2021年よりソロ活動を開始、4週連続配信リリースやさまざまなアーティストとのコラボ、そしてライブなど、精力的な活動を行っているアーティスト・未来。
2022年6月に控える自身の誕生日に新曲をリリース予定で、リリースをさらに盛り上げるべく、限定プロジェクトも開始した（https://wizy.jp/project/619/）。そこで今回、今後リリースされる楽曲への想いを中心としたインタビューを行い、彼女が今考えていることや活動を通して感じていることなどを聞いた。プライベートな一面も含め、未来の今を知ることができるインタビュー、是非最後まで読んでほしい。
私の世界観にずっとついてきていただけるように、私がみなさんの手を引っ張って、みなさんの足元を照らしていきたいと思っています
──2021年は6月にシングル「マーガレット」をリリースして以降、8月に4週連続配信シングル、10月にも配信シングルと、精力的に楽曲をリリースされましたが、改めて振り返ってみてどんな一年でしたか？
リリースもそうですが、ライブもたくさんやらせていただいた一年でした。8月から10月まで3カ月連続でワンマンライブをやって、その時に歌う自分の曲が1曲でも増えたらいいな、という思いで新曲を出していたんです。8月に4週連続で夏の曲を出したから、今は冬なのに、めっちゃ夏の曲を歌っています（笑）。
──他の季節の曲も増やしていきたいですね（笑）。特に印象に残っていることはありますか？
ファンの方達に支えられた一年だったなと思います。グループ（THE HOOPERS、ael）活動からソロになって、自分のヴィジュアルや楽曲がガラッと変わった一年でもあったんですね。それでも応援を続けてくださるということは、ちゃんと心を見てくれていたり、歌を聴いてくれていたんだなと思って、より一層ファンの方を大切にしたいという想いが強くなりました。
──ソロ活動の中で見えてきた目標はありますか？
もともと、目標は大きく持っているタイプなんです。グループが代々木公園の路上ライブから始まったので、いつか代々木に、代々木体育館に帰ってこようっていう目標をグループの頃から持っていたんですけど、ソロになった今でもその夢を叶えたいという想いをずっと抱いていますし、一生のうちに一度は行きたい、叶えたいって思っています。
──その目標を叶えるために、何をする必要があると思いますか？
自分の世界観というものをもっと確立していきたいなと思っています。私は貪欲だから、歌いたい曲もいっぱいあるし、いろんなジャンルに手を出したいっていう気持ちもすごくあるんですよ。でもやっぱり、イントロを聴いただけでも“これが未来節だよな”とか“めっちゃ未来っぽいね”って言われるような、自分だけの世界観をちゃんと確立していくことは、すごく大事なことかなと思っています。
──未来さんご自身は、どんな感じの歌を歌いたいと思っていらっしゃいますか？
今まではかわいい楽曲だったり、ちょっとメルヘンな歌詞だったり、とにかく“かわいいもの”にこだわってやっていたんですけど、去年「ヴァイナル・ミュージック〜歌謡曲2.0〜」っていう、昔の歌謡曲を中心に流すラジオ番組のパーソナリティをやらせていただいたり、「これくしょんヴァイナル」というアナログレコードの作品にも参加させていただいたりしたんです。もともと歌謡曲が好きだったというのもあるんですけど、自分の好きな世界観と歌謡曲のテイストを組み合わせたりしたら、ますます大好きで溢れちゃうんじゃないかなと今は考えています。自分の声質とか歌の奥行きとか、ぴったりはまるものがあるんじゃないかと今まさに試行錯誤していて、今年はそれを形にできるんじゃないかなと思っています。
──今は6月のバースデータイミングにリリースするシングルの制作中だそうですが、どれくらい進んでいますか？
今はコンセプトを固めるというところでいろいろと話し合いをしていて、まだ楽曲もあがってきていない状態なんです。だけどさっき言ったような、80年代の世代の方が聴いたら懐かしいと思ってもらえるような、でも若い子が聴いたら新しいと思ってもらえるような、そういう“懐かしさの漂う新しい曲”みたいなものが作れたらいいなと思っています。
──それは完成が楽しみですね。そのシングルを軸にしたプロジェクトがWIZYでスタートしました。昨年リリースした「マーガレット」の時にもWIZYでさまざまなプランを作っていただいたのですが、やってみていかがでしたか？
いい意味でもっと貪欲になってもいいのかなっていう自信がつきました（笑）。それまでは、性格的にちょっと控えめなところがあって、“できる限りで大丈夫だよ”みたいなことを言いがちだったんですけど、“いや、夢は大きく描こうよ。できるだけ支えるから”みたいな感じで、前向きに支援してくださる方がとても多くて、私が引っ張ってもらっているような感覚がすごくありました。だから、今回のプランはちょっと欲張りプランが多いかもしれないです（笑）。
──どんな欲張りプランを用意してくださいましたか？
今回のプランを考える時に「前回のWIZYをやった時に組み込んでみたかったプランはありますか？」と聞かれたので、「カラオケパーティーみたいなことがしたいです」と答えたんです。今回もやるんだったら、叶えられる範囲でちょっと言ってみようと思って。そしたら実現しました（笑）。ただ、今の状況だとやはり人数制限が必要なので、66人限定になります。
──どうして66人なんですか？
私の誕生日が平成6年6月6日で、ずっと6にこだわって生きてきたんですよ。ラッキーナンバーも6なので、66名限定にしました。みんなでカラオケに遊びに来た、みたいな感じで、みんなで楽しめるプランになったらいいなと思ってます。みんなで乾杯してお酒が飲みたい（笑）。このプランはぜひ参加してほしい、私のイチオシプランです。
──そのプランにも入っている「バブリーフォトブック」とは、どんなフォトブックになりそうですか？
歌謡曲が流行っていた80年代から90年台初頭ぐらいにタイムスリップしたような、ちょっとレトロだなと思ってもらえるようなフォトブックが作れたらいいなと思っています。バブル時代ぐらいのイメージですね。
最近流行ってますよね、レトロな喫茶店とか、メロンソーダとか。西武園ゆうえんちがリニューアルして、昭和レトロな感じになっているらしくて、そんなところで撮影できたら楽しそうだなと思っています。
──ミュージックビデオ出演権というのも、レアな体験ができそうですね。MVのイメージはできていますか？
まだ曲が出来上がっていない状態ではありますが、昭和歌謡チックなものを出したいと思っているので、歌謡ショーみたいな感じにしたいなと思っているんです。グループの時にもライブハウスでライブをしているMVを撮ったことがあって、その時にエキストラをファンの方から募集したんですよ。ファンのみなさんと一体になって作品を作るっていう感覚がすごくいいなと思ったので、今回提案させていただきました。
──“2人で〇〇”シリーズも楽しそうですね。ショッピングや水族館、居酒屋でサシ飲みなどがプランになっています。
前回は“2人きりでカフェでランチ”するプランを作っていて、このご時世でもあるし、買ってくださる方がいたら嬉しいな、くらいの気持ちだったんですけど、「私もこれに参加したかった」という声をいくつかいただいて。それで今回は、私がやりたいことを入れさせていただきました。特に、一緒にお酒を飲みたい（笑）。
──あと、気になるのは“君だけのワンマンLIVE”です。購入した方が演出やセットリストも決めていいという。
そうですよ、リクエストしていただいて。私の曲じゃなくても、歌ったことのない曲もリクエストがあれば覚えて歌います。
──ここからは少しプライベートなお話も伺いたいと思います。WIZYプランのお話の中でも、ちょこちょこお酒というワードが出てきていましたが（笑）、未来さんのビール偏差値が高いと伺ったのですが、今一番好きなビール、美味しいと思っているビールはありますか？
たぶんみなさん飲んでいると思うんですけど、マルエフ（アサヒ生ビールの通称）が一番美味しいです。お店に入って「とりあえず生で」って注文して、出てきたものを飲むじゃないですか。それがどこのメーカーのビールなのか、当てられるようになりました。ビール偏差値はかなり上がったと思っています。あと、最近は日本酒もたしなむようになりました。
──お気に入りのおつまみはありますか？
だいたいお刺身ばっかり食べています。最近ファンの方に教えていただいてよく作っているのが、塩マグロ。本マグロにお塩を塗りたくって20分ぐらい放置すると水が出てくるから、それを洗い流して、ただ角切りにするだけなんです。それがお酒に合うんですよ。一生食べて飲んじゃいます（笑）。
──お刺身ならヘルシーだし、罪悪感もなさそうですね。
そうなんですよ、ヘルシーだと思い込んでいます（笑）。でも、飲みすぎると次の日身体が痛くなります。筋肉痛みたいになっちゃう（笑）。
──どれだけ飲んでるんですか（笑）。健康に気をつけてやっていることはありますか？
ときどき、母と一緒にジムに行きます。母は毎日行ってるんですけど、気が向いた時にそれについて行って。めっちゃ汗を流して、また飲む。マイナスにした分、プラスにしてます（笑）。
──体にいいのか悪いのか…ですね（笑）。では、最近はどんな音楽を聴いていますか？
今日ここに来る時はずっと、中森明菜さんのベストアルバムを聴いていました。やっぱり昭和歌謡を聴いていることが多いかもしれないです。
──昭和歌謡のどういうところに惹かれますか？
ありのままの言葉で歌っている感じがします。素直な気持ちがメロディにも歌詞にも表れていて、すごく素直に入ってくるんです。最近の音楽は私にはなんだか難しくて、歌うのも難しいし、歌詞を理解するのも難しくて。比喩表現も多かったりして、これは結局ハッピーエンドなのかそうじゃないのか分からなかったりして。でも、歌謡曲は届けたいこと、伝えたいことを、まっすぐにわかりやすく伝えていて分かりやすいですよね。単純に「君のことが好きだよ」とか。そんなふうに、まっすぐに入ってくるところに惹かれます。昭和歌謡はカバーしたい曲がたくさんあるので、渋い男性の曲を軽やかに歌ってみたりだとか、いろんな表現をしながら歌っていきたいなと思っています。
──他にもチャレンジしてみたいことはありますか？
私はゲームがすごく好きで、携帯のアプリでもゲームをやっているんですけど、そういうゲームの主題歌がやれたらいいなと思っています。
──ちなみに、どんなゲームをしているんですか？
謎解きゲームばっかりやっています。脱出ゲームとか。「誰ソ彼ホテル」っていうゲームアプリがあって、それが大正ロマンみたいな世界観ですごくかわいいんですけど、その中に歌姫が出てくるんですよ。その歌姫の声優さんが、ジャジーな曲調のテーマソングを歌い上げるんですけど、それにすごく憧れたので、そういうこともやってみたいですね。
──ありがとうございました。最後に、応援してくださるみなさんにメッセージをお願い致します。
いろんなものに手を出したりしてしまうと、みなさんもどこを応援したらいいのかなって、分からなくなってしまうかなと思っているので、私の世界観にずっとついてきていただけるように、私がみなさんの手を引っ張って、みなさんの足元を照らしていきたいと思っています。夢も目標も立てながら頑張っていくので、ぜひ、これからも応援していただけると嬉しいです。
文：大窪由香
写真：平野哲郎
▼未来 新曲制作プロジェクト【WIZY限定】
2022年4月7日（木）21:00まで。
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未来
2014年、大手音楽事務所によるボーカルオーディションで専門学校在学中に約5000人の中から選出。THE HOOPERSのグループの顔としてメインボーカル及びセンターで活躍を開始。活動中はメンバー唯一ソロミュージシャンでの活動を開始し大都市圏でのライブも成功。幼いころよりの夢であったシンガーとしての活動を目指し、2019年にアイドルグループを卒業。その後はコロナ禍でもあったためボーカリストとしての実力を高めるための勉強を積みつつ、 YouTube及びオンラインでのライブ活動をメインにソロプロジェクトを始動。 現在では人気ユーチューバーのコバソロ氏とのコラボ企画、コバソロ×未来などにより、 YouTubeでの総再生回数は5000万回に及んだ。
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