも含めて手応えしかありません。今までの楽曲たちの中にこの新曲たちが入るセットリストも楽しみにしていてほしいですね。みんなの人生を応援するような楽曲もたくさんあるし、何か嫌なことが吹き飛んだりもするライブを作っていきたくて、それってまさに総合エンターテインメントだと思っています。

『CHECKMATE』っていう名前の通り、芯の強さはありつつも、明るく笑顔になれるようなそんなツアーに間違いなくなると思うし、そうするつもりでいるので、ぜひ来られる方は楽しみにしていただきたいなと思います。

 

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文:大窪由香

写真:平野哲郎

 

▼2nd フルアルバム『CHECKMATE』はこちらから

レコチョク:https://recochoku.jp/artist/2001672189

 └対象期間内に『CHECKMATE』をご購入いただいた方から抽選で2名様に、手越祐也 サイン入りポスターをプレゼント!

TOWER RECORDS MUSIC:https://music.tower.jp/playlist/detail/2000001365

dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/artist/2001672189

  • 手越祐也

    手越祐也

    1987 年 11 月 11 日生まれ。
    神奈川県横浜市出身。

    15歳でジャニーズ事務所に入所し、2003年9月のデビューから2020年6月独立までの約17年間、男性アイドルグループのメンバーとして活動。
    在籍期間中、歌手活動だけでなく、「FIFA クラブワールドカップ」「FIFA ワールドカップ」でメインキャスターを務め、人気バラエティー番組へのレギュラー出演、俳優など幅広く活動。
    フリー転身後は、自身のTwitter、Instagram、YouTubeチャンネルなどのSNSを開設。
    2021年7月にソロデビューシングル「シナモン」をリリースし、6ヶ月連続新曲配信や全国ツアーなどを実施。
    2023年4月5日に2nd フルアルバム『CHECKMATE』をリリース、アーティストとして精力的に活動中。