タイ出身のシンガー・MindaRyn(マイダリン)。日本のアニソンカバーで有名になり、現在、YouTube チャンネル登録者数は94万人超えと注目を集めている。日本語の上手さもさることながら、本家に負けない歌声でアニソンの魅力を発信している彼女が4月14日(水)にデジタルシングル第三弾として「love my friends」をリリースする。そこで彼女にインタビューをさせてもらい、楽曲に込めた想いについてはもちろん、アニソン好きになったきっかけ、好きなアニメ、彼女の意外な一面についてなど、幅広く話を聞いた。アニソン好きの彼女がPUSHするアニソンをセレクトしたプレイリストも公開。是非、インタビューや彼女の楽曲と合わせてチェックしてほしい。

 

 

もっと歌で気持ちを伝えられるようなアニソンアーティストになって、みんなにパワーを届けられるよう頑張ります

 

 

ーーMindaRynさんは日本語がお上手ですね!日本語を勉強されてからどれぐらい経つんですか?

 

全然まだまだです!日本語はアニメを観ながら自分で練習していたんですけど、日本語の先生をつけて勉強するようになったのは3年ぐらい前からですね。そんなに上手じゃないので、まだまだ頑張ります!

 

ーータイでお生まれになったということですが、日本のアニソンに触れるきっかけはなんでしたか?

 

私のお父さんがJ-Rockが大好きで、X-JAPANの大ファンだったんです。それで小さい頃から日本の音楽が家で流れていて、それで日本を知りました。そのうち、タイでも放送されていた日本のアニメを見るようになって。、テレビの前でオープニングテーマを大きな声で歌うようになったんです。そこからアニソンが好きになっていきました。お母さんが「うるさい!」って言っても気にしなかったです(笑)。

 

ーーちなみに、その当時はどんなアニメを観ていましたか?

 

小さい頃は『ちびまる子ちゃん』とか『とっとこハム太郎』を観ていました。それから好きになったアニメは『デジモンアドベンチャー』でした。タイではとても人気で、オープニングの「Butter-Fly」はタイ語バージョンもあって、タイのみんなはタイ語でも歌いますね。ちなみにですけど、去年の7月にタイでも公開された映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』で、私もタイ語の吹き替え声優として八神ヒカリちゃん役で参加させて頂きました!とてもうれしかったです!

 

ーーさて、そんなMindaRynさんがアニソンシンガーを目指すきっかけになったのは?

 

アニソン歌手になりたいという気持ちになったのはYouTubeチャンネルを作ったあとですね。最初にYouTubeをやり始めたときは気持ちもまだそこまで真剣ではなかったんですが、好きなものを誰かとシェアして、同じ趣味の人たちが見つけてくれて応援してくれる様になったので、もっと本気でやっていきたいと思い、アニソン歌手になりたいなっていう気持ちが出てきました。

 

ーーYouTubeチャンネルではピアノの弾き語りも披露されていますが、ピアノも昔からやっているんですか?

 

お母さんがクラシックミュージックが大好きだった影響もあって、小さい頃ピアノを習っていました。でも、クラシックは音楽理論や楽譜の見方も勉強しなくちゃいけないし、あまり好きじゃなかった(笑)。なので、ピアノ教室に行くと、毎回自分の好きなアニメの曲の楽譜を持っていって、「先生、今日はこの曲を教えてくれませんか?」って言ってたんです。でも最近は音楽理論や楽譜を読むことも、ピアノの弾き語りをするためには必要だと思って、きちんと勉強するようになりました。

 

ーーそんなMindaRynさんのYouTubeチャンネルではさまざまなアニソンのカバーを披露されていますが、現在は94万人を超える登録者数となっていますね。

 

みんなから「おめでとうございます!」って言ってもらいますし、お父さん、お母さんは「みんな、この子は自分の娘ですよ!」って自慢してくれます(笑)。お父さんは普段クールであまり私も褒めることはしないんですけど、「よく頑張ったな」って言われてうれしかったです。そして、いろんなチャンスをこのYouTubeをきっかけにもらうようになって、いろんな国のイベントにも呼ばれて。こうしてアニソン歌手になるきっかけをもらったのもYouTubeですし、YouTubeでいろんな繋がりができました。

 

ーーMindaRynさんのYouTubeチャンネルにはさまざまな国からのコメントが投稿されていますね。どんな国からのリアクションが多いですか?

 

やっぱりいちばん多いのはタイですが、それが半分ぐらい。あとはいろんな世界の国からで、コメントには英語も日本語もあって、ほかにもロシアやアラビア語とか知らない言葉も多くて…。そういうときはGoogle翻訳を使って読んでいます(笑)。いろんな国のアニメ好きな人のコメントを読むことができて、心が熱くなります。「友達がいっぱい!」っていう感じ!

 

ーーそうしたYouTubeでの活動をきっかけに、昨年、日本でアニソンシンガーとしての活動を始めることになりました。最初に日本からのオファーをもらったときのお気持ちは?

 

とってもうれしかったです。アニソン歌手になることは私の夢だったので、「えっ、本当?これは嘘じゃないですか?」という気持ちがあって。でも、それが本当だとわかった時はうれしかったし、同時にとても緊張しました。そんなに簡単な夢じゃないけど、アニソンは私にとってとても大切な存在なので、これからももっと頑張りたいなって思います。

 

ーーアニソンシンガーとしてデビューして、ご自身の気持ちも変わりましたか?

 

そうですね…。生活も気持ちも全部変わりました。今までYouTubeでは他の人の曲をカバーしていましたが、今は自分のオリジナル曲があります。そして、ひとりのアーティストとして活動していくために、自分にとても厳しくなりました。もっといいアニソン歌手になりたいので、歌や楽器、パフォーマンスも練習して、トレーニングも始めました。今までは運動するのは絶対イヤだったんだけど(笑)、がんばります!(笑)。

 

ーーアニソンシンガーの第一歩として、2020年11月にTVアニメ「神達に拾われた男」のエンディングテーマ「BLUE ROSE knows」でデビューを果たしました。初めてアニメで自分の歌が流れたときのお気持ちは?

 

泣きました!とっても感動して鳥肌が立ちましたし、とてもうれしかったです。アニメーションになるってわかっていたけど、観た時は我慢できなかったですね。

 

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「kiss my check」ジャケット写真

 

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「Be the one」ジャケット写真

 

ーーアニメの楽曲のほかに、現在は配信でもオリジナル楽曲をリリースしていますね。第3弾となる新曲「love my friends」をリリースされましたが、こちらはどんな曲になっていますか?

 

この曲と現在配信中の「kiss my check」「Be the one」は以前からライブハウスでパフォーマンスしていて、「BLUE ROSE knows」より前に作った曲です。「love my friends」は、「私はあなたの友達になりたい」っていうメッセージを込められています。日本が好きで、日本で歌をうたう私を受け入れてほしい、という私の今の気持ちが込められています。この曲はいつもライブの最後に歌う曲で、「みなさん、私はタイから来ましたよ!友達になりましょう!」っていうメッセージの曲になっています。

 

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4月14日(水)にリリースしたデジタルシングル「love my friends」のジャケット写真

 

ーー明るいロックサウンドがそういったメッセージにぴったりの曲ですね。

 

そうそうそう、ポジティブなエネルギーを届けたいので。

 

ーー日本語の歌詞も見ると、以前に作った曲ではありますが、友達とも気軽に会えないこの時代に合ったメッセージにも受け取れると思いました。

 

おぉ~ありがとうございます! MVでも私が弓を引くポーズをやっているんですけど、私はタイにいて、今は日本に行けないじゃないですか。なので、この曲を聴いて、この気持ちを矢にして届けたいという気持ちがありました。

 

ーーMVではMindaRynさんがアニメーションになった映像となっていますね。

 

アニメーションでロトスコープという技術を使って、まず私がタイで歌っている動画を撮って、それをもとにアニメーションが作られています。ロトスコープというテクニックを今回初めて知りましたけど、「あっ、私の顔がアニメになるんだ、おぉ~」ってなりました(笑)。すごくかわいいし、口の動きもスムーズでワオ!って。

 

 

MindaRyn – love my friends | Music Video

 

 

 

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