(Ba.尾崎匠、Dr.マナム、Vo./Gt.金子大伸 、Gt.森下祥伍)
メッセージ性のある前向きな歌と、キャッチーでポップなメロディが印象的で、さらにボーカル・金子の華やかで力強く伸びやかな歌声が象徴的な4ピースロックバンド・The Gentle Flower.。1月7日(土)に2nd mini album『Dear』をTOWER CLOUD(https://towercloud.jp/)経由でリリースする。今回はリリース記念として彼らにインタビューを行い、音楽ルーツから結成のきっかけ、最新作に込めた想いまでたっぷりと語ってもらった。さらに、メンバーにオリジナルプレイリストも作成してもらったので、そちらも是非チェックしてほしい。
もっとバンドを好きになってもらえるよう頑張ります!
──まず、バンド名の由来を教えてください。
金子大伸(Vo/Gt):僕と尾崎が高校1年の時の担任の先生の名前が「優花」だったことからGentle Flowerと名付けました。Theと.(ピリオド)はかっこいいから何となく。
──バンド結成のきっかけを教えてください。
金子:高校の軽音部で僕と尾崎が中心となり結成しました。当時先輩のドラムとその兄(森下)がギターのサポートを行ってくれて、のちに正式加入してくれました。2021年12月31日で前ドラムが脱退して、2022年1月よりマナムがサポートを行ってくれて、今年9月18日に正式介入となり現体制になりました。
──The Gentle Flower.の音楽を一言で表すと?その理由を教えてください。
金子:「愛」です。楽曲を聴いていただければ分かりやすいと思いますが、人、物、場所全てに生まれる愛から楽曲が生まれています。
たくさんの人に愛されて、ライブハウスに愛されて、もらってばかりの愛を少しでも音楽に乗せて返していきたいです。
──音楽活動を始めたきっかけや影響を受けた楽曲・アーティストを教えてください。
金子:音楽との出会いと言えるのはX JAPANです。当時4歳か5歳くらいだった気がします。自宅にあった母のビデオテープを勝手に見たのがきっかけで、奇抜な衣装と突き刺さるようなサウンドに虜になりました。
森下祥伍(Gt):僕が影響を受けたアーティストはBUMP OF CHICKENです。当時僕が小学校4年生くらいのとき、姉から教えてもらったことがきっかけでした。BUMP OF CHICKENの物語性のある曲や応援歌が僕の心に刺さり一気に虜になりました。
それまでは人気アニメのアニソンや、お母さんの携帯に入っていたZARD、プリンセス プリンセス、レミオロメンなどをよく聴いていました。
尾崎匠(Ba):音楽を始めようと思ったきっかけは大伸(金子)なんです。大伸が中学の頃からギターを弾いていて、それまでやろうなんて考えていなかったのですが、かっこいいなと思い始めました。
影響を受けた音楽は星野源の「フィルム」です。世間に疑問を持ちつつも、少しのことでも楽しめる、そんな人生でも悪くないと思える曲です。
マナム(Dr):兄に勧められて見た凛として時雨のMV「Telecastic fake show」がきっかけです。当時は14歳で、バンドなんて全く聴かなかったんですが、満身創痍になるくらい、ボコボコに殴られたような衝撃を受けました。
──皆さんをより知ってもらうために、お互いに、他己紹介をお願いします。
金子:森下祥伍を一言で表すなら「神童」です。音楽的な天才肌はもちろん、日常生活でもなぜこの2択でそっちを選ぶのか、なぜこのタイミングでこんなようなことが起きるのか…。そんなような人間です。はっきり言って、音楽をやっていなければお互いに通じ合うことはなかったような気がします。ですが、彼がギターを鳴らすたびに、誰よりも震えているのは間違いなくこの僕で、バンドの核の様な存在だと思っています。
僕がアクセルなら彼はブレーキ。時計の針や靴のようにふたつでひとつ。The Gentle Flower.、そして、僕の音楽人生の絶対的なエースです。
森下:マナムはみんなに優しいお兄ちゃんって感じですかね。怒らないし、周りがどんな気持ちでいるのかとかを考えて行動できる、自己犠牲タイプです(笑)。
ただ、音楽に対する熱量はすごくて、曲作りの際はこの曲をどうやって表現するかとか、そういう部分では譲らない一面があったりして。こういう時は頼もしいお兄ちゃんです。
尾崎:大伸(金子)は中学生の時からの付き合いで、その時から他の人とは違うカリスマ性があり、学年の中心にいるような感じでした。バンドのリーダーとしてみんなを引っ張ってくれて、とても頼れる存在です。
マナム:匠(尾崎)は一言でいうと「愛されキャラ」です。けっこう抜けているところもありますが、憎めないのがまたいいですね。また、人の痛みも分かる人間なので、誰かを傷つけるようなこともしません。えらい!
──TOWER CLOUDから楽曲を配信されていますが、TOWER CLOUDを利用したきっかけを教えてください。
森下:東京遠征で、渋谷CLUB CRAWLに出演した際にEggsの中山さんが真っ先に声をかけてくれたことがきっかけです。僕らの音楽をすごく愛してくれていて、楽曲の配信をする際に、ここでやりたいと純粋に思いました。
──1月7日(土)に2nd mini album『Dear』をリリースされました。改めて、どんな作品になりましたか?
金子:大切な人を思い出したり、当たり前のように存在するものが宝物になったりするようなアルバムになりました。リスナーの皆さんの心をそっと包んでくれるような、そんな作品です。

2nd mini album『Dear』ジャケット写真
──タイトル『Dear』に込めた想いをお聞かせください。
金子:今回アルバムを作るにあたって決めた1つの大きなテーマが「贈る」ということで、普段僕は頭の中で物語を作ってその主題歌になるような曲を描いたり、人間的な内側の感情を歌詞に起こしてみたりするのですが、今回は自分以外の「誰か」や「何か」に対して曲を書きました。
リスナーによって受け取り方は変わるし意味合いも変わってくる。形が変わっても、僕たちの愛を届けたい。そんな想いで『Dear』と名付けました。
──1曲目に収録されている「スペースダイバー」は爽やかで疾走感のあるサウンドが印象的です。どんな作品になりましたか?
金子:「ありのままがいちばんカッコいい」。いつでもそこには貴方がいる。それこそが僕がここにいる何よりの証明であり、唄う理由になる。愛すべき仲間。場所。時間。そして誰もが持っている故郷に愛を込めて描いた1曲です。
── 「スペースダイバー」のMV は全て地元沼田市で撮影されたとのことですが、撮影時のエピソードを教えてください。
金子:僕が雨男すぎて、撮影が3回リスケになりました。撮影当日も雨で予定していたロケ地が使えず、急遽森下の母校を使わせていただいて(笑)。ほんと愛されてます。
♪The Gentle Flower. 『スペースダイバー』 Official Music Video
──2曲目の「Teardrop」は地元のまち映画のために書き下ろした 1 曲とのことですが、制作時に意識されたことを教えて下さい。
金子:「人はみな、夢を叶えて生きている。」どんな小さな夢でも信じ続けて、誇りを持ってほしい。小さな芽もやがて花が咲くものです。夢を持つ全ての人へ唄った壮大な応援歌です。
♪The Gentle Flower. 『Teardrop』-Music Video-
──3曲目「Dear Lucy」はエモさや歌謡曲感を感じるサウンドが印象的ですが、どんな作品になりましたか?
金子:今当たり前の様に隣にいるその人は、決して当たり前じゃない。会えなくなってしまってからじゃ遅すぎるから、生きているうちに、息をしているうちに愛を伝えてほしい。そんな想いで描いた1曲です。
──4曲目「片足の少年」はアップテンポで、物語を感じさせるような歌詞が印象的ですが、歌詞を書かれるとき、また、サウンド制作される際に意識されたことを教えてください。
金子:「1人になっても独りにならないように心と心で手を繋ごう」。
自分に信念がある者は、足りない装備でも、自分に誓った想いや信じてくれている人の笑顔だけでぶれずにどこまでも行ける。それに対して、装備が揃って慢心しきった人間は、余裕ばかりが残っていて、些細なことで弱音を吐く生き物だと思う。
この曲は劣等感や優越感、人間の内側部分を叫んでいます。あなたを挑戦者にもできるし、反逆者に変えることもできる。そんなことを思って描いた1曲です。
♪The Gentle Flower. 『片足の少年』 Official Lyric Video
──5曲目の「Y」はタイトルも印象的で、ある誰かに捧げるラブレターのような印象ですが。制作される際に意識されたことを教えてください。
金子:感情は形にならず、概念として持っているもの。「愛」を除いて。
目には見えないと思っていたものが瞳に映った瞬間、愛の力を知った。
奇跡や絶望が軌跡となり、日々となり、やがて愛になる。
貴方にもしも大事な人がいるのならその人の過去を、その人の意思を、そしてその人を想う自分自身を愛し抜いて欲しい。そんなことを思って描いた1曲です。
♪The Gentle Flower. 『 Y 』 Official Music Video
──レコーディングや制作時のエピソードを教えてください。
金子:歌録りの日に気合を入れて、メンバーに多少無理を言いながら歌に命を吹き込んだんですけど、翌日のギター録りの日の方が喉の調子が良く、全曲録り直しました(笑)。
──リリースツアーも開催されます。どんなライブにしたいですか?
金子:バンドとして大きくなって地元・群馬に帰りたいというのはもちろんですが、それ以上に僕ら自身がたくさんの土地に足を運んで、想いを届けに行って、たくさんの土地を愛せるようなツアーにしたいです。
森下:ライブハウスでしか感じられることのできない体験を、僕らの音楽で、ライブで感じてほしいと思っています。
尾崎:高校一年生の時からやってきた集大成だと思うので、そこで自分のすべてを出したいです。そしてここからもっともっと成長できると思えるようなライブをします。
マナム:『Dear』というタイトルの通り、僕らを待っている人たちに想いを届けに行くようなツアーにしたいです。個人的には人として、音楽家として一回り大きくなるような、意味のあるツアーにします。
──今回プレイリストを作成いただきました。テーマや楽曲のセレクト理由、押しポイントを教えてください。
マナム:自身の人生を辿りました。セレクトもそうですが、曲順もこだわりがあり、地元・群馬の先輩である秀吉の「光」が大きな起点となっています。僕らの楽曲は“希望”を歌うことが多いですが、他の楽曲は“絶望”に寄り添うような曲で、起伏のある10曲です。僕らの2nd mini album『Dear』にちなんで、今あなたに届いてほしいプレイリストです。
──2023年になりました。どんな年にしたいですか?
金子:ライブハウスも画面の中もThe Gentle Flower.づくしになるような年にしたいです。
森下:バイトする暇もないくらいバンド活動が忙しくなって、気づいたらバイトを辞めている、みたいな一年にしたいです。そして、僕らを待ってくれている人の町へ行きたいです。
尾崎:20歳という節目でもある年なので、この1年を大切に、1人の大人として頼り頼られ、助け合えるような年にしたいです。
マナム:個人的には、流行に乗るような曲ではなく、流行を作っていくような楽曲作りをできる、周りに影響を与えるような人間になる年にしたいです。
──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。
金子:いつも応援ありがとうございます!この先もきっとあなたの1秒先を照らせるように。愛には愛を、気持ちで歌を唄っていこうと思います。日本に大事件を。これからも群馬のThe Gentle Flower.をよろしくお願いいたします!
森下:いつも応援ありがとうございます。あなたが僕らの曲を聴いてくれる、それが僕らのすべてです。また会いに行くので、会いに来てください!
尾崎:いつも応援ありがとうございます。皆さんが応援してくれるからこそ活動できているし、頑張れています!もっとバンドを好きになってもらえるよう頑張ります!
マナム:いつも応援ありがとうございます。どんな形であれ、僕らは気持ちを受け取っています。この先、それを返していけるような活動をしていきます。これからもよろしく!
文:レコログ編集部
▼The Gentle Flower.がセレクトしたプレイリスト「am4:00 selected by The Gentle Flower.」はこちらから
TOWER RECORDS MUSIC:https://music.tower.jp/playlist/detail/2000138229
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10041265
▼The Gentle Flower.2nd mini album『Dear』はこちらから
レコチョク:https://recochoku.jp/artist/2001874610/
TOWER RECORDS MUSIC:https://music.tower.jp/artist/detail/2001874610
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/artist/2001874610
▼リリース情報
2nd mini album 『Dear』(読み:ディアー)
【CD購入リンク】https://tower.jp/item/5616115
【AL全曲 ストリーミング&DLリンク】https://linkcloud.mu/f6a04525
発売日:2023年1月7日(土)
【収録内容】
1.スペースダイバー
2.Teardrop
3.Dear Lucy
4.片足の少年
5.Y
【通常盤】<CD>
価格:1,500円(税込)
タワーレコード取扱店舗:渋谷、新宿、高崎オーパ、梅田NU茶屋町、仙台パルコ、タワーレコードオンライン