「夢はグラミー賞」―そう語るのは、独自のセンスと多彩な才能を持ち、努力を惜しまず目標に向かって突き進む若きアーティスト・vVeSt(ウエスト)。人気TikToker達が踊ったことにより大注目の楽曲となった彼の楽曲「24/7 in da House」のMV制作プロジェクトをWIZYで実施中(https://wizy.jp/project/593/)。そこで、vVeStにインタビューを行い、彼の今までの活動についてはもちろんのこと、作品に込めた想い、クラウドファンディングを実施するきっかけや本プロジェクトに込める想い、そして、支えてくれる周りの人やファンへの想いなど、たっぷり語ってもらった。是非、最後まで読んでいただき、若き才能をサポートしてほしい。

 

いろんなことに挑戦して、チャンスを探ってました

 

──vVeStさんが音楽に興味をもったのは、いつ頃のことですか?

 

物心ついた頃には、すでに自分は「芸能人かプロ野球選手になってめちゃくちゃ有名になる」と決めていました。小学校高学年頃には、「もっと影響力のある総理大臣になって世界を変えたい」と本気で思っていましたね(笑)。
その頃は普通にJ-POPとか、メディアに流れていたような音楽を聴いていたんですけど、正直“自分の方ができんじゃね?”みたいな(笑)、めちゃくちゃ舐めた考えをもった小学生でした。

 

──「芸能人」の中でも、役者ではなくミュージシャンだったんですね。

 

そうですね。それを決定付けたのが中学生の時の出来事で。一回モテすぎて、調子に乗って足元すくわれて、友達がマジで0人になった時があったんですよ。その頃は家庭の事情もいろいろ重なって、学校にも家にも居場所がない感じで。そんな時にUVERworldの「Colors of the Heart」という曲にものすごく救われたんです。UVERworldは歌詞がすごくリアルなんですよね。ちゃんと絶望も歌っているし、救ってくれる言葉もたくさんある。「Colors of the Heart」の中に“聞きたかった言葉は 今は誰かを救うために”っていう歌詞があるんですけど、それを聴いた時に、僕も音楽で人を救いたいなと思うようになったんです。自分と同じような経験をした人を助けられるような音楽を僕も作りたいな、と具体的に思うようになりました。

 

vVest

 

──それから何か、音楽活動を始めたんですか?

 

実際にそれらしいことに触れたのは、高校を出てから始めたブレイクダンスでした。それまではずっと野球をやってたんですよ。父親が野球好きで、最初は半強制的な感じで。最終的には僕も野球大好き人間になってましたけど(笑)。で、高校の野球部のキャプテンだった同級生が、ブレイクダンスをやっていて。それが1st EP『4』の中の「My roots, My rule」という曲のトラックを作ってくれたYuki Uedaなんですけどね。野球部を引退してお金もないし、暇だし、お金を使わない遊びをやろうぜっていうところから、ひょんなことで親友と一緒に、彼にダンスを習うことになったんです。ヒップホップカルチャーの4大要素の一つであるブレイクダンスとの出会いは大きかったです。

 

──たとえばその後、プロに習ったりすることもあったんでしょうか?

 

めちゃくちゃ最高な質問です(笑)。僕には師匠がいるんですよ。その師匠というのがダンスアーティストで俳優の”Akkey★アッキー”こと高田晃宏さんで、18歳で僕が出会った時には、彼はすでにプロのダンサーとして飯を食っていました。そのAkkeyさんの家に僕が転がり込んでから、かれこれ5年ぐらい一緒に住ませてもらってます。その中で、ダンスだけではなく、いろんなことを学ばせていただいています。

 

──Akkeyさんとはどうやって出会われたんですか?

 

僕が入った大学のダンスサークルに遊びに来てたんですよ。まだ高校3年生の時に、そのサークルの一年生がやってる公演を見に行ったことがあって。僕らが入ったら一瞬で一つ上の学年なんか追い抜かそうぜ、ぐらいのイキリ立ったスタンスで見に行ったんですけど、その中に一人だけビックリするぐらい上手い人がいて。赤いシャカシャカの服を着てたから、勝手に“赤シャカさん”と呼んでたんですけど、サークルに入って練習場所に行ってもなかなかその赤シャカさんに会えなくて。それから半年後にようやく会えたんです。それがAkkeyさんとの出会いでした。ブレイクダンスだけじゃなくて、いろんなダンススタイルを教えてもらったし、人としての立居振る舞いなんかも教えてもらいました。当時、僕の言葉遣いは本当にひどかったし、目上の人との乾杯の仕方とかも何も知らなかったので、そういうことを一から教えてもらいました。僕の人生の師匠です。

 

──少し前の質問に戻りますが、vVeStさんが音楽制作を始めたのはいつ頃ですか?

 

やっぱり19歳か20歳ぐらいの時です。初恋のことをふざけて書いたラップを作って友達に送りつけてましたね(笑)。そういう遊びから始まって、本格的にライブで自分の曲をパフォーマンスしたのは21歳とか22歳の頃です。そこに至るまでは、とにかく踊って歌えるアーティスト、世界で通用するアーティストになりたいという思いがあって。当時パフォーマンス的にすごく見栄えがよくて、爆発的に売れてるっていうアーティストがそんなにいなかったんですよ。だからブレイクダンスは必要な要素だと思って、1日10時間とか猛練習してたんですが、そのせいでめちゃくちゃ怪我をして踊れなくなってしまって。それを機にDJを始めて、そこからグラフィティーをやったり、イベントでMCをしたり、イベントのオーガナイズをしたり、モデルをやったり…いろんなことに挑戦して、チャンスを探ってました。そんな中でジュノンボーイから生まれたグループに入ることになって、そのグループのワンマンライブで自分が作った曲をソロでやらせてもらっていました。

 

vVest

 

──大所帯のグループに所属することで得たことはどんなことでしたか?

 

あげたらキリがないくらい、たくさんのものを得ました。グループの中でたまたま一番年上で、リーダーになって、たまたまダンス経験のないメンバーが多かったから振り付けをさせてもらえた。そのありがたみをわかっているつもりだったんですけど、今思えば全然わかってなかったなと思うんです。今はフリーになって3年、事務作業も全部自分一人でやってるので、改めて事務所のプロデューサーさんやマネージャーさんのありがたみを痛感しています。あと、一緒にやっていたメンバーを見ていて、経験はないけどダンスが好きだというメンバーはすごい伸びたんですね。その時に、“好き”って大事なんだなと思いました。
そして、もっと先のことになると思いますけど、いつか誰かをプロデュースしてみたいなあとも思っています。そんなことを思うようになったのも、グループでの経験があったからだと思います。

 

──グループを卒業して一人でやっていく上で、どんなことを考えていましたか?

 

今の時代、SNSだ、YouTubeだ、なんでもできるぞと、ワクワクがすごかったんですよ。試してみたいことがいっぱいあるぜ!みたいな感じで。ブログを書いてみたり、Twitterも頑張ってみたり、今の時代なら事務所がなくても一人でいけるぜ!って、イケイケのテンションはありましたね。だけど、そんなに簡単にはいかず(笑)。個の時代なんて言われてましたけど、ああいう言葉に自分も踊らされてたなと正直思ってます。個の力が強くなってるなら、その個が集まった団体の方が強いだろうって。

 

vVest

 

──確かに(笑)。冷静に考えるとそうですね。しかしながら、2020年11月にリリースした1st EP『4』に収録された「ON THE WAY」のMVが1万回再生を突破しています。1人でも成果を出されているんじゃないですか?

 

「ON THE WAY」は今までで一番お金も時間もかけて、本気で作ったMVで。サウンドプロデューサーのJames Sasakiとめちゃくちゃ悩んで作った楽曲ですし、MVの監督ともいろいろディスカッションして、時にはぶつかったりしながら全力で作ったんですよ。だから、届けることも全力でやろうと。それで、まずLINEの友達全員に「見てほしい」ってYouTubeリンクを送りました(笑)。あと、MVを誕生日に合わせて公開したので、ファンの方たちがタグをつけてお祝いしてくれたんですよ。それに合わせて一緒に拡散してもらいました。
今の状況からさらに飛躍するために、やっぱりどこか事務所に入ることが必要だなと思っていて。そのためにも実績を作っておきたかったんです。そういうことも腹を割ってファンの人に話をして。ファンの人たちや周りの人に支えてもらいながら目標を達成できたので、すごく想いのこもった1万回だと思います。

 

──全編モノクロで、非常にクールでカッコいいMVだと思いました。

 

ありがとうございます。あのMVは河原から始まって、最後は海でのカットで終わっているじゃないですか。僕は普段、河原でひたすらラップの練習をしてるんですよ。で、あの海は千葉県銚子の海。銚子の向こう側はアメリカなんです。僕にはグラミー賞を獲りたいっていう夢があるので、原点である河原から出発をして、先に見えるアメリカまでの道を、あのMVの中で描いてくれたんです。

 

♪vVeSt – ON THE WAY (Prod. James Sasaki) – Dir. Kosuke Usui

 

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