THE YELLOW MONKEYドキュメンタリー映画「オトトキ」監督・松永大司氏インタビュー    「映画やVRで体感して、生のライブを観ていただけたら幸せです」

活動休止、解散を経て2016年に再集結、22万人動員のツアーで見事な復活を遂げたTHE YELLOW MONKEY。その復活の1年間を追ったドキュメンタリー映画「オトトキ」は、過去の映像や関係者のインタビュー、そして、現メンバーで初めてライブを行った渋谷La.mamaでの無観客ライブで構成されている。その劇場公開2周年を記念して、WIZYにて8月末迄【映画「オトトキ」の未発表VR映像を限定販売!】プロジェクトが展開中。現在ロサンゼルス滞在中の松永大司監督にSkypeインタビューし、本作撮影時の想い、無観客ライブの意図など、今、改めて「オトトキ」について伺いました。

 

 

普通に考えたら、カメラがストレスになってしまうので「やめてくれ」と言われて当然

 

 

 

――2017年に公開されたTHE YELLOW MONKEYのドキュメンタリー映画『オトトキ』について、改めてお話をお聞きしたいのですが。まず、この作品を撮影することが決まった時、どのような作品にしようと考えていたのでしょうか?

 

THE YELLOW MONKEYが2016年に再集結する直前、「再集結の映像を残して欲しい。どんな作品にするのかはお任せします」というお話をいただき、4人がどんな人たちなのか? というところにも興味があったので「やらせて下さい」とお返事しました。その時はあえてどのような作品にしようと決めることをせずにじっくり撮影して、その中で何か見つけることができればと思っていました。

 

――再集結ライブがあって、ツアーがあって、バンドを追っていくなかで想像もしなかった出来事もいくつも起きていって。撮り進めていく中で、監督はどんなことを考えていましたか?

 

撮り終わるまでは考えないようにしていました。とにかく目の前の出来事を撮っていくというスタイルなので。その中で「良い映像が撮れたな」と思う瞬間はあったんですけど、イコール良い作品になるってことではないので。撮り終わるまで全体像は見えなかったですね。

 

 

――ライブ中に吉井さんの声が出なくなるシーンがありましたが。本来はあって欲しくないトラブルですし、本人さえも想像も付かなかった展開でしたね。

 

 そうですね。ああいう瞬間、自分がカメラで撮影すること、あの場にいることを許してくれたこともすごく大きかったと思うんです。普通に考えたら、カメラがストレスになってしまうので「やめてくれ」と言われて当然だと思うんですけど。誰も何も言わず、あそこにいさせてくれたことはすごくありがたかったです。ずっと一緒にいる中で、メンバーがカメラの前でいろんな表情を見せてくれるようになったり、あの関係は時間をかけてたどり着けたものだと思っています。吉井さんに限らず、どんな時でも僕がカメラを持って撮影をすることを受け入れてくれた事には、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

映画「オトトキ」予告動画

 

――THE YELLOW MONKEYは2004年解散、2016年再集結。それぞれが違った経験を経て、再会するわけですが。そんな4人と一緒にいて感じたことってありますか?

 

 僕は4人に2016年に初めて会って、そこからが全てなので、過去との比較は全く分からないんですが、「これはまだピークを迎えていない人たちの話だ」と思っていました。僕の映画に対する姿勢もそうなんですけど、そんなことを思いながら撮影していました。

 

 

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