レコチョクのアーティストピックアップ企画「Breakthrough」の8月度に選ばれたキタニタツヤ。じわじわと彼の才能が知れ渡っていく中、2020年8月26日(水)にAlbum『DEMAGOG』で待望のメジャーデビューも決定。そこで今注目のアーティスト、キタニタツヤにインタビュー。音楽に対する考え方はもちろん、彼の素顔に迫った内容になっているので、最後まで読んでほしい。

 

 

 

健やかなる時も病める時もあなたのおそばに置くに値する音楽を作っていく所存です

 

 

 

――音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

 

中3の頃、「高校受験が終わったらバンドやるぞ!」と友人たちと決めていて、受験が終わった次の日にエレキベースを買いました。

その友人たちとはASIAN KUNG-FU GENERATION好きが共通していたので、アジカンのコピバンをしばらくやっていました。

半年くらいしてから自分一人でオリジナル曲を作ってみたら意外と気に入り、そこから一人で、ライブハウスで歌い始めました。最初は打ち込みドラムと宅録ギターの同期に合わせてベース弾き語りをしていたんです。

 

――今までどんな楽曲に影響を受けてきましたか?楽曲のルーツになっているアーティストや楽曲と、それに関するエピソードを教えて下さい。

 

小学生の頃、アニメがきっかけでASIAN KUNG-FU GENERATIONの「遥か彼方」を聴いてロックに目覚め、お小遣いで『崩壊アンプリファー』を買いました。そこからインディーズ音楽を取り上げる音楽番組をずっと見て、日本のインディーズロックバンドをたくさん聴き漁っていました。VOLA&THE ORIENTAL MACHINEや8ottoなど、小学生の頃から今までずっと好きなバンドはやたらとベースの音量がデカく、それは自分の曲にも大きく影響しているなと思います。

 

――作詞/作曲をする上で大事にされていることはなんですか?

 

メロディと歌詞が素晴らしいものであればどんなオケだろうがいい曲になると思うので、まずその2つを突き詰めまくります。

いいメロディであっても歌詞のハマりがよくないとメロディは活きないので、言葉のイントネーションとメロディの上下やリズムが合っているかもよく精査します。

 

――「別のバンド/プロジェクトに参加する」のと「ソロ活動」で、取り組み方や心持ちなどは違いますか?意識されていることがありましたら教えてください。

 

「自分の1番目にやりたいこと」を詰め込むのがソロ活動です。

2番目3番目にやってみたいことなどもありますし、1番やってみたいけど自分の声ではそれが叶わない、というようなことをsajou no hanaというバンドでやっています。人様のプロジェクトに楽器演奏や編曲で参加させていただくときは、勉強のつもりで臨ませていただくことが多いです。

 

――さて、今回8月の【Breakthroughアーティスト】にピックアップされましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。

 

高校生の頃からかれこれ10年近く音楽を作っては発表していますが、いまだに音楽で人から認められることに飢えまくっているので、褒めて広めてくれて本当にありがとう…という気持ちでいっぱいです。

 

DEMAGOG_JK_fix_

 

――8/26(水)リリースのNew Mini Album『DEMAGOG』はどんなアルバムになりましたか?制作時のエピソードも合わせて教えてください。

 

弱い人間たちの先頭に立って現実に立ち向かっていくような力強いアルバムができました。それは自分にとっての理想的な人物像で、僕自身いつになったらそんな強い人間になれるんだろうと思っていますが、このアルバムを聴きながらそういった「超人」像にすこしずつ近づくよう歩んでいきたいと思います。

弱い人間なので締め切りに追われることが本当に辛く、制作時は地獄のような毎日だったので、解放された瞬間からまる1ヶ月間ゲームしかしない毎日でした。

 

――『DEMAGOG』というタイトルをつけられた理由を教えてください。また、インスピレーションを受けたものがあるのでしょうか?

 

上記で述べたような理想的な人物像、与えられた運命をそのまま愛せるような力強い人は、その存在だけで弱い人たちを引っ張っていけるだろうと思いました。デマゴーグという言葉はいい意味で使われることの少ない言葉ですが、そういった意味で自分の理想をぴったり言い当てた言葉が「DEMAGOG」だったので、このアルバムもまたそういう存在になってほしいと名付けました。

 

――6月にリリースされた「ハイドアンドシーク」のMVの世界観も思わず見入ってしまうような作品になっていますが、MVはどのように制作されていったのでしょうか?制作時のエピソードがあれば教えてください。

 

監督のosrinさんと市ヶ谷の釣り堀で日が暮れるまで座り込んで、たわいのない世間話から真面目な話まで沢山言葉を交わしながらコンセプトを固めていきました。

当の撮影は、朝6時から日が暮れるまでかんかん照りの中、僕と撮影スタッフ全員真っ黒に日焼けするまで動き続け、学生の頃の野球部の合宿くらいしんどかったです。

あとトラックの荷台の床がアツアツすぎて、水をかけても一瞬でお湯になるのでウケました。

 

 

 

♪ハイドアンドシーク

 

 

 

――ちなみに…ご自身の中で「意外と●●なんです」という部分はありますか?

 

意外とギャランドゥが濃いめです。

 

――最近のオフの過ごし方を教えて下さい。

 

今はヤクザになってヤクザを殴りまくるゲームを腰痛めるまでやってます。

本来は友達と酒飲みながら朝まで喋り倒すのが大好きなのですが、今はなかなか難しいのが辛いところです。

 

――初めてキタニタツヤさんの楽曲を聴く人へおすすめするとしたら、どの1曲を選ばれますか?

 

新しいアルバムの中の「人間みたいね」という曲が、すごく嫌味ったらしい歌なんですが、キタニタツヤらしいなぁと思います。

 

――今回、オリジナルプレイリストを作成頂きましたが、プレイリスト名と楽曲のセレクト理由を教えて下さい。

 

真夏の若人よ、ファンキーたれ!」というプレイリスト名です。厳密にいうとファンクではない曲もありますが。

夏の若者は「真夜中にチル♩」とかいいがちですが、暑いからこそバキバキに踊れという気持ちで選曲いたしました。汗をかけ!

 

――“いろいろな形で至る所に「キタニタツヤ」の音楽が植え付けられて行っている状況”だと思いますが、目指されていることがありましたら教えてください。

 

1通りでなく色々な形で音楽を届けられるのは嬉しい限りです。僕自身どんなジャンルの音楽を聴くのもおおむね好きなので、皆そうなってくれたら嬉しいですし、そのきっかけに自分の音楽がなってくれたらなおのことハッピーです。

 

――今後やりたいこと・作ってみたい楽曲のイメージがありましたらお聞かせください。

 

音楽で楽しく遊んでいきたいです。真面目な曲もいいけれど、音楽の魅力はそこだけではないので、色んな角度から見て楽しめる音楽を作っていきたいと思います。

 

――最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

 

健やかなる時も病める時もあなたのおそばに置くに値する音楽を作っていく所存です。

ですので、どんな時も真っ先におれの曲を摂取して、人生を楽しくやっていってください!

 

 

文:レコログ編集部

 

 

 

▼8月Breakthroughを選んだスタッフが、キタニタツヤのイチオシポイントを紹介!

https://note.recochoku.jp/n/nb488ff3a7173

 

 

▼キタニタツヤがセレクトしたプレイリスト「真夏の若人よ、ファンキーたれ! selected by キタニタツヤ」はこちらから

RecMusic:https://recmusic.jp/playlist/?id=6094

dヒッツ:https://selection.music.dmkt-sp.jp/program/10021455

  • キタニタツヤ

    キタニタツヤ

    1996年生まれ。2014年頃からネット上に楽曲を公開し始める。
    2017年、高い楽曲センスが買われ作家として楽曲提供をしながらソロ活動も行う。
    2018年にはバンド『sajou no hana』を結成。
    同年9月にはソロ作品「I DO(NOT)LOVE YOU.」を発表。同作はギター、ベース、プログラミングなど、マスタリング以外のすべての作業を一人で完結させた作品で、高い評価を得る。
    2019年2月Village VanguardとコラボしてグッズとワンコインCD「Sad Girl」を発売。同年、渋谷WWWでのワンマンライブを満員御礼の下に開催。同じく2019年9月にリリースされた1st mini AL「 Seven Girls‘ H(e)avens 」はタワレコメンにも選定されているほか、SPACE SHOWERが選ぶ、過去にはあいみょんやSuchmosも選出された注目新人”RETSUDEN NEW FORCE”にも選出。
    『ヨルシカ』のサポートメンバーとしても参加や、『sajou no hana』は、“とある科学の一方通行”などの有名アニメーションのタイアップ曲などをリリース、作家としても数々のアーティストに楽曲を提供も行う。