秋元康プロデュースによるガールズバンドプロジェクトとして活動しているザ・コインロッカーズ。2019年12月に結成1周年を記念したZepp Tokyoでのワンマンライブを機にメンバー編成をリニューアル、13名での活動をスタート。新体制での活動が注目される中、10月9日(金)に配信シングル「仮病」をリリース。リリースを記念して、メンバーの船井美玖、絹本夏海にインタビュー。新曲についてや新体制について、そして彼女たちの素顔に迫る質問もさせてもらった。船井美玖が作ったプレイリストも公開されているので、楽曲と合わせてチェックしてほしい。

 

 

 

力強く自分を肯定してくれるような楽曲になっています

 

 

 

――絹本さん、船井さんそれぞれ他己紹介をお願いします。

 

絹本:私たちのグループのボーカルを務めてくれてる船井美玖です。

船井は人間そのまま生きてるって感じです(笑)。笑顔がとっても可愛いです。

普通は自分を飾りたがるけど、船井はいつでもありのままな自然体です。そこが羨ましいなと思いますね!

 

船井:コイロカのお姉ちゃんで、ひっぱってくれるギタリストです!…と言いたいところですが、喋ったら天然で、ドジっ子で、世話が焼けてへにょへにょ〜で…。要は…愛されキャラです。見た目でも目を惹く存在だけど、内面を知ったらもっともっと好きになると思います!

 

 

――お互いに「意外と●●」という部分はありますか?エピソードがありましたら合わせて教えてください。

 

絹本:船井は自由人に見えるけど、意外と大人なんです。いつも見ている感じだと、ふわふわしていて何を考えているのかわからなそうだけど、いざと言う時に自分から意見を出したり、視野が広かったりと、大人だなぁと思わせられます!

 

船井:絹本は普段から、自分ではコイロカでは「お姉さんに見られたい!クールな表情が得意!」と言っていますが…意外とくっつき虫で、甘えたさんです。メンバー内では有名な話ですが、お触りさんなので、すぐお尻を触ってきたり腕を絡めたりしてきます…(笑)。いつもそーっと後ろから近づいてきて、くっついてくるので、ギャップなんじゃないかなぁと思います。

 

――お二人は今までどんな楽曲に影響を受けてきましたか?楽曲のルーツになっているアーティストや楽曲と、それに関するエピソードを教えて下さい。

 

絹本:私は中学生の頃からアニメが好きなんですけど、その時からsupercellさんにハマっていました。ひとつの曲に泣けるところ、聴いてて震えるところがあって、そこでついつい感情移入しちゃうのがsupercellさんの楽曲です。

特に「星が瞬くこんな夜に」の1番のサビ「同じ空を見上げながら大切な事ほどすぐそばにあるのかもなんて思ってた」という歌詞が大好きです。

 

船井:1番影響を受けたアーティストさんはきのこ帝国さんです。聴き始めたのは中学1年生のときで、部活の女の子の先輩が、きのこ帝国さんが好きで、私はその先輩がすっごく好きだったので、憧れて聴いていたら、いつの間にか私にとって大切な曲が増えて、ずっと聴くようになってました。

 

――結成から1年、昨年末のZepp Tokyoワンマンライブを経て新体制となったザ・コインロッカーズの皆さんですが、心境の変化などはありましたか?今の体制と過去の体制を比べて思うことなどがありましたら教えてください。

 

絹本:一人ひとり責任感が大きくなった分、全員で変わっていくことももちろん大事ですが、より一人ひとり、変化する方が周りのメンバーにも影響を与えれると思ったので、もっと自分から発信して頑張っていこう、と心の中に変化がありました。

デビューしたての頃は、恥ずかしくてステージでもあまり顔を出さない感じでしたが、1年を通して、ファンの方にも「もっと私に注目して下さい!」っていう気持ちを表現するのも少しだけ増えた感じもします(笑)。

 

船井:以前の体制と比べたら、自分らしさを出しやすくなって、意見を言いやすくなりました。以前はメンバーの人数が多かったこともあって、意見をしても意味がないのかなと悩んでいました。だけど、いまは「こんなグループになりたい」とメンバーと意見を交換しやすくもなりました。その分、責任感もすごく増しました。

 

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10月9日(金)リリース「仮病」ジャケット写真

 

――10月9日(金)リリースの「仮病」はどんな楽曲になりましたか?また、制作時のエピソードがありましたら教えてください。

 

絹本:「仮病」というワードは一見ネガティブに感じるかもしれないですが、それを覆すような、「辛かったら仮病を使ってもいいんだよ」という、力強く自分を肯定してくれるような楽曲になっています。私自身もこの歌詞を見て励まされました。

今回は私も歌に参加しているのですが、実際の経験もあるからか、レコーディングの際も歌に入り込んでストレートに歌えました。ギターは少し苦戦しましたが(笑)。

今までコードを掻き鳴らすのが大好きだったんですけど、今回はずっとブリッジミュートといって、ロックでよく聴くズンズンズンと言ったサウンドを1曲通すのに少し時間がかかってしまいました!今は、むしろ得意になれるように練習中です!

 

船井:ザ・コインロッカーズがリリースしてきた楽曲の中で、今までとはまた違った雰囲気の楽曲で、同調を求められる学校生活や社会の中で自らの意思を貫く術としての“仮病”について綴られた、心が救われるような、歌詞が刺さる一曲です。

 

――「仮病」というタイトルと歌詞を見たときに、感じたことがありましたら教えてください。

 

絹本:タイトルを見た時は、「!!!??」ってなりました(笑)。多分メンバー全員びっくりしたと思います。

タイトルから想像したら結構不思議な感じだったり、仮病することに対して不信感を抱いている主人公がいるのかなぁ、って想像してたんですけど、全然そんなことなくて、むしろ「辛くなったら仮病を使ってもいいんだ!!」とか熱い歌詞がたくさん並べられていて、タイトルと良い意味でのギャップを感じられました。

 

船井:初めてタイトルを見たときは、インパクトが大きくて、歌詞の想像が全くできなかったです。初めて歌詞を読んだときは、心がスッと軽くなりました。この曲を聴いて初めて、曲で”許された気持ち”になったというか。辛いときや苦しいとき、自分で逃げ道を作っても案外許されるのかな、と思いました。頑張って、張り詰めていた気持ちをスッと解かれたような感覚でしたね。

 

――「仮病」がエンディングテーマとなっているMBS/TBSドラマイズム「荒ぶる季節の乙女どもよ。」はご覧になっていますか?今放送されている中で、共感ポイントや好きなシーンなどがありましたら教えてください。

 

絹本:もちろん見ています!男性って何考えているのか分からない、というところに共感できます(笑)。第3話の、もーちんが杉本とデートするあたりのシーンですかね(笑)。

家で「仮病」をかけると、このドラマの中に入った感じがして、私には何か悩みがあったりするかな…?って考えさせられます。

 

船井:もちろん拝見しています!学生生活の中で、友達の中で話題になったことや、人でも物でも意識するようなことがあると、それにしか聞こえなくなったり、それにしか見えなくなったり、その事しか考えられなくなったり…。そういうこともあったなぁ…と思いました。それって、狭い空間で限られた人としか意見を共有できなかったりするからなのかな、とか考えながら観ちゃいました。主人公の和紗ともーちんが海沿いで相談し合うシーンは、「青春だな〜!!」とキュンとしました。

 

 

 

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