天才民謡少女と言われた演歌好きな少女がアイドルを経て、演歌歌手としてデビュー!『第68回NHK紅白歌合戦』に初出場し、年々、注目を集めている丘みどり。新曲「明日へのメロディ」ではポップな楽曲に挑戦。3月16日(火)までレコチョクでダウンロードすると全員にデジタルプロマイドがあたる特典キャンペーンも実施している。そんな丘みどりに演歌歌手を目指したきっかけから練習方法、STAY HOMEの過ごし方、そして、新曲や三田村邦彦とのデュエット「あなたと、君と」のエピソード、ファンの方への想いなどを聞いた。ぜひ、最後まで読んでほしい。

 

 

今の時代だからこそ、この曲を届けたいなと思いました

 

 

――新曲「明日へのメロディ」は、丘みどりさんの印象がガラッと変わるような曲で驚きました。

 

ありがとうございます。私にとって、新しいチャレンジの1曲になりました。2020年に、次はどんな曲にしようかと思った時に、もっと幅広い世代の方に聴いてもらいたいというのが1つのテーマとしてあったので、今回はコモリタミノル先生に曲を書いていただきました。

 

――コモリタミノルさんの楽曲はポップなイメージがありますが、実際に上がってきた曲を聴いたときはどんな感想を持ちましたか?

 

まず、私がこの歌を歌えるのかなと不安になりました。ただの明るい曲でもない、バラードでもない、不思議な感覚になる1曲だったので、どんな歌詞がついてくるのかもすごく楽しみだったんです。実際に歌詞を頂いたときは、思っていた歌詞よりもずいぶんと深く潜っている印象を持ちました。作詞の先生曰く、さらに深く潜っていたらしいのですが、曲とのバランスを考え、今の歌詞になったらしいんです。

 

――どんなメッセージを受け取りましたか?

 

昨年、コロナウイルスの脅威で生活がガラッと変わってしまいましたよね。それからは、何が正解かわからないし、でもなんとも言えない気持ちの中で暮らしている方が多いと思うんです。だからこそ、“自分にだけは負けちゃいけない”というテーマで書いたとおっしゃられていたのを聞いて、すごく共感したんです。今の時代だからこそ、この曲を届けたいなと思いました。

 

――歌入れにも力が入ったのではないでしょうか。

 

そうですね。新しい挑戦でもあったからこそ、この曲は先生に教えてもらったことをきちんと表現するということを第一に考えて歌いました。

 

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3月17日(水)リリース「明日へのメロディ」のジャケット写真

 

――どんなことをアドバイスされたのでしょうか。

 

今回のレコーディングでは、「マイクにやりきれない気持ちをぶつけてくれ」と言われたんです。最初はそれがすごく難しくて戸惑ったんですが、なんとかその日にレコーディングを終えたんです。でも、先生からのリクエストで、また別の日に録りなおしたんです。

 

――さらに突き詰めたんですね。

 

はい。1日目のレコーディングの最後の方に、ようやく感情が爆発してきたらしく、これは2日目にやったらもっといいんじゃないかというので、1週間あけて、また別の日に歌入れをさせてもらったんです。その1週間に、よりこの曲の世界観を掴むことができたので、録りなおすことができてよかったです。より内側にある想いを引き出せた気がします。

 

――となると、今までの歌い方とは変化があったんですね。

 

ありました。これまでこぶしが全く入らない曲を歌っていなかったんです。でもこの曲はこぶしやテクニックよりも想いを伝えてほしいから、音を外してもいいから、もっと思いっきり歌ってと言っていただいたんです。そういったアドバイスは初めてだったので、すごく新鮮でした。

 

――カップリングの「雨のなごり坂」は、どのような曲になりましたか?

 

この曲は最初に聴いたときにすごく耳に残ったんです。「明日へのメロディ」と違って、この曲はせつないながらも、2番の歌詞に格子戸がでてきたりと、わりと和の世界もみえているので、着物を着て歌いたいなと思いました。

 

――「あなたと、君と」は、三田村邦彦さんとのデュエットとなりますね。

 

いつか、自分のオリジナル曲でデュエットをしてみたいと思ったので、三田村さんからデュエットがしたいとリクエストを頂けたこともあり、実現できてすごく嬉しかったです。歌っていても、聴いていても、すごく幸せになれる曲なんですよ。

 

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三田村邦彦さんとのデュエット曲「あなたと、君と」のジャケット写真

 

――三田村さんと歌ってみていかがでしたか?

 

テレビなどで、カバー曲をデュエットさせていただくこともあるんですが、相性ってすごく必要で、合う人はすごく合うし、合わない人はまったく合わないんです(笑)。でも、三田村さんは第一声から声が合うことを実感したので、歌っていてすごく心地よかったです。

 

――“合う”とはどの辺のことなのでしょうか。

 

声質や、息などですね。すでにテレビでもこの曲を収録させていただいたんですが、相手方がいる喜びだったり、照れなどもあるんですが、三田村さんは何度もお会いしているので、親戚のような感覚になれるんです。すごく優しくて温かい方なので、安心してついていこうと思いながら歌っています。

 

――さて、このシングルは、レコチョクでDLするとデジタルブロマイドがDLできるという特典がありますね。

 

毎回特典を何にするのかすごく考えるんですが、今回は写真をキレイな画質で楽しんでもらいたいと思い、実現しました。黒と赤の2種類は、光と影をイメージしているんです。希望を赤で、絶望を黒で表現したMVと繋がっているので、その世界観を楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

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――MVはどのような仕上がりになりましたか?

 

これまでの撮影とは全く違う手法で撮影したので、新しい一面が観てもらえると思います。ほぼロケで撮影をしたんですが、1度観ただけではどんな物語かというのを理解できないような作品になっているんです。ちょっと意味深なシーンも散りばめられているのでじっくり見てもらいたいですね。謎の建物の階段をダッシュするシーンがあるんです。それは、絶望も抱えながら前に進むということを表現するために、私が撮ってほしいとお願いしたシーンなんですが、実は16本も走ったんですよ!

 

 

「明日へのメロディ」MV Short Ver

 

 

――すごい…!

 

朝一番にその撮影だったんですが、「あれ、これは夜までもたないぞ」という不安がよぎりました(笑)。でもお願いした立場上、「もうやめましょう」とは言えなくて(笑)。

 

――あはは。その苦労も感じながら見てもらいたいですね。今回は、演歌ファンだけでなく、より多くの人に聴いてもらえるような曲になりましたね。

 

そうだと嬉しいですね。いままで演歌が大好きで、応援してくださっている方も丘みどりの新しい一面を見ていただいて、「こういった曲も歌うんだ」ということを知っていただきたいなと思っています。

 

 

 

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