ホリプロ所属のグラビアアイドル、わちみなみ。現在彼女は芸能界でも持ち前の明るさと頭脳派キャラクターで注目の存在。クイズ番組などを中心として活動しているが、RecTVではMVプレイリスターとして活躍中。そんな彼女にインタビューを行い、音楽との出会いやルーツを中心に、彼女が今感じていること、ハマっていることなど幅広く話を聞いた。彼女の素顔やありのままが詰まったインタビューとなっているので、是非、最後まで読んでほしい。
昔から音楽はめっちゃ好きでした
──わちさんはRecTVのプレイリスターとして、プレイリスト作りを始められたばかりですが、実際に利用されてみていかがでしたか？
作ったリストはまだ少ないんですけど、いろんな曲に触れられるのでいいなと思いました。
──他の方のプレイリストをご覧になりましたか？
芸人さんのプレイリストを見てました。ハッシュタグを見ていたら、#BTSとか#KPOPとかの下に#芸人っていうのがあって、#芸人ってなんなんだろう？と思って（笑）。それを見ていたら、しずるの村上さんやパンサーの菅さんが『これは○○に贈るプレイリスト』みたいなタイトルで作っていて、その戯れが面白くて（笑）。
──わちさんは、「【冬推奨】不思議でセクシーな男性K-POP」というプレイリストをUPされてますよね。
私、中学生の時に東方神起さんを好きになって。それまであんまり誰かのファンになったりしたことがなかったんですけど、東方神起さんだけカレンダーを買ったりして。それを思い出したんです。K-POPで、冬にぴったりなものを探そうと思って探していたら、男性K-POPものになりました。
♪【冬推奨】不思議でセクシーな男性KPOP
──その中でも“不思議でセクシーな”、ちょっと変わったMVをピックアップされてますね。
はい。昔の東方神起はダンスとヴィジュアルがカッコいいっていう感じだったと思うんですけど、最近のものを見たら面白カッコいい感じになっていて、それがすごいいいなと思ったので。ただ単にダンスしてるだけ、みたいなMVだと、私はちょっと飽きちゃうんですよ。カメラのアングルや色味なんかも韓国のMVはすごく面白いのでまとめてみました。
──わりと１つのMVを短く繋いでいますよね。
サビだけをまとめるっていうのは自分としてはつまんないなと思って、サビ以外のところでも映像が面白いところや、歌詞が好きなところをピックアップしたんです。曲というよりもMVがメインのアプリだったので、そういう方が面白いかなと思って。
──確かに、切り取ったところが面白くて、続きが見たいなと思いました。
よかったです（笑）。初めは5曲って多いかなと思っていたんですけど、いろいろ見ていたらいっぱい入れたくなって。とりあえず追加、追加で10曲ぐらいになったんですけど、全部通して聴いてみたら、この曲とこの曲は合わないかもなとか、そういうのが出てきて。そうやって選別をしていたので、意外と時間がかかりました。慣れてきたら、この曲とこの曲を組み合わせたいとか、聴いているうちにわかるようになるのかなと。
──それはDJ的な感覚ですね。
確かに（笑）。繋がりを考えるのが楽しかったです。
──東方神起を好きになってから、K-POPに興味をもたれたんですか？
普通だったらそうなんですけど、当時は東方神起さんしか好きじゃなくて。あんまりクラブ系っぽいダンスミュージックが得意じゃないんです。だけど、最近は韓国のドラマや映画をたくさん見るようになったので、そこからオープニングやエンディングの曲を歌っているアーティストに入っていくっていう感じでいろいろと聴いてます。
──そうでしたか。他にはどういう音楽を聴かれてましたか？
私はもともとクラシックが好きで。吹奏楽部でクラリネットを吹いていたんです。吹奏楽の曲というよりは、オーケストラの曲をよく聴いていて。当時「のだめカンタービレ」がすごい流行ったので、「のだめ」のプレイリストをずっと聴いてました。あとは…aikoさんもめっちゃ聴いてましたよ。学生の頃、一瞬女の子バンドを組んでいて、その時にaikoさんの曲もコピーしてました。
──わちさんのパートは何だったんですか？
ギターです。地味な方の（笑）。リズムを刻む方をやってました。あと聴いていたのは洋楽のメーガン・トレイナーとか、クリスティーナ・アギレラとか。どちらも映画から入りました。ああいうハスキーでカッコいい声の人が好きで。お掃除の時はメーガン・トレイナーを聴くようにしています。ちょっとラテンっぽいポップスで大好きです。
──けっこう、音楽に触れられていたんですね。
そうですね、昔から音楽はめっちゃ好きでした。一番好きなのはクラシックやオペラを聴きに行くことですが、友達に連れられてUVERworldやゴールデンボンバーのライブにも行ったことがあります。音楽を聴きに行く習慣はもともとあったので、ライブに行くのも楽しいです。
──他に興味があるのはどんなことですか？ 中国語を勉強されていたり、世界遺産検定を受けに行ったりされてましたよね。
勉強自体が好きで、検定の本とかを買って読むのがすごい好きなんですよ。でも朝起きれなくて、いつも検定を受けに行けないんですけどね（笑）。
──それが理由ですか（笑）。でも世界遺産検定は受けに行かれたんですよね？
世界遺産検定は時間が選べたんですよ（笑）。なので、お昼に受けに行きました。もともと旅行が好きで、でも最近はコロナで海外に行けないので、検定の本にある写真を眺めていたんです。ただ見てるだけじゃもったいないなと思って受けに行きました。
──これまでに行ったことがある国は？
アメリカです。ニューヨークとロサンゼルスに一カ月ぐらい行ってて。学生の時だったから、本当にお金がなくて、ボロ宿みたいなところに泊まって。新しいものを目にするのがすごく好きだったので、美術館とか博物館とかをずっと見に行ってました。
──世界遺産的なところへは？
その時に自由の女神は見ましたね。でも、それぐらいです。
──行ってみたい、見てみたい世界遺産はどこですか？
イスラム文化の影響を受けているところに行きたくて。スペインはイスラム系の文化の影響を受けた建物が多いので、見に行ってみたいですね。あとロシアの聖ワシリイ大聖堂とか、赤の広場にも行ってみたいです。
──中国語を学び始めたのも海外に興味があるからですか？
それもあるんですけど、きっかけは大学の第二外国語で中国語を取っていたので。そこの先生がすごくいい先生で、その先生が大好きでおしゃべりしたいと思ったから勉強をして。検定は取ってないんですけど成績はよかったので、もう一回勉強したら取れるかなと思って。今は行く機会がないですけど、喋れるようになりたい。Weibo（中国のSNS）もやってみたいなと思ってるんです。それも勉強になるかなと思って。
──わちさんはもともと編集者を目指されていたとか。
そうなんです。リクルートでライターのインターンみたいなことを一年ぐらいやっていて。
──もともと本読んだり文章を書いたりするのが好きだったんですね。
好きですね。漫画も本も。親が本だったらなんでも買ってくれたんですよ。洋服とかはあんまり買ってくれなかったんですけど。だから何か買ってもらいたくて、めっちゃ本を要求してました（笑）。語学への興味は昔からけっこうあったかもしれない。英語もずっとやってましたね。
──その後は出版社の面接とグラビア撮影の日が被って、撮影の方を選んだと。それから芸能界の道に入られて、いかがですか？抱いていたイメージ通りでしたか？
私は“絶対にこの人みたいになりたい”みたいな強い思いをもって入ったタイプではないので、そこまで期待もしてなかったというか。だから思ってたのと違うじゃんという思いもなく、業界に対して理想も特に高くなく、日々頑張っていくのみっていう感じです。
──わちさんのいろんな幅広い知識を活かせる場所でもありますよね。
それだといいんですけど（笑）。初めの頃は「勉強ができるグラビアアイドルって面白いから勉強しろ」ってマネージャーさんに言われて（笑）、そのおかげで参考書とかも集めていたんですけど、仕事のためと思ったら、あんまり勉強に身が入らなくて。でも、世界遺産検定みたいに、テキストを読んでいて面白いなと思ったから受けに行くみたいな感じで、最近は楽しく勉強ができているので快適です。ただ、今回検定を受けに行って、あの受験のドキドキ感はちょっとクセになりそうだなと、いっぱい検定受けに行っちゃいそうだなと思ったんですけど（笑）。でも、自分を豊かにする勉強だったらいいですよね。
──素敵だと思います。話は変わりますが、スタイルキープのためにされていることはありますか？
ストレス発散のためにジムに行ってます。一番行っているところは追い込む系のところなんですけど、コロナ明けから行き始めたところは、ピラティスと骨盤底筋を整えるようなところで。姿勢をよくしてくれるんですよ。家にいたらすごい姿勢が悪いなと思うようになって。私、恥骨が出てるのが悩みだったんです。背筋を鍛える時とか、恥骨が出てると痛くて。それって猫背だから出ていたらしいんですけど、ピラティスに通い始めたら治ってきたんです。やっぱり姿勢をよくするっていいことなんですね。クイズ番組とかに出てると、みなさんスタイルがいいので、横に並ぶともっと頑張らないとって、気合いが入ります。
──自宅でやってることはありますか？
ストレッチポールを使って背骨に沿って動くとか。胸が大きいと肩が巻いてきちゃうので、外側になるようにしたりとか、足がむくみやすいからポールを使ってならすとか。あと、テレビ朝日の「ネオバズ!! スポテイナー JAPAN」という番組に出ていて、そこで激しい運動をするので、怪我をしないためにどうしたらいいのかっていうことが最近のテーマになっています。美を極めて健康を損なうよりは、怪我しないできれいになる方がいいなと思って。
