どの楽曲を聴いても竜馬四重奏の音になっているので、そこを楽しんで聴いていただけたらいいなと思います
──完成したアルバムを改めて聴かれて、どんなアルバムになったと思いますか?
仁:あらゆる曲風のものが入っていて、それぞれに各メンバーの個性がふんだんに入っていると思います。今回は一つのテーマに基づいて作っているので、今までのアルバムに比べて聴きやすいというか、明確なビジョンが見える作品になっていると思うんですね。どの楽曲を聴いても竜馬四重奏の音になっているので、そこを楽しんで聴いていただけたらいいなと思います。
――「HANABI」は墨田区観光協会のPR動画に起用されましたね。
竜馬:墨田区が海外にアピールする動画を製作するので、竜馬四重奏とコラボしたいというお話をいただいたんです。隅田川花火大会と世界に誇れる伝統工芸の職人さんたちを海外に紹介するという内容で、竜馬四重奏も伝統ある楽器を扱っているので、一緒に世界に出ていくのにぴったりだろうと。候補曲が何曲かある中で、墨田区と言えば花火大会もあり、テーマの一つということで楽曲が合ったのかなと思います。
竜馬四重奏「HANABI」 すみだ 千客万来〜Recommendations of Sumida spot〜
――「あんたがたどこさ」は熊本市のPR動画イメージソングになっていますね。
竜馬:熊本市には、シンボルの熊本城が地震で崩れたことにショックを受けていらっしゃる方も多いと聞いてます。今回の動画は熊本城の復興や街の活気を描いており、熊本は元気だから遊びに来てというメッセージが込められています。竜馬四重奏として、東日本大震災以来チャリティ演奏を続けているんですが、僕らの活動とリンクしたところではないかと思います。
竜馬四重奏「LOOK UP Kumamoto City , JAPAN 4K 熊本市 Full ver」
――昨年11月に9カ月ぶりの有観ライブを実施されましたが、いかがでしたか?
竜馬:キャパシティは少なくなりましたが、久しぶりのライブをやらせていただき、やっぱりライブって楽しいなと。それから、僕らを待っていてくださった方たちと時間を共有できることに改めて感謝しました。これからは、お客様を入れたライブはもちろん、今の時代にあった配信なども取り入れていきながら、多くの方に届けられるやり方を模索していきたいなと思いました。
──2月7日(日)には東京・江東区文化センターで「LIVE2021 〜YELL〜」が開催されますが、どんなライブになりそうでしょうか?
竜馬:今回のアルバムの楽曲が中心になると思いますが、新しい曲がたくさんあるので、いつもの僕たちの定番のライブスタイルから少し発展していくと思います。今まで聴いてくださっていた方も、初めて聴いてくださる方も、きっと感動し、盛り上がり、もしかしたら泣けるライブになるんじゃないかなと思います。
雅勝:あと、笑える、もね。
──いつも笑いありのライブをされているんですか?
雅勝:もう、バンバンですよ(笑)。
竜馬:僕らのいいところは仲の良いところで、楽屋でもみんなでくだらないことを言い合ってます。楽しんで音楽を作りたいなと思ってやっていますね(笑)。
仁:僕は鼓を打つだけじゃなくて、皆さんと気持ちを共有したり振り付けするような役割もあるので、新しい楽曲をどういうアプローチで盛り上げていこうかなと今から楽しみです。
雅勝:CDを出してのライブは久しぶりなんですよ。今回はアルバムを聴いてもらったうえでライブができるので、皆さんの反応が楽しみですね。精一杯演奏して、笑いを届けたいと思います(笑)。
翠:雅勝さんが言ったように、アルバムを聴いてからライブでアップデートする方もいるでしょうし、もしかしたらライブで初めて聴いて、後でアルバムを聴くという方もいらっしゃると思うんです。だから、ライブもCDもどちらもいいなと思わせられるようなライブを目指しています。
竜馬四重奏「HANABI」Music Video
──最後に、今年やっていきたいことや目標を教えてください。
翠:コロナ禍でなかなか出口が見えない中で、希望をもつということについて頑張らなきゃいけないなと強く感じました。このアルバムを通して、いろいろな人に勇気をもっていただけるように、前に進んでいただけるように自分の気持ちも高めていきたいと思います。
雅勝:僕は、どんな形であれ、音を届けていくことが大切なのかなと。本当は生で届けたいですが、できないのであれば配信であれ、何であれ、皆さんに音を届けていきたいなと思っています。
仁:楽しみに待っていてくださる方がいらっしゃいますので、その気持ちを裏切らないように最高のパフォーマンスを届けるということを続けていきたいです。それに尽きると思います。
竜馬:昨年、実は西日本ツアーをやる予定だったんです。中止が決まってから、2021年こそ西日本ツアーが開催できるよう願って、僕が住む東京からツアーの最後の予定地だった沖縄の国立劇場までの2,116キロを目標に、「願掛けウォーキング」と名付けて歩き続けたんです。最後は実際に沖縄まで行って、12月31日に無事ゴールできました。今年はアルバムを引っ提げて、西日本はもちろん、全国にお届けできるようなツアーが組めたらいいなと思っています。
文:大窪由香
▼ステイホーム中に勇気づけられた楽曲集 presented by 竜馬四重奏
個性の強いメンバーは、好きな音楽も全く違うので、様々なジャンルを楽しめると思います。コロナ禍で制作された四重奏の新曲は、心を奮い立たせる楽曲や、応援だったり、ウイルスに負けない想いが込められています!
プレイリストはこちらから
dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10022143
【リリース情報】
『connecting』
発売日: 2021年2月3日(水)
[収録楽曲】
1.connecting
2.Stand Up
3.HANABI(墨田区観光協会PR動画「すみだ千客万来」テーマソング)
4.雨
5.Sekai-Japan -connecting ver.-(テレビ朝日系ニュース番組「スーパーJチャンネル」テーマ曲)
6.あんたがたどこさ(熊本市PR動画イメージソング)
7.VIVA! NIPPON
8.ハナミズキ
9.情熱大陸
10.星・月・夜
■竜馬四重奏「LIVE2021〜YELL〜」江東区文化センター開催
「上記公演は、新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言及びイベント開催の指針に従い、感染拡大予防のガイドラインに基づいた感染防止対策を行い開催します」
[日時]2021年2月7日(日) 開場: 14:30 開演:15:00
[会場]江東区文化センター
https://www.kcf.or.jp/koto/access/
[チケット料金]全席指定: 6,000円(税込)
[チケット販売情報]
江東区文化センター: 03-3644-8111
Ro-Onチケット: 047-365-9960
チケットぴあ[Pコード 188-980]
ローソンチケット[Lコード 71827]
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=288309
e+(イープラス)
https://eplus.jp/sf/detail/3331970001-P0030001P021001?P1=0175
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竜馬四重奏
日本の伝統楽器である津軽三味線、篠笛、鼓、そして、西洋の伝統を受け継ぐヴァイオリンを融合させた和洋折衷の4人からなる古くて新しいバンド竜馬四重奏。メンバー全員が国内屈指の名プレイヤーであり、これまで様々なキャリアを経て「自身が愛する伝統楽器をより多くの人に聴いてもらいたい。外に向けて発信していきたい。」という強い想いと決意を持って、竜馬四重奏を結成。表現するのは、古典音楽をベースにしながら、ロック、ファンク、エレクトロなど現代的な音楽を取り入れた、新しい形のオリエンタルサウンド。その独自性がシーンやジャンルを超えて、2016年にポニーキャニオンよりメジャーデビューし、スペイン「日本スペイン交流400周年」3都市ツアー、タイ「JAPAN EXPO THAILAND」(テーマ曲も担当)、ブルネイ、NYなどで公演。2020年はコロナ感染対策から、「JAPAN EXPO MALAYSIA」、英ジャパン祭り、ブルガリア大使館主催イベントなどにオンラインで演奏参加するなど、国内外からのオファーが絶えず、世界各国にて多大な支持を獲得している。